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2009年12月11日 (金)

アルフレッド・ブレンデル

2008年12月でコンサート活動から引退したブレンデルだが、
その12月14日のハノーヴァーでの最後のリサイタルと
4日後の18日のウィーンフィルとの共演による最後の協奏曲、
これらの録音がCDになって発売された。
収録の順とは違っているが、時間に沿って
まずはハノーヴァーでのリサイタルから聞きはじめた。
ハイドンのアンダンテと変奏曲 ヘ短調
モーツァルトのピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533/494
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 変ホ長調 作品27-1
シューベルトのピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960
まさにブレンデルの最も得意とする作品が並べられている。
自然体である。肩の力が抜けて、柔らかい表情は魅力であり、
そしてピアノの音が美しく…何て素晴らしいのだろう。
この演奏を聞くと…ブレンデルの引退はただただ惜しくて、
残念に思われるけれど、最高の輝きで締めくくるという…
ブレンデルという人は、私にはいつまでも特別な存在だ。
この日のアンコールは、ベートーヴェンのバガテル 作品33-4、
シューベルトの即興曲 変ト長調 D.899-3、そして最後は
バッハ=ブゾーニのコラール前奏曲「来たれ異教徒の救い主よ」

舞台はウィーン楽友協会に移って、
12月18日のウィーンフィルの演奏会に出演した
モーツァルトのピアノ協奏曲 変ホ長調 K.271 「ジュノム」
指揮はチャールズ・マッケラスである。
第1楽章は控えめな印象に弱音を柔らかく聞かせるが、
第2楽章へ進むと…これが美しい!深い響きに感動する。
この心に響いてくる音楽は…偉大な演奏である。
第3楽章は再び柔らかい表情で…実に草書体だ。
昔のブレンデルはきっちり楷書だったのだが、
この数年は本当にリラックスした表現で心にしみる。
ORFの放送音源を用いているので…いかにもライブらしい…
録音は完璧とはいえないのだが、しかし会場の空気を感じる
この臨場感は積極的に味合わなければ!貴重な記録である。

DECCA 478 2116

「アルフレッド・ブレンデル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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