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2009年12月 5日 (土)

黒門亭で朝太・一九・小満ん

今日は小満ん師匠の「中村仲蔵」を聞きに黒門亭へ。
第1部が一九師匠で第2部が小満ん師匠という親子会でもある。
そしてもうひとりのお目当てが朝太さん。大好きなのです。
念には念を入れて、早めに出た。今日はバッチリで順調に到着!
寒いし、天気も下り坂で客の入りはいまいちだった。
でも今日の黒門亭は結果的にすごくいい内容となって大満足!


第1部
古今亭きょう介:子ほめ
古今亭朝太:粗忽の釘
林家錦平:錦の袈裟
五明楼玉の輔:小間物屋政談
柳家一九:浜野矩随


開場前に何となく不慣れな前座さんが登場で
そうしたらまだ新しい前座さんのきょう介さんだった。
志ん橋師匠の三番目のお弟子さんで志ん坊さんの弟弟子。
早速でもう出会えちゃって、うれしい。応援しますよ!
まだあまりにも初々しい印象で…でも声もよく出ているし、
だんだん慣れて…乗ってくるような感じで
ときどき志ん橋師匠の口調も聞こえてくるし、期待します!
そして朝太さん登場。出てきてくれるだけで空気が和らぐ!
マクラで…テレビ出演されるそうです。健康番組。楽しみ。

⇒ 2010年1月24日(日) AM 7:00-7:30 TBS「カラダのキモチ」
今日の噺は「粗忽の釘」。朝太さんで聞くのは二回目。
これが面白くって面白くって…やっぱり朝太さんはいいなあ~
錦平師匠が「錦の袈裟」。前回は「ねずみ」を聞いたのだけど
今回もきっちりと古典を本格的に聞かせてくださる。
仲入り後に玉の輔さん。聞いたことのない噺だ。
「小間物屋政談」という演目だけ知っていたが、聞けた!
玉の輔さんは独特の雰囲気に力が抜けてきているのだけど…
今日はちょっと集中できなかったのかな…
下りていくときに「間違えちゃった!」って大きな声で
それもまた愛嬌で人から好かれるキャラではあると思うけど。
第1部のトリは一九師匠の「浜野矩随」。感動した!
すごくよかった。じっくり聞いた。言葉が心に染みる。
「浜野矩随」って、矩随さんの母親が自害してしまうので
なんか後味悪い…素晴らしい人情噺ではあるのだけど…
どうも聞き方がわからない…という思いが強かったのだが、
一九師匠で聞いたら、今日は少しわかった気がする…という。
「浜野矩随」はいいなあ…って、心から思えたので
それは一九師匠に感謝の気持ちでいっぱいで…よかった!

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第2部
林家扇:道具屋
柳家喬の字:千早ふる
橘家圓十郎:茶の湯
柳家小満ん:中村仲蔵


第2部の前座さんは扇さん。聞くのは二回目?
きょう介さんの教育係も兼ねていたみたいで
しっかりおねえさんという…落ち着いてきたのかな?
喬の字さんは「千早ふる」で今日は鳴り物入り。
よく勉強して…いろんなことに挑戦しているのが伝わってきて
二ツ目になって…今年一年でたくさんのことを吸収したのだろうという。
圓十郎さんははじめて聞く。噂には聞いていたけれどデッカイ!
でも「茶の湯」の定吉がかわいらしくて…私は「茶の湯」が大好きなのである。
そして今日のトリは、いよいよ小満ん師匠の「中村仲蔵」だ。
私は小満ん師匠が大好きなので…とにかくすべてに感動しちゃったのだが
前半は「千両役者」の由来から江戸の芝居の歴史をしっかり解説して下さり、
そして中村仲蔵が名代の役者に出世していくまでの歩みも丁寧に
もちろん「仮名手本忠臣蔵」のストーリーも含めて、
芝居の仕組みや実際の上演の様子、様々な情景が刷り込まれていく。
そして夕立にあって、そば屋での…仲蔵が「定九郎」の新解釈を生み出す場面、
幕が上がって、初日の忠臣蔵五段目の様子。夢中になって…引き込まれた。
以前から「中村仲蔵」って、渋くって好きな噺ではあったのだが、
こんなに感動して、胸がいっぱいになるとは…
小満ん師匠には本当にますます私は惚れこんでしまった。
終演後、いつものように小満ん師匠がお見送りで明るく挨拶できた。
今年は何席も素晴らしい噺をありがとうございました。
そして来年またお会いできるのを楽しみにしています。


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コメント

黒門亭…昨日は寒くてお客さんの入りはそれほどでもなかったのかしら?
でもとてもいい会だったみたいですね。たけおさんの満足度がこちらにもよく伝わってきます。
今年も残り少なくなってきました。
まさに師走ですね〜。

投稿: れもん | 2009年12月 6日 (日) 11:19

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