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2010年2月 5日 (金)

ホロヴィッツ ベルリン・コンサート

晩年のホロヴィッツによるベルリンでのリサイタル。
1986年5月18日にベルリンのフィルハーモニーでのライブ録音。
スカルラッティのソナタにはじまり、シューマンのクライスレリアーナ、
リストのウィーンの夜会(シューベルトのワルツ・カプリスによる)、
ラフマニノフの前奏曲、スクリャービンの練習曲、
リストの巡礼の年第2年「イタリア」からペトラルカのソネット第104番、
ショパンのマズルカ、そして英雄ポロネーズというプログラム。
アンコールは「トロイメライ」、リストの忘れられたワルツ第2番、
そしてモシュコフスキーの「花火」というホロヴィッツが好んだ作品ばかり!
素晴らしい!感動的だ。ライブならではの独特の空気に興奮する。
私はホロヴィッツのクライスレリアーナが大好きで
それは1969年のも1985年のも…どちらもお気に入りなのだが、
特に晩年の演奏では、情熱の爆発と狂気迫る緊迫感、
その壮絶さには圧倒され、ここでの演奏でも同じ体験ができるのである。
体も小さいし、高齢のホロヴィッツなのに…どうしたらこんなパワーが!
ラフマニノフとスクリャービンのリラックスした響きも独特だし、
一方で英雄ポロネーズの若々しい力のみなぎった迫力にふれても
後半に向かって、ホロヴィッツの演奏が高揚してくるのが伝わってくる。
いつものことではあるが、アンコールの小品集も絶品で
特に私はリストの忘れられたワルツに夢中になってしまった。
モシュコフスキーの「花火」では、会場は異常な興奮状態で
でもそれはわかるわかる!という…これは偉大な記録だ。

SONY 88697527082

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