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2010年2月 2日 (火)

ロシア・ナショナル管弦楽団

昨年7月のロシア・ナショナル管弦楽団の来日公演。
ミハイル・プレトニョフの指揮でベートーヴェン・プログラムである。
交響曲第7番と第5番でアンコールにはバッハを演奏。
管弦楽組曲第3番からアリアをレオポルド・ストコフスキーの編曲で。
2009年7月9日にサントリーホールで収録されたものを
BShiで録画して映像付きで聞いている。
プレトニョフの指揮は「変なベートーヴェン」として知られているが
既成概念にとらわれない…独自の解釈を創り上げているからであり、
しかし少々スコア無視のところも見受けられるのが賛否両論なのだけど
ディテールをクローズアップしないといられないのはピアニスト的な方向性で
全体としては嫌いでないけれど…特徴的に作りこまれているところで
それがあまり面白く感じられないのに不満が残る。
プレトニョフはピアノを弾いているときも爽快感が漂うが
オーケストラから引き出す響きも軽く…薄っぺらいのである。
明るい音色で輝きの躍動感は魅力だが、心地よさもあるけれど
ドイツの深い底から響いてくる精神の音楽とは全く異質なものだ。
ピアニストとしてのプレトニョフは、私は好きなのだけど…
指揮者としては…かなりの物足りなさを感じるのは事実で…
この手のベートーヴェンは繰り返し聞きたいとは思わない。
表面的なもので終わっているので…もっと踏み込んでもらわないと。

DVDR154

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