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2010年3月25日 (木)

バイロイト音楽祭2008

今日は2008年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(第3幕)。
7月27日にバイロイト祝祭劇場で収録された映像で
今月はじめにBShiで放送されたものである。
指揮はセバスティアン・ヴァイグレ、演出はカタリーナ・ワーグナー。
前半はザックスのフランツ・ハヴラタに釘づけである。
最初は第2幕までの延長なのだが、これまでの自分を悔い改め、
黒いシャツから新しい白いYシャツに着替えると
ザックスは生まれ変わっているという演出である。
そしてワルターもザックスに習って詩を完成させ、
第3場へ進むと今度はベックメッサーがまるでワルターの衣装であり、
完全に壊れてしまっている姿は狂気の沙汰なのだが、
ここでもミヒャエル・フォレが最高で夢中になってしまう。
第4場で再登場のワルターはきちっと決めて、見違えるよう。
ここまで変わっちゃうの!というクラウス・フロリアン・フォークト。
家族が増えるという感動的な五重唱まではよかったのだが、
その後の第5場への間奏が…ここがちょっと…意味不明。
ワーグナーも含めたドイツの聖人たちの被り物をした男たちが踊り、
カタリーナ・ワーグナーはちょっと話題作りに走った印象?蛇足。
そして歌合戦の第5場。よく考えられているし、面白いのだけど
カタリーナ・ワーグナーはぶっ壊しにかかっているな…という
最後のここでブーイングをくらって、演出家は悪役に!
しかし全三幕を振り返って、非常に楽しませてもらったのだが、
私は新しい演出に寛容すぎるのだろうか…
保守的に前進のないものの方が抵抗を感じるのだけど。
ザックスが神聖なるドイツの芸術を称えると
ベックメッサーがおびえた表情で逃げていくシーンは印象的だった。
この2008年でフランツ・ハヴラタとミヒャエル・フォレは
バイロイトを去っているのだが、この映像を残してくれたことはうれしい。
特にミヒャエル・フォレのベックメッサーが、私はたまらなく好き。

DVDR161/162/163

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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