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2010年3月18日 (木)

第97回 柳家小満んの会

夜は関内ホールへ「横浜 柳家小満んの会」に出掛けた。
ちょうどいま大相撲の春場所が行われているけれど
今日の演目を見て…「長者番付」で番付表。
もしや相撲つながりの演目が並んでいるのではないか!って
ズバリ当たった!「長者番付」は酒の噺なのだけど…
それぞれ相撲に関係した要素がきっかけとなり噺が展開される。

入船亭辰じん:道灌
柳家小満ん:稲川
柳家小満ん:本堂建立
柳家小満ん:長者番付


開口一番は辰じんさん。相変わらずうまい!今日は「道灌」。
小満ん師匠の一席目は「稲川」という噺で
知らない演目だが、これが聞いてみると知っていた。
どこで聞いたのだろう…珍しいとは思うのだが。
マクラでは江戸の名横綱の話をたっぷりと…相撲の噺である。
上方から江戸へ出てきた稲川は十戦全勝であり、
しかしなぜか贔屓がつかず…そこへお菰さんが
つまり乞食が贔屓であると…そばを御馳走したいとやってくる。
稲川は非常に喜んで、これで心おきなく上方へ戻れると…
すると河岸の若い衆が大勢で口直しとどっさりの差し入れを持ってきて、
お菰さんは芝居、稲川という人物を測ったのであり、
翌日からは河岸全体で稲川の贔屓衆となったのであった。
いい噺である。人情噺にも近いような…感動した。
二席目は「本堂建立」で…この噺は完全にはじめて!
床屋の待合いでワイワイやっているのだが、
芝居好きと相撲好きがそれぞれ自慢噺で
ここで本日のテーマ「相撲」に関係してくるのだが、
願人坊主が本堂建立の寄進を求めてやってくる。
小銭を集めて、寄進の代わりに「色事懺悔」の話を聞かせろと…
ここからが途方もないホラ話の連続でお笑いなのだが、
軽いところで楽しい一席である。なかなか聞けない噺だな。
仲入り後は「長者番付」で実はあまり好きな噺ではない…
江戸っ子が田舎者をバカにして、悪口の啖呵を切って、
造り酒屋の主人が仕返しをしようとする恐怖な展開…
このゾッとする場面が私は嫌なのだが…
でもこの「うんつく」の説明で見事に切り抜ける江戸っ子!
その鮮やかさが…さすがに小満ん師匠の語りが素晴らしくて、
酒を飲みつつ…適当にくだらないおだてを重ねて、
目の前に広がる情景に引き込まれてしまった。
今日は三席とも本当によかったのだ。
次回は5月18日(火)第98回 横浜 柳家小満んの会
演目は「蛸坊主」「田能久」「強飯の遊び」です。

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