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2010年3月31日 (水)

エクサン・プロバンス音楽祭2009

エクサン・プロバンス音楽祭2009から
サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルによる
ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」(第2幕)
6月28,30日、7月9日にプロバンス大劇場で収録。
今月BShiで放送された映像である。
演出・美術・映像はステファヌ・ブロンシュウェグ。
第2幕の前奏曲から第1場は、眠りの中のハーゲンに
アルベリヒが姿を現し、独特の不気味な場面だが、
ラトルの音作りは深く…そして鋭い響きで感動的だ。
暗い響きは夜明けを迎え、第2場へと進み
ジークフリートが登場すると音色は一気に明るさが増して
この辺の場面転換は実に見事。ラトルはさすが!
そして第3場で合唱が加わり、音楽には活力がみなぎって
この展開の鮮やかさには、ラトル特有の個性が感じられる。
収録の関係かもしれないが、ジークフリートのベン・ヘップナーと
グンターのゲルト・グロホウスキがどうも声量不足の印象で
一方でオーケストラは緊張感に満ちた響きである。
ブリュンヒルデにとってのジークフリートの裏切りが発覚する
第4場の後半から復讐を誓う第5場へと再び暗く沈むが…
ラトルの指揮は細かい表情付けにまで冴えわたる。

DVDR164/165/166

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月30日 (火)

エクサン・プロバンス音楽祭2009

エクサン・プロバンス音楽祭2009から
サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルによる
ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」(序幕と第1幕)
6月28,30日、7月9日にプロバンス大劇場で収録。
今月BShiで放送された映像である。
演出・美術・映像はステファヌ・ブロンシュウェグ。
先週のバイロイトにおける「マイスタージンガー」に比べると
どうもこちらは舞台への関心が湧いてこない…
ワーグナー・テノールのベン・ヘップナーによるジークフリートは
もちろん注目の存在なのだが、何となく私の好みではないようで。
他の歌手もよく知らないのだが、ハーゲンは特に光っている。
ミハイル・ペトレンコで…これから後半へと期待だ!
第1幕第3場で登場のワルトラウテが
アンネ・ソフィー・フォン・オッターである。ブラヴォ!
何か不思議な感じだけど…ここでしか聞けないだろう。
やはり注目は…ラトルとベルリンフィルである。
特別なことを仕掛けてくるのか?ラトルなら…
ということだけど、思ったよりも普通に聞けて
非常に丁寧に音楽を進行させて、完成されている印象。
管楽器に現れる主導動機はさすがの音色で
この辺はベルリンフィルならでは!という…
第1幕は長丁場だが、第3場で後半に行くにしたがって
響きにも緊張感がみなぎって、引き締まってくるところなど
やっぱりラトルは上手くて、引き込まれる。感動的だ。
第2幕以降も楽しみに聞いていきたい。

DVDR164/165/166

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2010年3月29日 (月)

横浜の風景から 94

20100329a

旭区さちが丘にある日吉神社。
ここも以前に来ているのだが、庚申塔があるそうで
近くに行ったので…今日は改めて参拝してみた。
厚木街道に面して、立派な鳥居がある。

20100329b

鳥居のすぐ横に「石坂供養」という石塔が…
どういうものであろうか?
石で階段を作る際に神様に祈願したものか?

20100329c

日吉神社の社殿である。
この辺では人形供養でも有名で。

20100329d

社殿の横にある石塔群。
周辺にあった様々な石塔がここに集められている。
地神塔、庚申塔、道祖神、…。

20100329e

庚申塔である。三猿の上に何か描かれているが…
他にもう一基、文字塔の庚申塔もある。

20100329f

地神塔だが、「齊上地神塔」とあり、はじめて見た。
他にも「巳待供養塔」というのもあり、そちらもはじめて。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月28日 (日)

黒門亭で朝也・蔵之助・小ゑん

20100328a

今日は小ゑん師匠の「アキバぞめき」を聞きに黒門亭へ。
その前に上野公園や不忍池のまわりを歩いてみたのだが、
この寒さで桜もまだまだこれからという感じ。
満開は開花の一週間後というけれど…完全に一週遅れだ。

第2部
林家扇:元犬
春風亭朝也:唖の釣り
橘家蔵之助:佃島
柳家小ゑん:アキバぞめき


今日の前座さんは扇さん。
ときどき聞いているけれど、確実に上手くなっている。
「元犬」だったが、ネタも着実に増えているようで。
続いて朝也さんが、与太郎のマクラから話題は釣りに
来た!「唖の釣り」。これは面白い噺。
後半の七兵衛さんの唖の真似が笑える。
蔵之助師匠がマクラたっぷりで噺家の名跡に関する…
非常に興味深い…一歩外に出たら何の役にも立たないという
マニアックな話題に夢中になってしまった。
そして噺は聞いたことのない…「釣り」つながりなのだけど
海釣りに出て…嵐で漂流…行った先は外国?実は佃島だったという。
佃島ネタでは「佃祭り」の他にもそのまま「佃島」という噺があったのだ。
そしてお待ちかねの「アキバぞめき」。去年も黒門亭で聞いているが、
どうしてももう一度聞きたくて…やっと念願の噺に再会できる!
現在のオタク・アキバを拒否して…昔懐かしい電気街の秋葉原が甦る…
小ゑん師匠のレトロ・シリーズでもあるが、倉庫の二階に再現された…
秋葉原電気街の情景描写も実に引き込まれるし…美しい青春の風景…
様々な電気パーツ(さっぱりわからず…)の言いたても圧巻だ!
古典の「二階ぞめき」の展開も巧みに取り入れられているので
オタク・レトロ・落語マニアックとここまで見事に一体となった傑作はない!
とにかく面白くて…最初から最後まで爆笑の魅力的な一席であった。
「アキバぞめき」聞けてよかった。小ゑん師匠ありがとうございました。

20100328b

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2010年3月27日 (土)

ネルソン・フレイレ 夜想曲 2

ネルソン・フレイレの新譜でショパンのノクターン全集。
2009年12月14-21日の収録でつい最近の演奏だ。
今日は後半の10曲(作品37、48、55、62、72-1、遺作)。
ショパンの後期の作品となる傑作ぞろいのノクターンである。
非常にロマンティックな…表情豊かな演奏だが、
それが濃厚な仕上がりとなるのではなく、むしろ枯れた味わいで…
静かな動き…淡い光の戯れが、心の奥深くに感動を与えてくれる。
音楽を押し付けない…抑制された感情の振幅には余裕が生まれ、
瞑想のような安らぎの境地だが、独特の美意識を感じる。
初期の作品でショパンの華麗な表現ももちろん魅力的だが、
特に作品55や作品62の後期のノクターンの素晴らしさは、
やはり別格の完成度なのであり、この深い世界観には圧倒される。

DECCA 478 2182

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2010年3月26日 (金)

ネルソン・フレイレ 夜想曲 1

ネルソン・フレイレの新譜でショパンのノクターン全集。
2009年12月14-21日の収録でつい最近の演奏ということだ。
今日は前半の10曲(作品9、15、27、32)を聞いている。
独特のロマンティックなムードにうっとりである。
完全なる草書体でその崩し加減が絶妙なのだが、
ネルソン・フレイレは本当に特別な人で私は大好き。
力みは全くなくて…自然体に…不思議な調和が広がる。
こんなにもリラックスしてピアノに向えるなんて…
そしてその音楽をこうして聞けることの喜び。
音が美しい。ここまでの美しい音色にはちょっと出会えない。
特に弱音の優しさは格別だ。ささやきの名人である。
明日は後半の10曲を聞きたい。

DECCA 478 2182

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2010年3月25日 (木)

バイロイト音楽祭2008

今日は2008年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(第3幕)。
7月27日にバイロイト祝祭劇場で収録された映像で
今月はじめにBShiで放送されたものである。
指揮はセバスティアン・ヴァイグレ、演出はカタリーナ・ワーグナー。
前半はザックスのフランツ・ハヴラタに釘づけである。
最初は第2幕までの延長なのだが、これまでの自分を悔い改め、
黒いシャツから新しい白いYシャツに着替えると
ザックスは生まれ変わっているという演出である。
そしてワルターもザックスに習って詩を完成させ、
第3場へ進むと今度はベックメッサーがまるでワルターの衣装であり、
完全に壊れてしまっている姿は狂気の沙汰なのだが、
ここでもミヒャエル・フォレが最高で夢中になってしまう。
第4場で再登場のワルターはきちっと決めて、見違えるよう。
ここまで変わっちゃうの!というクラウス・フロリアン・フォークト。
家族が増えるという感動的な五重唱まではよかったのだが、
その後の第5場への間奏が…ここがちょっと…意味不明。
ワーグナーも含めたドイツの聖人たちの被り物をした男たちが踊り、
カタリーナ・ワーグナーはちょっと話題作りに走った印象?蛇足。
そして歌合戦の第5場。よく考えられているし、面白いのだけど
カタリーナ・ワーグナーはぶっ壊しにかかっているな…という
最後のここでブーイングをくらって、演出家は悪役に!
しかし全三幕を振り返って、非常に楽しませてもらったのだが、
私は新しい演出に寛容すぎるのだろうか…
保守的に前進のないものの方が抵抗を感じるのだけど。
ザックスが神聖なるドイツの芸術を称えると
ベックメッサーがおびえた表情で逃げていくシーンは印象的だった。
この2008年でフランツ・ハヴラタとミヒャエル・フォレは
バイロイトを去っているのだが、この映像を残してくれたことはうれしい。
特にミヒャエル・フォレのベックメッサーが、私はたまらなく好き。

DVDR161/162/163

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2010年3月24日 (水)

バイロイト音楽祭2008

今日は2008年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(第2幕)。
7月27日にバイロイト祝祭劇場で収録された映像で
今月はじめにBShiで放送されたものである。
指揮はセバスティアン・ヴァイグレ、演出はカタリーナ・ワーグナー。
第2幕も面白い。私が一番好きなのは、この第2幕なのだが、
第5場でワルターが登場して、歌の試験に落ちたことで
完全に切れて!暴れまわり、怒り狂っている様子は笑える。
続いて第6場はベックメッサーだが、こちらも神経質で
その几帳面さゆえにいい加減なザックスにたて突いたり、
一転、歌のアドバイスを求めて協力を頼んだり、
そこでのベックメッサーの異常さは、ミヒャエル・フォレは最高だ!
一方のザックスはあきれ顔で…その対比と滑稽さはたまらない。
第7場の乱闘の場面は、お祭り騒ぎという感じか…
ベックメッサーは黄緑色のペンキをかぶって…
真面目なスーツを脱がされると発狂してしまったかの印象で
カタリーナ・ワーグナーによる物語の転換はここにあるという主張であり、
ワルターも自分の書いた落書きを一所懸命消しはじめて…
ザックスも片づけをして…靴を拾って、歌の規則書を拾って…
何かが変わって…運命は動きはじめた!という
第3幕へとつながっていくのである。続きが楽しみだ!

DVDR161/162/163

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2010年3月23日 (火)

バイロイト音楽祭2008

2008年までバイロイト音楽祭の総監督を務めていた
ウォルフガング・ワーグナーさんが20日に亡くなられたそうだ。
音楽祭はすでに新体制で動いているけれど
ひとつの時代の終わりを告げていると思う。
1966年のヴィーラント・ワーグナーの死も衝撃であったと聞く。

今日は2008年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(第1幕)。
7月27日にバイロイト祝祭劇場で収録された映像で
今月はじめにBShiで放送されたものである。
指揮はセバスティアン・ヴァイグレ、演出はカタリーナ・ワーグナー。
面白い。素晴らしい。従来のザックス像、ワルター像とかけ離れて…
演出への批判があるのだと思うが、でも勝手な振る舞いのワルター、
自由奔放で柔軟な発想のできるザックス、
これがテキストとぴったり一致しているのである。
ワルターはやっていることはほとんどめちゃくちゃだし…
靴職人の親方であるザックスが裸足でだらしないという…
仕上がりは思いきっているのだろうけれど
少なくともカタリーナ・ワーグナーのテキストの読み込みには
説得力があるのではないだろうか…これは面白い!
第2場ではダヴィットがワルターに歌の規則を説明していくが
ノルベルト・エルンストが非常に魅力的な存在。
しかしその間もワルターは聞いているのか聞いていないのか…
壁に白ペンキで落書きをしているという破天荒な…笑える。
歌の試験がパズル合戦だという話は聞いていたが、
ワルターとベックメッサーがパズルの対決をして
ベックメッサーはあっという間に完璧に仕上げるが
一方のワルターは上下逆さまに完成させて
その後もいろいろピースを入れかえて、
その光景にザックスが興味をもっているというのが印象的である。
記録係のベックメッサーをザックスは批判するのだが、
ワルター排除に必死のベックメッサーの思いつめた演技も強烈で
神経質で苛立ちが頂点に達して行くベックメッサーの存在、
ミヒャエル・フォレがあまりにも素晴らしくて…陰の主人公。
ザックスのフランツ・ハヴラタもいいのだが、活躍はこれからである。

DVDR161/162/163

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横浜の風景から 93

20100323

旭区中希望が丘の希望ヶ丘コーポラスの前にある桜。
東京も横浜も桜が開花しているが、開花といっても…
まだいくつも咲いていないと思うのだけど
なぜか?ここの桜だけは毎年早い!不思議である。
今日の写真だけど…ずいぶん花が開いている。
スーパーの「ライフ」の前にある桜というとわかるのかも。

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2010年3月22日 (月)

ロンドン交響楽団2007/2008

ロンドン交響楽団の自主制作シリーズで
ベルナルト・ハイティンクの指揮による
R.シュトラウスのアルプス交響曲。
2008年6月8,10日のライブ録音である。
私はアルプス交響曲が大好きなので
ハイティンク指揮の最新ライブは期待のディスクなのだが、
ゆったりとした貫禄の響きはまさにハイティンクだし、
そうした巨大な音楽を同時に緻密に精妙に扱っていくところ、
そして交響曲としてのしっかりとした格調高さを示しつつ…
色彩にあふれ、情景も豊かにアルプスの一日が雄大に語られる…
実に説得力に満ちた文句なしの名演である。
ハイティンクは1985年に王立コンセルトヘボウと録音しているが
残念ながら聞いていなくて、現在は廃盤になっていると思うのだが、
その後2002年には、ベルリンフィルでも取り上げていて
そちらは放送音源がある。やはり感動的な演奏。

LSO 0689

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2010年3月21日 (日)

米團治・正蔵・小遊三・鯉昇

TBS落語研究会で放送された四席をDVD-Rに保存。

桂米團治:親子茶屋
林家正蔵:蜆売り
三遊亭小遊三:蜘蛛駕籠
瀧川鯉昇:てれすこ


米團治さんが素晴らしい!マクラもすごく面白いし。
小米朝から米團治への襲名に関する話題。
「親子茶屋」というのは上方の噺か?
上方落語は詳しくないが、鳴り物入りで明るい茶屋の風景。
「蜆売り」はいい噺だ!正蔵さんにもぴったりのネタ!
子供が出てくる噺は、正蔵さんにはよく合う。
親方と蜆売りの子供とそして若い衆、演じ分けも魅力的。
この「蜆売り」は驚くほどに見事な一席。人情噺に感動。
小遊三さんがお馴染みの「蜘蛛駕籠」。面白い噺だ。
酔っ払いの相手をする場面は「うどんや」にそっくりだけど
次々に登場してくるとんでもない客が落語的展開。
今日のトリは鯉昇師匠。独特の空気。これが最高!
噺が「てれすこ」だから少々マクラは長めか…
「てれすこ」って、有名な噺だけど…それほどでもないのだが
しかしそれをしっかり聞かせてしまう鯉昇師匠はやっぱり素敵!

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2010年3月20日 (土)

横浜の風景から 92

今日は旭区桐が作に行ってみた。
以前から知っていたのだが、長閑な風景が広がる。
ちょうど区界ですぐ隣は保土ヶ谷区今井町である。
道祖神や庚申塔など…いろいろ見つかりそうな?
それが行ってみると何にもない…
もしかしたら最近まで人が住んでいなかったのかも。

20100320a

桐が作会館という地域の自治会館があって
その横にお稲荷さんがあった。

20100320b

ここに今日唯一発見した庚申塔。
完全に壊れてしまっているが、三猿がいる。
右の石塔はよくわからないが…
「天下泰平」「国土安穏」という文字も刻まれている。

20100320c

残念ながらあまり収穫はなかったが、
高台から桐が作の風景を見る。

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2010年3月19日 (金)

柳家小満ん 「清正公酒屋」

昨日の「柳家小満んの会」で買ってきたCDを聞いている。
前回の1月18日の関内ホールでの録音で
「鮑のし」「高野違い」「清正公酒屋」の三席。
毎回ながら…後から録音で振り返って…素晴らしい!
何度でも繰り返し聞きたいという味わい深い高座である。
お馴染みの「鮑のし」も本寸法の充実した一席で
そして「高野違い」の言葉遊びがたまらない面白さ。
面白いといっても極めて高度な緻密な展開で何とも通である。
そしてやっぱり「清正公酒屋」はとにかく最高だ!
噺も聞けば聞くほど面白いし、後半の芝居仕立ての
鳴り物入りの心中の場面は実に感動してしまう。
心中ではあるが、暗い感じではなく…
明るく軽やかな仕上がりは芝居なのである。

CDは下記のサイトからも購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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横浜の風景から 91

20100319a

旭区東希望が丘にある長楽寺の入口で
石塔が三基並んでいて、真ん中の石仏だが、
「観音講中」とあって、はじめて見た。
観音様を熱心にお参りしている人々の集まりか…

20100319b

長楽寺のすぐ近くだが、厚木街道に面して
周辺の石塔が集められた場所がある。
庚申塔、道祖神、地神塔、文字塔が中心だが。

20100319c

まずは庚申塔。文字塔だが、何か模様が…
雲の上に何か乗っているのだろうか…

20100319d

こちらも庚申塔だろう。
「言わざる・聞かざる・見ざる」で三猿がいる。

20100319e

そしてこちらは道祖神の文字塔。
厚木街道で交通安全を願ってか…

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2010年3月18日 (木)

第97回 柳家小満んの会

夜は関内ホールへ「横浜 柳家小満んの会」に出掛けた。
ちょうどいま大相撲の春場所が行われているけれど
今日の演目を見て…「長者番付」で番付表。
もしや相撲つながりの演目が並んでいるのではないか!って
ズバリ当たった!「長者番付」は酒の噺なのだけど…
それぞれ相撲に関係した要素がきっかけとなり噺が展開される。

入船亭辰じん:道灌
柳家小満ん:稲川
柳家小満ん:本堂建立
柳家小満ん:長者番付


開口一番は辰じんさん。相変わらずうまい!今日は「道灌」。
小満ん師匠の一席目は「稲川」という噺で
知らない演目だが、これが聞いてみると知っていた。
どこで聞いたのだろう…珍しいとは思うのだが。
マクラでは江戸の名横綱の話をたっぷりと…相撲の噺である。
上方から江戸へ出てきた稲川は十戦全勝であり、
しかしなぜか贔屓がつかず…そこへお菰さんが
つまり乞食が贔屓であると…そばを御馳走したいとやってくる。
稲川は非常に喜んで、これで心おきなく上方へ戻れると…
すると河岸の若い衆が大勢で口直しとどっさりの差し入れを持ってきて、
お菰さんは芝居、稲川という人物を測ったのであり、
翌日からは河岸全体で稲川の贔屓衆となったのであった。
いい噺である。人情噺にも近いような…感動した。
二席目は「本堂建立」で…この噺は完全にはじめて!
床屋の待合いでワイワイやっているのだが、
芝居好きと相撲好きがそれぞれ自慢噺で
ここで本日のテーマ「相撲」に関係してくるのだが、
願人坊主が本堂建立の寄進を求めてやってくる。
小銭を集めて、寄進の代わりに「色事懺悔」の話を聞かせろと…
ここからが途方もないホラ話の連続でお笑いなのだが、
軽いところで楽しい一席である。なかなか聞けない噺だな。
仲入り後は「長者番付」で実はあまり好きな噺ではない…
江戸っ子が田舎者をバカにして、悪口の啖呵を切って、
造り酒屋の主人が仕返しをしようとする恐怖な展開…
このゾッとする場面が私は嫌なのだが…
でもこの「うんつく」の説明で見事に切り抜ける江戸っ子!
その鮮やかさが…さすがに小満ん師匠の語りが素晴らしくて、
酒を飲みつつ…適当にくだらないおだてを重ねて、
目の前に広がる情景に引き込まれてしまった。
今日は三席とも本当によかったのだ。
次回は5月18日(火)第98回 横浜 柳家小満んの会
演目は「蛸坊主」「田能久」「強飯の遊び」です。

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横浜の風景から 90

20100318a

旭区東希望が丘にある山田稲荷大明神。
相模鉄道の希望ヶ丘駅近くにあって
厚木街道沿いの鳥居から細い道を上がっていくと
森の中に小さなお稲荷さんがある。
この周辺は山田家が集まっているのだが、
一族で裏山に稲荷神社を祀ったのであろう。

20100318b

古くからの街道が通っていて
人が住んで集落が形成されて
そこに山があれば、まず神社があると思うのだが、
ここの場合も厚木街道に面して山がある。
実は厚木街道の旧道は別に通っているのだが、
谷に沿って、昔から相模鉄道が運行していたし、
この地域にもまた歴史があると思うのだ。
写真の中央が神社の森である。

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2010年3月17日 (水)

レナード・バーンスタイン 11

バーンスタインの名演を久しぶりに聞きなおしているが
これまでは1980年代の録音を中心にしてきたのだけど
今日は少し前の1966年4月でマーラーの「大地の歌」。
演奏はウィーンフィルで、ジェームズ・キングのテノール、
ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウのバリトン、
偶数楽章はアルトではなく、バリトン独唱である。
マーラー演奏史においても有名な名盤といえるだろう。
今日の感覚からするとちょっと荒っぽい感じもするのだが、
バーンスタインの想いのこもった表現はやはり素晴らしい。
フィッシャー・ディースカウが歌う終楽章「告別」は
ひたすら感動的で…緊張感も集中力も圧倒的だ。

DECCA 466 381-2

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2010年3月16日 (火)

圓太郎・圓歌・金馬

今日はNHK「真打ち競演」からの三席を聞いている。
圓歌師匠は昨年10月の石川県穴水町での収録で…
そして金馬師匠が11月に岡山県井原市、
圓太郎師匠が12月に愛媛県愛南町での録音である。

橘家圓太郎:締め込み
三遊亭圓歌:昭和の名人
三遊亭金馬:芝浜


まずは圓太郎師匠の「締め込み」でこれが素晴らしい。
ラジオで聞いても噺の流れに勢いがあって、
おかみさんとの夫婦喧嘩がエスカレートして
そこにドジな泥棒が割って入る…いきいきとした描写に引き込まれる。
圓太郎師匠って、力強いイメージだけど、おかみさんがいい感じ。
圓歌師匠はお馴染みの「昭和の名人」でこれがまた面白い。
相変わらずの毒舌はすごいのだが、昭和の落語界を振り返りつつ…
文楽・志ん生・圓生・三平…「中澤家」にも通ずる独特の爆笑噺。
トリは金馬師匠で「芝浜」だ。こちらも完全なる金馬ワールドで
何とも心地よい語りが魅力だし、噺も「芝浜」だから大満足。
季節は春だけど…噺の中の大晦日の情景っていいのだ。

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2010年3月15日 (月)

横浜の風景から 89

20100315a

旭区万騎が原の県営万騎が原団地の一角にある
畠山重忠公遺烈碑である。
この地は、元々は牧ヶ原と呼ばれていたそうだが
戦場跡で北条勢が数万騎陣を構えたことから
「万騎が原」となったそうである。

20100315b
 
20100315c

畠山重忠公遺烈碑の横にあった庚申塔。
道標にもなっており、左には戸塚道、
右には大山道とある。

20100315d

そしてこのすぐ近くで見つけた…道祖神か?
でも「聞かざる」と「見ざる」の二匹の猿がいて
「言わざる」の猿は見当たらないのだが、
猿がいるとなると庚申講にも関係しているのかも…

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2010年3月14日 (日)

友人の結婚式に出席

今日は友人の結婚式に出席で品川へ
何となく私は品川というと京急で行きたくって、
高輪口から出て、会場のあるホテルへ。
ホテルのチャペルで結婚式が行われて、
その後、大広間で披露宴があるという
最近はパーティー形式の披露宴も増えているけれど
今日はきちっとした形式による結婚式だったのだ。
後半に新婦が両親にこれまでのお礼を手紙にする…
よく泣き崩れてしまって、まわりもお涙の感動的な場面があるが
今日は楽しい思い出をたくさん振り返って、笑いもあり、
しんみりするような感じではなくて…明るい空気で
こういうのもいいなあ~という結婚式であった。
まさにおめでたく!新しい門出にはふさわしい。

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2010年3月13日 (土)

第242回 柳家小満んの会

お江戸日本橋亭へ「第242回 柳家小満んの会」
日本橋の小満んの会は平日のときは行けないのだが、
今回は13日が土曜日にあたっていて、行ってきた!
ネタ出しながら…演目も実に魅力的である。

三遊亭ありがとう:牛ほめ
柳家小満ん:粗忽の釘
柳家小満ん:鶯宿梅
柳家小満ん:御神酒徳利


ありがとうさんも上手くなっているな!って、
かなり困ってしまう面白すぎの与太郎と
呆れ果てている佐平おじさんのやり取りが見事!
小満ん師匠の一席目は「粗忽の釘」で
粗忽マクラたっぷりの後に箪笥をしょって、
あちこち迷子になって、元の大家さんに連れてきてもらう
本寸法の「粗忽の釘」である。面白くって、素晴らしい!
阿弥陀様の頭の上(ちょんまげ)に釘が出て
「明日からここにほうきをかけに来ないといけない」のだが
「あんた、家族は何人いるんだい?」との質問に
「親父を二階に忘れてきた!」というオマケ付きで
小満ん師匠はこういう一般的な噺のときには
もうひとひねりの工夫があるのに新鮮な発見がある。
二席目は珍しい「鶯宿梅(おうしゅくばい)」というお噺。
思い込みがあるとつい聞き間違いでしくじってしまう
という…堅物の若旦那が養子であることを気にして…
普段から真面目ゆえに思いがけないトチリをする楽しい一席ある。
仲入りには「鶯宿梅」が唄われる端唄の「春雨」も流れる演出が!
トリは念願の「御神酒徳利」であった。柳家の型で「八百屋の占い」。
素晴らしい!とにかく素晴らしくって、楽しくって、堪能した。
帰りに師匠とお話したときに聞いたのだが、もうひとつの型で
番頭さんがそろばん占いで大阪の鴻池にまで旅をする
そちらの型もおやりになるそうで…間髪を入れず
「今度はそちらも聞かせてください!」とお願いしてしまった。
18日は関内ホールで横浜の小満んの会である。楽しみ!
「稲川」「本堂建立」「長者番付」の三席。

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2010年3月12日 (金)

ザルツブルク音楽祭2003

ザルツブルク音楽祭2003から
ピエール・ブーレーズ指揮ウィーンフィルによる演奏会。
2003年8月24日にザルツブルク祝祭大劇場から
衛星生中継されたときの録音で日曜午前のコンサート。
何とも爽やかな響きは、私のお気に入りの録音である。
ウェーベルンのパッサカリアと管弦楽のための6つの小品
ミア・ペションの独唱でマーラーの交響曲第4番。
生中継の音源って、バランスは整っていないのかもしれないが、
独特の臨場感があって、リアルタイムな感覚も魅力だし、
聞いていると心はザルツブルクに!感動的な演奏である。
ブーレーズのマーラーは、数多くの録音があるが、
このウィーンフィルとの第4番はその中でも格別だと思う。

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「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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横浜の風景から 88

今日は旭区万騎が原に行ったので
少し足を延ばして…南本宿町にある
地図で見付けてあった上田神明社を訪ねてきた。

20100312a

上田神明社は南本宿市民の森の中にあって
ウォーキング・コースのポイントにもなっており
そういうこともあってか…きれいに整備されていた。
鳥居をくぐって、階段を上がっていく。

20100312b

階段の右側にすぐに見つかるのが道祖神供養塔。

20100312c

階段の左側で道祖神と向かい合わせに地神塔。
奥の黒い建物は、市民の森の公衆トイレである。

20100312d

さらに上がっていくと右側に庚申塔があった。
残念ながら顔が削られてしまっていて、
何という罰当たりなことをするのだろう…

20100312e

そして一番上がりきったところに社殿である。
小さいながらたいへんに立派で何となく親しみを感じるような…
右側にイチョウの巨木があるが、本宿集落の歴史を感じる。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月11日 (木)

横浜の風景から 87

20100311a

旭区善部町でこの辺は昔からよく知っている…
とはいいながら、近すぎると見えていないものがあって
父が散歩をしていて、道祖神のようなものを見つけたと
木の陰にある…との情報を頼りに行ってみたのだが
「牛頭観世音」であった。畑のすみにひっそりと。

20100311b

さらに驚きは、珍しい場所で立ち止まると
後ろにわかりにくい入口と階段があって、
「開運稲荷神社」とある。地域のお稲荷さんだが、
鳥居もないし、どうも物置小屋のような建物で
残念ながら…開運を願って参拝している人は
あまりいそうにない状況である。
運が開けるようにたまに立ち寄ってみることにしよう。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月10日 (水)

ザルツブルク・モーツァルト週間2003

ザルツブルク・モーツァルト週間2003から
ピエール・ブーレーズ指揮ウィーンフィルによる演奏会。
モーツァルトとシェーンベルクを組み合わせたプログラムだが
昨日に続いてその後半を聞いている。
モーツァルトのアダージョとフーガハ短調K.546
そしてシェーンベルクの室内交響曲第1番
2003年1月25日にザルツブルク祝祭大劇場で収録。
ブーレーズのモーツァルトというのは珍しいと思うのだが、
「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲やピアノ協奏曲変ロ長調に加えて
アダージョとフーガハ短調というモーツァルト後期の作品が選ばれて
なかなかに渋い選曲は、ブーレーズならではという気がして…
そしてお馴染みの室内交響曲第1番だが、
後半は室内楽的な要素が強くなっていくわけで
ウィーンフィルのシェーンベルクは独特の色彩感が魅力でもあり、
ブーレーズの緻密な解釈との出会いは、実に感動的である。

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「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月 9日 (火)

ザルツブルク・モーツァルト週間2003

ザルツブルク・モーツァルト週間2003から
ピエール・ブーレーズ指揮ウィーンフィルによる演奏会。
モーツァルトとシェーンベルクを組み合わせたプログラムで
今日はその前半を聞いているが、最初はモーツァルトで
歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」序曲にはじまり、
続いてシェーンベルクの室内交響曲第2番
そしてマウリツィオ・ポリーニの独奏で
モーツァルトのピアノ協奏曲変ロ長調K.595
2003年1月25日にザルツブルク祝祭大劇場で収録。
もう今さらいうまでもない…素晴らしい演奏である。
私にとっては、注目はやはりブーレーズとポリーニの共演だが、
ポリーニのピアノは相変わらず音を立体的に
ある意味追い込んでいくことで生まれてくる緊張感は
どうもモーツァルトの音楽とは相性がよくないのだが、
第2楽章になると透明な美しさは格別の仕上がりで
終楽章での快調な流れは生命力ある音楽を響かせるのである。
続いて後半のプログラムを聞いていきたい。

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「マウリツィオ・ポリーニ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月 8日 (月)

キリル・コンドラシン

キリル・コンドラシン指揮ウィーンフィルによる
ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」
現在はDECCAの廉価盤シリーズに出ており、
アンタル・ドラティ指揮デトロイト交響楽団による
同じくドヴォルザークのチェコ組曲
そしてプラハ・ワルツとのカップリングである。
交響曲が1979年9月、組曲とワルツが1980年6月の録音。
キリル・コンドラシンの指揮が非常に厳しく、引き締まった表現で
ウィーンフィルの音色としてはずいぶん変わった印象だし、
音楽作り、表現のバランスも個性的で独特なドヴォルザークだ。
こういう演奏を聞くとやはりロシアの巨匠だなと感じる。
一方でドラティの演奏はというと明るく民族色豊か。
どちらも名演なのだが、カップリングの相性は悪い…
チェコ組曲は美しい作品で…第2曲の「ポルカ」は
「のだめカンタービレ」のヴィエラ先生のテーマだが、
この曲を聞くと涙出てきちゃう…という感動的な音楽である。

DECCA 448 245-2

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横浜の風景から 86

20100308a

今日は5年ごとに更新しないといけない
一級建築士事務所登録の手続きに
神奈川県建築士事務所協会に行ってきた。
写真はその近くにある横浜文化体育館。
大学の入学式、卒業式の会場がここだったのだ。
この辺はよく通るのだけど、少しも変わっていない。

20100308b

そしてお馴染みの神奈川県庁に行って
建築指導課に設計業務の年次報告書を提出。
県庁に用事があるって、何か優越感があるような…
一方で…受付で止められそうな…
そういうことはないけれど。

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2010年3月 7日 (日)

落語につぶやき 12

今日は雨だし…寒いし…
日曜日はあっという間に夜になってしまって
落語協会配信のインターネット落語会で
黒門亭の映像が出ているので見ている。
種平師匠の「祇園祭」と志ん馬師匠の「お見立て」
これはいつのかな?って調べてみると
2月6日の土曜日で第1部のトリが志ん馬師匠、
第2部のトリが種平師匠であった。
この翌日は黒門亭に行ったんだな。
最近聞いた「お見立て」は雲助師匠の録音だが、
志ん馬師匠は細かいところはずいぶん違っている。

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2010年3月 6日 (土)

黒門亭で馬生・正雀・左楽・圓太郎

今日は一ヶ月ぶりの黒門亭である。
「お富与三郎」マニアの私は、
馬生・正雀の両師匠が通しで演じてくださるといったら
これは聞かねばなるまい!と気合入れすぎで
早く行きすぎてしまった。圧倒的な一番で到着。
天気も悪かったので客の出足も遅かったのだと思うが、
10時10分を過ぎると続々と並びはじめ…
11時20分すぎには「満員札止め」となった。

第1部
柳家まめ緑:道灌
通し口演「お富与三郎」
金原亭馬生:発端・見染め
林家正雀:赤間の仕返し
金原亭馬生:稲荷堀
林家正雀:島抜け


「お富与三郎」の通しは素晴らしかった。
今回もこの噺の由来の解説にはじまり、
「今戸の狐」に登場する良助(乾坤坊良斎)さんの作で
初代の古今亭志ん生が寄席で演じて評判となり、
それが芝居で取り上げられると「与話情浮名横櫛」となった。
男前の与三郎は仲間から反感を買って、
吉原返りの船で事故が起き、木更津へお預けとなる発端。
あまりの美しさに深川で有名だった横櫛のお富が
博打打ちの赤間源左衛門に身請けされ、木更津におり、
八幡様の祭礼の日に与三郎と見染めあって、
しだいに逢瀬を重ねるようになっていく見染めの場。
ここまでが前半の馬生師匠の語りで
続いて正雀師匠が、与三郎とお富の密会が露見して
赤間源左衛門によって復讐される場面。
全身に三十四か所の傷を負う…よく知られる「切られ与三郎」だが、
お富は海に身を投げ、重症の与三郎も百両で伊豆屋に売られ…
ここまでが前半の内容である。
仲入り後、馬生師匠が最初に「玄冶店」の場面。
正雀師匠のお富さんも登場で再会の場面を芝居上演。
「死んだと思ったお富たぁ、お釈迦さまでも気がつくめぇ」
馬生師匠の与三郎、正雀師匠のお富さんといえば鹿芝居。
会場のお客さんも大喜び!いいもの見ちゃった!という。
馬生師匠も満足そうに「今日はこれがやりたかった」って。
芝居と落語では再会の場面が違うのだが、
落語の両国川開きで花火の帰りに再会を果たす…
この違いを馬生師匠はきちんと演じ分けて下さり、
坊主の鉄を殺害する「稲荷堀(とうかんぼり)」の場面、
そしてそれをネタにゆすりを繰り返す蝙蝠安を殺害する
三味線堀の場面、ここまでを馬生師匠。
無宿人狩りで佐渡に流された与三郎が
島からの脱走を試みる「島抜け」の場面。
必死に江戸へ戻り、父の弔いに遭遇し、
もうひと目だけお富に会いたいと品川へ。
お富が私の手で楽にしてあげると最後の「与三郎の死」の場面。
二時間で通し口演をするという…内容はシンプルに
まとめてあると思うのだが、なかなかチャンスのないこの噺、
聞けてよかった。感動も大きく、非常に満足である。
全編を一気に通すという点でも達成感があった。

第2部
三遊亭多ぼう:牛ほめ
古今亭朝太:厩火事
柳亭左楽:素人鰻
橘家圓太郎:死神

今日は第2部もいい内容で
大好きな朝太さんがまずは「厩火事」。
そして左楽師匠。はじめて聞いた。
感動してしまった。酒癖の悪い鰻さきの金。
食べる・飲む・酔ってくる・悪酔いする…
所作の素晴らしさに引き込まれる。
元は武士であった鰻屋の主人が
仕方なく素人仕事で鰻を扱おうとする場面。
落語の芸とはこういうもの!という…感動!
トリは圓太郎師匠である。「死神」は絶好調。
アジャラカモクレン…バンクーバー…
真央ちゃんは銀…ヨナちゃんはすごかったね…
テケレッツのパー…パン…パン
って、唱えると死神は消えるよ…と死神さん。
アジャラカモクレン…バンクーバー…
真央ちゃんは銀…テケレッツのパー…パン…パン
なんだ!消えねえじゃねえか…
すると死神さん…ヨナちゃんを忘れているよ…
会場は大爆笑!面白かった。
圓太郎師匠の言葉の強さというか、
その勢いには圧倒される。
今日はすべて…大満足の内容であった。

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2010年3月 5日 (金)

落語者からの六席

テレビ朝日で今年からはじまった「落語者」
下の顔付けを見ると…白酒さんがいない!
忘れてしまったのだ。ショック!
深夜なのでタイマー録画しているが…
今後は注意しないと!って、気をつけている。
ある意味、白酒さんが一番見たかった…

柳家花緑:時そば
三遊亭白鳥:戦え!おばさん部隊
柳亭市馬:粗忽の釘
林家彦いち:みんな知っている。
橘家文左衛門:のめる
古今亭菊之丞:幇間腹

花緑さんの「時そば」はかなり現代風で
言葉もそうだし…テンポ感も快調で…
会場のウケはいいのだけど…私はちょっと気になる。
でもそばを食べるシーンはおいしそう。もちろん前半。
つまり後半のうどん風そばは不味そうで…不味そうで…
白鳥さんは面白い!相変わらず和やかムードで毒舌!
面白すぎ!白鳥さんのおばちゃんは最高だ。
いつも言っているけれど…「粗忽の釘」は私の大好きなネタで
市馬師匠はさすがに素晴らしい。時間は短くても大満足。
この「落語者」という番組は、持ち時間は20分のようである。
19分から21分ほどで終わりのトークで調整しているのだろう。
続いてさらに新作で…彦いちさんはいいなあ。面白すぎ。
新作は楽しい。好みはわかれるけど、彦いちさんは好き!
そして文左衛門さんが得意の「のめる」。
今回の六席では、やっぱり私は文左衛門さんが一番だ。
トリは菊之丞さんの一八が登場。トリといっても放送順だけど。

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2010年3月 4日 (木)

ベルリンフィル2002/2003

ベルリンフィル2002/2003シーズンから
マリス・ヤンソンスの指揮による演奏会。
ウェーバーの歌劇「オイリアンテ」序曲と
ショスタコーヴィチの交響曲第5番である。
2002年12月19日にベルリン・フィルハーモニーで収録。
素晴らしい。感動的な演奏だ!私的には最高の喜び。
ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、
ヤンソンスはウィーンフィルとライブ録音しており、
でもそちらはあまりいい出来ではないような…
ベルリンフィルでのこの演奏の後には、
バイエルン放送交響楽団との放送録音もあって、
私は来日公演でも実演を聞いているのだが、
バイエルン放送交響楽団との印象は
さらに精妙にスタイリッシュな仕上がりである。
ここでのベルリンフィルは重厚なサウンドで
もちろんヤンソンスの緻密な要求には
恐るべき完成度で見事に応えているし、
これはすごい!って、さすがにベルリンフィルである。

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「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月 3日 (水)

ベルリンフィル2002/2003

ベルリンフィル2002/2003シーズンから
マリス・ヤンソンスの指揮による演奏会。
ウェーバーの歌劇「オイリアンテ」序曲と
ショスタコーヴィチの交響曲第5番である。
中プロでシューマンのピアノ協奏曲が演奏されているが、
レイフ・オヴェ・アンスネスの独奏で
これはEMIによってライブ収録されて
CDを持っているので…録音はしていない。
2002年12月19日にベルリン・フィルハーモニーで収録。
今日は音をパソコンに取り込んで、ただ今編集中。
ヤンソンスは大好きで…ベルリンフィルだから格別だ!

CDR575

「マリス・ヤンソンス」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月 2日 (火)

バイロイト音楽祭2009

20100302

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕第5場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
7月26日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音で
指揮はセバスティアン・ヴァイグレ、演出はカタリーナ・ワーグナー。
今日も第3幕の後半で第4場の途中から第5場を聞いた。
この第5場の写真、ドイツの歴史上の偉人たちの人形、
中にはワーグナーもいるそうだが、これがどういう意味だったのか…
話は聞いたのだけど、忘れてしまって…いつもよくわからない。
偉人たちの被り物をして、ふざけた踊りをする…というのが
演出へのブーイングの要素のひとつにもなっているようだが、
ここだけは…全くわからない。意図はあるはずなので。

ワーグナーの楽劇は毎回そうなのだが、
永遠に聞き続けていたいという気持ちになってしまい、
特に「マイスタージンガー」は大好きなので特別であり、
2009年の録音は今日で終わり!ということで。
次はいよいよ「ニーベルングの指環」から「ラインの黄金」である。

「バイロイト音楽祭」
に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年3月 1日 (月)

バイロイト音楽祭2009

20100301a

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。
7月26日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音で
指揮はセバスティアン・ヴァイグレ、演出はカタリーナ・ワーグナー。
今日は第3幕の後半で第4場の途中から第5場を聞いている。
カタリーナ・ワーグナーの演出では、第2幕第7場の乱闘の場面で
様々な変化が起こるという仕掛けになっていて、
昨日も紹介した堅物お役人ベックメッサーの前衛表現への変貌。
そして一方の第2幕までは自由奔放な存在であったザックスが
第3幕では保守的な礼儀正しいきちんとした人間になるという。
第3幕第1場でザックスは昨晩(第2幕)の大乱闘について
深く後悔するという場面があるが、その後の第2場では
ワイシャツ姿でワインを飲んでいる。

20100301b

そして第3幕第4場では、歌合戦に出掛ける直前ということになるが
ネクタイを締め、フォーマルのスーツに身をくるんでいるという場面。
机の上の機械は、相変わらずタイプライターであろうか?

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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