落語につぶやき 16~長崎の強飯
一昨年の秋に黒門亭で聞いた
小満ん師匠の長講「長崎の強飯」。
これも極めて珍しい噺だと思うけど
その後ももちろん出会ったことないし、
ところがネット上に六代目圓生師匠の録音を発見。
一年半ぶりに聞いてみると思いだす。
ストーリーは覚えているけれど…正直なところ…
細かいところは完全に抜けてしまっているようで
でも聞けば、記憶は甦ってくるものだ。
勘当の若旦那が登場だけど、
落語では珍しいしっかりとした金次郎さん。
父が危篤と長崎から江戸へ呼び戻されて
それは嘘だけど…長崎におかみさんがいるのに
江戸でも嫁を取らせようと強引な展開だが
ここでも悪知恵はみんな番頭さんによるもので…
お役人の渡辺様の機転とお慈悲で鮮やかに解決という
聞き終わると気分はスッキリ!
長崎と江戸の間で実に壮大な噺である。
かなり複雑な内容だし、難しいのだが、
しかし聞けば聞くほど面白い。
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