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2010年4月30日 (金)

バイロイト音楽祭2009

20100430

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ラインの黄金」第4場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ラインの黄金」で7月27日のライブ録音である。
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
今日も後半の第3場と第4場を聞いている。
今週は「ラインの黄金」を聞いてきたが、堪能した。
少ししてから続いて楽劇「ワルキューレ」を聞こうと思っている。
来週はちょっと別の企画で音源をダウンロードして準備中。

CDR579/580

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月29日 (木)

バイロイト音楽祭2009

20100429

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ラインの黄金」第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ラインの黄金」で7月27日のライブ録音である。
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
今日は後半の第3場と第4場を聞いている。
写真は第3場でニーベルング族の地下世界。
登場するのは、アルベリヒ、ウォータン、ローゲである。
第3場はかなりグロテスクに不気味な音楽だが、
そこが好きになるとたまらなくて…いいのである。
この辺はローゲが大活躍で重要な配役であり、
そのローゲを歌っているのはアルノルト・ベゾイエンだ。
写真にはいないが、もうひとりミーメを忘れてはいけない。
2009年からミーメはウォルフガング・シュミットである。

CDR579/580

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月28日 (水)

バイロイト音楽祭2009

20100428

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ラインの黄金」第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
楽劇「ラインの黄金」で7月27日のライブ録音である。
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
今日は後半の第3場と第4場を準備中だが、
聞いているのは昨日に続いて第3場の途中まで。
ティーレマンの指揮は、音楽を支えている低音部を豊かに響かせて
それによって、何ともいえなく深まりのある音色は魅力的なのだが、
といって明るく輝きに満ちた表現は「ラインの黄金」ならでは…であり、
驚くほどにしなやかで自在な動きは、ほとんど奇跡といえる仕上がりである。
画像は第2場で…ワルハラ城建設の報酬として
ファゾルトとファフナーの巨人族の兄弟は
美の神フライアを連れ去ろうとしている。

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「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月27日 (火)

バイロイト音楽祭2009

20100427

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「ラインの黄金」第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
「ニーベルングの指環」を聞きはじめた。
楽劇「ラインの黄金」で7月27日のライブ録音である。
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
今日はその前半で第3場の途中まで…というのは
ウォータンとローゲが、ニーベルング族が支配する
地下の世界に下りて行く場面までを聞いている。
写真は第1場のライン河の河底だが、
アルベリヒがラインの黄金を手に入れたところか?
お馴染みアンドルー・ショアによるアルベリヒである。

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http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月26日 (月)

南西ドイツ放送交響楽団

ハンス・ツェンダーの指揮によるシューベルトの交響曲全集。
バーデン・バーデン、フライブルクの南西ドイツ放送交響楽団の演奏で
交響曲 第5番 変ロ長調 D.485(2004.1.25,26)
交響曲 第6番 ハ長調 D.589(2000.10.31,11.10)
なんて素晴らしい演奏だろう!基本はゆったりとしているが、
ハンス・ツェンダーの明確な音楽はいきいきと躍動して、
暖かみのある角のとれた響きながら…立体的な構築は鮮やかに。
交響曲第5番は比較的人気の高い作品だが、
でもシューベルトの交響曲は、退屈に感じている人も多そうで
しかし私のようなシューベルト・マニアにとっては、
たまらなく親しみの存在なのであり、これぞ癒しなのである。

Hanssler 93.120

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2010年4月25日 (日)

落語につぶやき 24~お化け長屋

先週は怪談噺で「真景累ヶ淵」を聞いたのだが、
その続きで…といっても怪談というよりはお笑いだが、
同じく六代目圓生師匠で「お化け長屋」の一席。
こちらはお馴染みの噺だが、恐い描写もつい笑ってしまう。
名人圓生は本当に素晴らしい!引き込まれる。
登場人物によってガラッと雰囲気が変わる。

4月も下旬なので…今日みたいな晴天には
温度も上がって、夏のように暑くなりそうな…
夜には怪談噺でも聞きたくなるけれど
ひんやりした空気で寒いし…どういう天気なのだろう。
桜が終わったら冬に逆戻りで…夏はいつ来る?

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2010年4月24日 (土)

今日の風景から~横須賀美術館

20100424a

観音崎にある横須賀美術館に行ってきた。
山本理顕設計による私の大好きな建築作品。
展覧会は「菅野圭介展」をやっていた。
エレベーターで屋上に上がって、
目の前に広がる海の風景が最高!

20100424b

写真は本館だが、別館の谷内六郎館が楽しくて
週刊新潮の表紙絵を長年手掛けていた
谷内六郎によるその原画が展示されている。
現在は1972年の一年間が特集されていた。

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2010年4月23日 (金)

落語につぶやき 23~真景累ヶ淵

六代目三遊亭圓生による圓朝作「真景累ヶ淵」。
昨日に続いて、後半の三席を聞いている。
怪談噺ではあるが、幽霊や怨念といったものよりも
何より恐ろしいのは人間そのものであり、
その醜さといったら…聞いていて辛くなるほど。
まずは「勘蔵の死」から…新吉のおじさんで
江戸にいる勘蔵の具合が悪いと新吉は家を訪ねる。
そこで新吉が深見家の次男であることが語られ、
父新三衛門の乱心とお家の取りつぶしによって
門番であった勘蔵が新吉を引き取ったと。
勘蔵の葬儀を済ませ、羽生へ戻る途中、
小塚原で兄新五郎が夢に現れ、その最後を知る。
そして実の兄新五郎と義理の兄三蔵の因縁。
羽生へ戻ると新吉とお累の子供が生まれ
しかしその子の顔は夢に現れた新五郎に瓜二つで…
続く「お累の自害」では、新吉は体の具合が優れず、
法蔵寺の住職から死霊が付いているといわれ、
無縁仏の供養に励むようになるが、そこでお賤と出会う。
名主惣右衛門の妾で…新吉といい仲になるが、
その一方でお累は病に倒れ…非情な新吉を恨みつつ
お久を殺した鎌で自害して果てる。
そして圓生師匠の録音では最後の場面で「聖天山」。
お賤にそそのかされ…新吉は惣右衛門を殺害。
葬儀の日に土手の甚蔵に証拠をつかまれ、
強請にきた甚蔵をも聖天山で崖から突き落とす。
しかし生き延びた甚蔵が再び現れ、鉄砲の弾で死ぬのだが…
誰が殺したかは、圓生師匠は語らずに…噺はここまで。
「真景累ヶ淵」も「聖天山」まで来ると豊志賀の怨念が消えてしまい…
お賤…新三衛門とお熊の娘…には呪いが及ばないという
その辺はちょっと物語がそれてきてしまっているようで
圓生師匠も結末は語らずに…ここで噺を切ってしまっているのには、
深見家と宗悦家の間にある恨みと復讐から
噺が別のところへ向かってしまっている
ということも意識してのことなのか?

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2010年4月22日 (木)

落語につぶやき 22~真景累ヶ淵

六代目三遊亭圓生による圓朝作「真景累ヶ淵」。
ネット上にある録音で以前にも聞いたのだが、
今回はさらに熱心に再び通して聞きはじめた。
複雑な人間関係が不思議な因縁でつながっていくところ
聞けば聞くほど面白いし、そこは圓生師匠の名人芸である。
「宗悦殺し」では、酒乱の深見新三衛門が
按摩で金貸しの宗悦を酒の過ちから殺してしまう。
宗悦の亡霊に悩まされ、新三衛門は奥方を殺し、
自分もまた狂って、隣屋敷に乱入して殺される。
続く「深見新五郎」では、新三衛門の息子で新五郎が
宗悦の娘のお園と出会い、惚れるのだが…
拒否されたことへの反動で…結局は殺してしまう。
新五郎は逃げるが、最後には捕まって獄門に。
有名な「豊志賀の死」では、宗悦の上の娘で志賀のところへ
新三衛門の下の息子で新吉が現れ、いい仲になるのだが、
新吉の裏切りに激怒した豊志賀が呪って自害するという。
不実な新吉を恨み、妻となるものは七人まで取り殺すという。
豊志賀の嫉妬の原因は、お久と新吉の関係だったのだが、
墓参りで再会した二人は、駆け落ちで下総の羽生へ向かう。
そこで再び豊志賀の亡霊により…お久を過って殺害する「お久殺し」。
その場を甚蔵に目撃され、新吉は甚蔵の元から離れられなくなる。
墓参りに出掛け、お久の従姉妹にあたるお累に出会う。
お累は新吉に一目惚れするが、再び豊志賀の呪いによるものか…
お累は顔にひどい火傷を負う。新吉と婚礼をあげるのだが…
という「お累の婚礼」までを今日は聞いてみた。

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2010年4月21日 (水)

落語につぶやき 21~仲蔵と淀五郎

芝居の「忠臣蔵」からの場面が描かれる落語で有名なのは
まずは「七段目」そして「四段目」と…
でもやっぱり好きなのが「中村仲蔵」でこちらは五段目。
最初に「中村仲蔵」の噺を聞いたのは
八代目の林家正蔵さんだった。
その後で同じく彦六の正蔵さんの「淀五郎」を聞いたところ
そちらは「忠臣蔵」の四段目だったのである。

ネット上にあるさん喬師匠の「中村仲蔵」を聞いてみたところ
まさに人情噺の感動的な仕上がりで…さらに
八代目正蔵さんのも別録音があったので聞いてみて…
「中村仲蔵」は他にも志ん生、先代馬生、…といろいろあるが、
そこで続いて六代目圓生さんの「淀五郎」を聞いてみたところ
これがまた感動的で…とにかく素晴らしい。
淀五郎が切腹の芝居を相談に行く場面、
中村座の座頭になった後年の中村仲蔵が登場するのである。
芝居噺で「中村仲蔵」「淀五郎」は本当にいい噺。

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2010年4月20日 (火)

落語につぶやき 20~木乃伊取り

演目は知っていたが、聞いたことのなかった噺。
ネット上で見つけた六代目圓生師匠の「木乃伊取り」。
まずは「ミイラ」を漢字で書くと「木乃伊」となる
ということを落語で知るのだが…
道楽の若旦那が吉原に居続けで
迎えに行く番頭さん…出入りの頭が
木乃伊取りが木乃伊に…なってしまって、
いよいよ飯炊きの清蔵さんが登場!
その迫力のすごいこと。権助奉公の田舎者で
ついには顔色変えて、若旦那に説教をして
これで戻るから…ということになるのだが、
しかし結局、酒を飲んだら清蔵も愉快になってしまって…
「木乃伊取り」という噺は面白いし、
何といっても圓生さんの清蔵は最高だ。

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2010年4月19日 (月)

落語につぶやき 19~突落し

昨年9月に黒門亭で聞いた
志ん橋師匠の「突落し」という噺。
これも珍しい噺だと思うけど、
ネット上に六代目圓生師匠の録音を発見。
久しぶりに聞いてみると思いだす。面白い!
町内の若い衆が金もないのに吉原でどんちゃん騒ぎ。
翌朝…紙入れがないと一芝居を打つ。
お歯黒どぶでみんなで小便をしようと
馬(勘定をもらいに付いてきた見世の若い衆さん)も
関東の連れしょんで付き合えと無理やりに…
そこでどぶに馬を突き落として、逃げてしまうという。
圓生師匠の録音では、うまく突き落として
逃げてきたところでサゲになるけれど…
たしか…志ん橋師匠のでは、与太郎が…
付き落とす人を間違えて、馬も一緒に
訳も分からず逃げてくるという爆笑の展開だったのだが、
そちらは志ん朝一門の型なのかもしれない。
志ん朝師匠の録音も残されているようだが、
まだ聞いたことがなく…興味ある。

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2010年4月18日 (日)

今日思ったこと

横須賀線で久里浜行きに乗っていくと
大船、鎌倉を越えて…逗子で少し停車する。
5分ぐらいの間に前の4両を切り離すようで。
逗子から先は11両編成になる。
帰りもまた…逗子でしばらく停車して
後ろに4両を連結する。逗子からは15両。
急いでいたら…焦って、無駄に思える時間も
のんびり構えれば、何となく豊かに感じられるような。
何事も無駄のないように…きちっといきたいと思うのだけど
無駄の中にささやかな贅沢が潜んでいることも…

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2010年4月17日 (土)

柳家小満ん「宮戸川 上・下」

TBS落語研究会で放送された三席をDVD-Rに保存。
小満ん師匠の「宮戸川」を上・下で通しである。
そして「盃の殿様」という師匠の十八番ネタ。

柳家小満ん:宮戸川(上)
柳家小満ん:宮戸川(下)
柳家小満ん:盃の殿様


素晴らしい。渋い芸ながら…明るく華やかに。
特に「宮戸川」の上で軽妙な展開は魅力的。
中間のおじさんとおばさんのやり取り…
昔の馴初めを思い起こす場面が充実しているが
この辺は小満ん師匠ならではの描写で味わい深い。
そして「宮戸川」の下を聞けるのは貴重な機会だが、
夢の中の情景ながら…お花が昔振った男から仕返しされる…
落語とは思えないような…非常に悲劇的なストーリーだが、
ここでも師匠は芝居仕立てに…夢中になってしまう。
「宮戸川」って、雷で結ばれ、雷で離ればなれに、雷に縁のある噺だ。
一周忌の帰りに舟で偶然に真実を知る半七…
ここも考えてみれば、実に芝居風な展開ともいえる。
やはりこの噺は、夏の雷が重要なのだけど、
絵が広がって、舟の上という…感じられる空気がまた何ともいい。
そして後半は「盃の殿様」。大好きな噺である。
これぞ圓生ネタだが、ちょっとかわいらしい殿様がたまらない。
格式にこだわる武家社会と粋な吉原世界がここでひとつに!
何とも独特な面白さは、この噺ならではの魅力に感じられる。

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2010年4月16日 (金)

落語につぶやき 18~百年目

先週、黒門亭で小燕枝師匠の「百年目」を聞いてきたが、
この噺は花見の場面があるので…聞けるのは今の時期か?
私が最初に聞いた「百年目」というのは、
父がもっている録音で六代目圓生師匠だった。
その後…去年、落語研究会で権太楼師匠の映像が放送されて、
黒門亭で…小袁治師匠で聞いたのが、実演でははじめて。
とにかく感動的だった。一時間近い長講ですごかった。
そして今回、小燕枝師匠が二度目の実演なのである。
ネット上に「百年目」はいくつかあるのだが、
まずはさん喬師匠で聞いてみた。やっぱり最高!
権太楼・小袁治・小燕枝・さん喬って
なぜか現在の噺家では柳の師匠方ばかり。
わが家にある圓生録音は35分ほどなのだが、
ネット上に見つけたのは47分でこちらが本寸法だろう。
ということで今日は名人圓生の「百年目」だ。
やはり最初に聞いたのが、圓生師匠なので
別録音だけど、安心して聞ける…感動的な一席。
「百年目」は後半の旦那様と番頭さんのやり取りで
ここは何度聞いても心に染みる素晴らしい噺。

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2010年4月15日 (木)

落語につぶやき 17~庚申待

昨年11月に黒門亭で聞いた
駿菊さんの「庚申待」という噺。
これも珍しい噺だと思うけど、
ネット上に志ん生さんの録音を発見。
「宿屋の仇討」とそっくりの展開で…
というのは、江戸から明治の頃には
広く一般的であった庚申待ち(庚申講)であるが
現在では全くといっていいほどに知られていないので
「宿屋の仇討」だけが残り、「庚申待」は消えてしまった…
ということだと思う。私も庚申待ちのことを知らずに聞いたので
噺は面白かったが、どうも場面の設定がよくわからず…
でもこの噺は、庚申信仰を知った上で聞くと
かなりよくできた噺で…非常に興味深いのである。

宗教上の専門的なことはわからないが、
庚申信仰の信者の集まり(庚申講)は
庚申の日の晩は、神仏を祀って、眠らずに過ごした。
というのは…人間の頭と腹と足には三尸という虫がいて、
その人の悪事を監視し、庚申の日の夜、寝ている間に
天帝(閻魔様)に日ごろの行いを報告する。
それによって寿命が縮んだり、死んだら地獄に落ちると…
三尸の虫が天に昇れなくするために
その晩は、人々は集まって、酒盛りなどをして夜を明かした。
という庚申待ちが、江戸の頃には広く行われていたのである。
その情景が噺の中に描かれているということを知らなければならない。

志ん生さんの録音で改めてじっくり楽しんでみる。
日本橋馬喰町の旅籠屋の主人は、熱心な庚申信者で
家のものだけでなく、近所の人々も集めて
酒や食べ物も振舞って、みんなで楽しくお喋りをして、
庚申の晩を朝まで寝ずに過ごそうとしていた。
そこで順番にくだらない話をしていくが…
茶飯屋さんに斬りつけて…茶飯斬りとか
百姓の娘ながら…力持ちの女がお殿様のお世継ぎを産んで
女、狢汁食って、玉の輿に乗る…とか
お侍が武者修行の旅の途中…若者が目を取られ…座頭で
山賊がその若い座頭を岩にぶつけると粉々になり…
お伴の幇間が主人の仕返しだ!って、すると山賊は
幇間(たいこもち)を千切っては…座頭(砂糖)をつけて食い…
って…バカバカしい話ばかりなのだけど
そこで熊さんが、俺は懺悔話をすると…本当の話だと
昔、旅の帰りに熊谷で爺さんを殺して、二百両を盗んだと…
すると!隣の部屋からお声がかかり、
庚申の晩であるということを了承して泊っていたお侍だったが、
熊五郎は父の仇であると…明朝、斬って捨てると
夜が明けて…お侍を起こしに行くと「あの話はウソだ」って
ウソをつかないとやかましくて寝られなかった…

しかしその恐ろしさから庚申待ちの人々も
無事に朝まで眠らずに過ごせたわけで
今回の庚申待ちは大成功ということなのである。
志ん生さんは、毎年(年に一度?)というふうに言っているが、
庚申の日は年に六回、庚申待ちを三年続けると
参加した人々の名前を彫って、記念に庚申塔を建てるのである。
横浜にも庚申塔はたくさん残されているが、
そうした庚申待ちの情景を思い浮かべながら
庚申塔を探して歩くのが楽しくて、すっかり趣味になってしまった。
そして知識ながら…ちょっと庚申待ちを理解して聞くと
この「庚申待」という噺は実に面白いのである。

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2010年4月14日 (水)

三三・菊之丞・花緑

TBS落語研究会で放送された三席をDVD-Rに保存。
少し前から録りためてあったのだが、
「橋場の雪」という噺は今回はじめて聞いた。

柳家三三:橋場の雪
古今亭菊之丞:妾馬
柳家花緑:あたま山


三三さんの得意ネタのようだけど
「橋場の雪」はなるほど…「夢の酒」に似ている。
定吉が活躍するので…軽妙な印象もあるし、
雪の情景で独特の空気がいいなあという。
続いて菊之丞さんの「妾馬」もテンポが速い!
鮮やかで滑舌のよさはさすが!という。
八五郎がちょっと軽い…というのは菊之丞流。
そして花緑さんがなんと「あたま山」だ。
マクラでよく聞くけれど、その本物なのか?
これが本寸法?全編を聞くのははじめて。
面白いし、花緑さんの食べたり…飲んだり…
隣のばあさんが強烈で、上手い!見事!

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2010年4月13日 (火)

落語につぶやき 16~長崎の強飯

一昨年の秋に黒門亭で聞いた
小満ん師匠の長講「長崎の強飯」。
これも極めて珍しい噺だと思うけど
その後ももちろん出会ったことないし、
ところがネット上に六代目圓生師匠の録音を発見。
一年半ぶりに聞いてみると思いだす。
ストーリーは覚えているけれど…正直なところ…
細かいところは完全に抜けてしまっているようで
でも聞けば、記憶は甦ってくるものだ。
勘当の若旦那が登場だけど、
落語では珍しいしっかりとした金次郎さん。
父が危篤と長崎から江戸へ呼び戻されて
それは嘘だけど…長崎におかみさんがいるのに
江戸でも嫁を取らせようと強引な展開だが
ここでも悪知恵はみんな番頭さんによるもので…
お役人の渡辺様の機転とお慈悲で鮮やかに解決という
聞き終わると気分はスッキリ!
長崎と江戸の間で実に壮大な噺である。
かなり複雑な内容だし、難しいのだが、
しかし聞けば聞くほど面白い。

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2010年4月12日 (月)

落語につぶやき 15~刀屋

昨日、小満ん師匠で聞いてきた「おせつ徳三郎」。
前半が有名な「花見小僧」で後半は「刀屋」。
上下に分けて、通しで演じてくださった。
「刀屋」はちょっと珍しく…そうは聞けない噺だが、
私が最初に聞いたのは志ん朝師匠の録音。
一番最近に聞いていたのが六代目圓生師匠の録音。
ネット上で聞けるものだが、昨日の「刀屋」が印象的で
今日はもう一度じっくり聞いてみている。
最初に「おせつ徳三郎」ということで
同じく通しの一席だが、先代の馬生師匠。
続いて志ん朝師匠を久々にもう一度。
馬生、志ん朝の両師匠はやはり似ている型で
圓生師匠とは少々違っているようだ。
ということで圓生師匠を再び聞いてみると
昨日の小満ん師匠の高座が鮮やかに甦ってきた。
いずれも素晴らしいのである。聞かせる噺で感動的。

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2010年4月11日 (日)

人形町で小満ん・さん喬二人会

黒門町を後にして…仲御徒町から
日比谷線で人形町へ移動。
夜は「特撰落語会 小満ん・さん喬二人会」である。
日本橋社会教育会館という会場ははじめて。
人形町の駅を出るとすごい花吹雪。
車が通るたびに花びらが舞って。
人形町の交差点で少しだけ水天宮方面に
見事な桜の木があったのだ。
花は散って、新芽が鮮やかに。

柳家小んぶ:堀の内
柳家小満ん:おせつ徳三郎(上)「花見小僧」
柳家さん喬:井戸の茶碗
柳亭さん喬:片棒
柳家小満ん:おせつ徳三郎(下)「刀屋」

今日はじめて出会った小んぶさんが、なんと二席目。
「堀の内」もよかった!上手い。これからが楽しみ。
小満ん師匠が季節のマクラからお馴染みの「花見小僧」。
明るくって…楽しくって…何とも心地よく…前半は軽やかに。
落ち着いた旦那の喋りが小満ん師匠にはぴったりなのだが、
一方の小僧の定吉も生意気でずる賢くて…これがまたいい!
もちろん子供ならではのかわいらしさもあり、憎めないのである。
さん喬師匠が正直清兵衛さんの登場で「井戸の茶碗」だ。
うれしいな。「井戸の茶碗」が聞けるなんて!
本当に清々しい噺で正しく真っ直ぐな人に出会えるのは喜び!
特に高木佐久左衛門の爽やかさは、さん喬師匠ならではで
聞いた後の晴れ晴れした気分、なんて魅力的なのだろう。
そして仲入り後には、けちん坊のマクラから「片棒」である。
これが面白かった。久々に大笑いで…そのおかしさといったら!
おとっつぁんのからくり人形が動き出す場面で
ここはいつも…会場は爆笑で盛り上がるところだけど
さん喬師匠の顔芸とその動きに思い出しても笑ってしまう。
今日の「片棒」は最高だった。忘れられない。
トリは小満ん師匠で江戸の心中に関するマクラから「刀屋」。
「花見小僧」の後半で…「おせつ徳三郎」の通し口演となる。
貴重な機会に夢中になって聞いた。実演でははじめて。
徳三郎が奉公していた店というのが日本橋小網町だそうで
つまりは今日の会場のすぐ近くなのである。
季節のネタであり、同時に土地柄にも絡んで
やはり小満ん師匠は深いなあ…という。
きめ細かな心遣いに感動。そういう師匠なのである。
基本的には淡々と進んでいくのだが、
細かい描写は実に変化に富んでいて、
情景が目に浮かぶ。心中ものの芝居だ。
小満ん師匠という方は、あくまでも語りにこだわる方で
描写的に演じているわけではないのだけれど
しかし聞いている我々の想像力に訴えかけてきて
物語の世界が豊かに広がるのは、まさに芸の力だと
本当に素晴らしい記憶に残る「おせつ徳三郎」であった。
終わると21時40分で…びっくり!両師匠方は、
まさに長講を聞かせてくださったのである。
ありがとうございました。

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黒門亭で馬石・喬太郎・小燕枝

今日は夜の人形町の会に行く予定で
早めに上野に来て、アメ横で海鮮丼のお昼ごはん。
鈴本の前を通って、四月中席の顔ぶれを楽しみつつ…
上野公園を散歩して、黒門亭の第2部から落語三昧。
馬石さんも出るし、小燕枝師匠の「百年目」を聞きに。

第2部
柳家小んぶ:子ほめ
隅田川馬石:四段目
柳家喬太郎:幇間腹
柳亭小燕枝:百年目

外で待っていると…第1部のトリで彦いちさん!
「厩大火事」が盛り上がっている!楽しそうだな…
「厩火事」ではなく「厩大火事」なのである。
うらやましいな…早く聞きたいな…と期待は高まり、
お買い物から帰ってきた前座さん、はじめて出会う。
後でわかったら小んぶさんだった。落ち着いている。
噺は「子ほめ」だけど、上手い!小んぶさんはいい!
獅堂さんの予定が、馬石さんが先に登場。
番組変更のお知らせで…獅堂さんが急に出演できなくなり…
いま下で…というのは落語協会の事務所であるが、
ビックな企画を考えているのでお楽しみに!って。
馬石さんは「四段目」。芝居狂いの定吉と旦那のやり取り、
お店の情景は、「百年目」への導入だ。軽やかに楽しい。
忠臣蔵四段目の「ご膳~蔵の内でか~はっは…~待ちかねた…」
するとお囃子さんが「まかしょ」…えっ…なに…喬太郎!
代演のときは…お囃子を長めに引っ張るのだけど…
キョンさまの実物が現れると会場は、ヒャ~!って、悲鳴と歓声!
大興奮!まさにこれぞ「待ってました!喬太郎!」って。
こんなことってあるんだな…この展開には、感動した。
そういえば、さっき鈴本の昼の顔付けにキョン師匠いたよ!
鈴本の高座を終えて、急遽、駆け付けてくれたのだ。
今回ばかりは…本当に…喬太郎師匠の株が騰がる!
心から惚れなおしたね!噺は「幇間腹」で面白かった。
ツボにはまってしまったのが、暇を持て余している若旦那、
何かやったことないものってないのかね…「労働?」
何を言い出すのか若旦那…面白すぎ。
猫に鍼を打つ場面では…狭い高座の上で体当たり!
幇間の一八の腹に鍼を打つところでは、
キョン師匠のお腹がプルンプルンって、盛り上がった。
実は幇間遊びという点では「幇間腹」も「百年目」へとつながっていく。
トリの小燕枝師匠。いよいよ「百年目」。渋い。淡々と。
深みのある低いお声だが、じっくりと語ってくださる。
店の方では、番頭さんが小僧たちにきついお小言で…
しかし奥に入ると…旦那と番頭さんでは立場が入れ替わり…
その辺の主従関係が、声の勢いできっちり演じ分けられている。
堅物の番頭さんが、秘かに楽しんでいた花見遊びで
店の旦那に偶然に出くわしてしまう…それを機会に
番頭さんがすっかり萎れてしまって…その変貌はこの噺のポイントで
しかし後半の…旦那が番頭さんに感謝の気持ちを伝えるところ…
最初に店に来たときには役立たずで、でもどこか見所があると
丹精込めて育てたら…いまではこんなに立派な番頭さんになりました…
ここで…本当に心に染みる感動的なお言葉で
いつも胸がいっぱいになってしまう。いい噺である。
キョン師匠にも出会えたし、「百年目」も聞けたし、
今日ばかりは思い出に残る黒門亭であった。

20100411

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2010年4月10日 (土)

落語につぶやき 14~初天神

ネット上で聞ける「初天神」をいろいろ…
寄席でよく前座さんが聞かせてくれるけど
最近のでは、さん喬師匠が元になっているとのことで
前に一度珍しく変わった型だったのが、
今の大五朗さんが、まだだん五さんだったときに
金ちゃんが初天神に連れていってもらうことを
おとっつぁんに認めさせるところ
柳家と古今亭で少し違っているのか…どうだろう。

テレビとか…「初天神」というと小三治師匠のイメージが
放送だと10分程度の短い高座だと思うけど
1979年収録で30分という本寸法の録音がある。
噺の展開は現在のさん喬師匠と近い印象。
凧あげでおとっつぁんが夢中になるところまで。
さん喬師匠の金ちゃんはかわいらしくて、
でも買って~買って~はかなり強烈!
これが権太楼師匠になると…
金ちゃんがもう少し幼い印象でそれゆえにしつこい!
そのしつこさでの滑舌のよさは、権太楼節が炸裂!
でもやはり究極は遊雀さんだろう。
金ちゃんがたちが悪くて、その極悪さは壮絶。
とにかく面白いし、子供は恐ろしい…という。

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2010年4月 9日 (金)

落語につぶやき 13~樟脳玉

ネット上で聞ける六代目圓生さんの録音から「樟脳玉」。
「樟脳玉」というお噺は非常に珍しいのではないかと…
私は一度だけ実演で聞いたことがあって、
「柳家小満んの会」で小満ん師匠が演じてくださった。

八五郎と兄貴分の間に悪い相談がまとまって…
長屋のねじ兵衛さんのところのおかみさんが亡くなり、
幽霊を出して、仏様は気が残って成仏できないと
着物や金を寺に納めさせて、それを横取りしようという。
幽霊の出し方は「不動坊」に似ているが、
兄貴の助言で夜に火の玉を飛ばして…
長太郎玉(樟脳玉)に火をつけると熱くなく燃えるという。
面白いのは、おかみさんの着物を寺に納めようと選ぶところで
一枚一枚の着物に思い出があって、惚気話がはじまるという。
昔、お屋敷に奉公に上がっていたというおかみさんは、
持っている着物類も上質なものが多いそうで
その種類のひとつひとつが説明されるのだが、
着物のことはわからないという…その辺が噺の難しさで
いまの世の中には馴染みにくいのかな…という。
「樟脳玉」は三遊亭圓朝作だそうである。

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2010年4月 8日 (木)

南西ドイツ放送交響楽団

ハンス・ツェンダーの指揮によるシューベルトの交響曲全集。
バーデン・バーデン、フライブルクの南西ドイツ放送交響楽団の演奏で
交響曲 第3番 ニ長調 D.200(2000.4.14)
交響曲 第4番 ハ短調 D.417「悲劇的」(1996.3.7)
シューベルト好きの私であるが、たまらなく素晴らしい!
ハンス・ツェンダーの引き出す響きにも厚みが増してきたが、
ゆったりとした貫禄と同時に明解な彫刻は実に鮮やかで
躍動感ある音楽には喜びがあふれている。
スケルツォの楽章では独特のリズムとアクセントが個性的で
その辺には前衛的な深い切り込みが感じられる。

Hanssler 93.120

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2010年4月 7日 (水)

レナード・バーンスタイン 12

バーンスタイン指揮ニューヨークフィルによる
チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」
1986年8月16日にニューヨークの
エイヴァリー・フィッシャー・ホールで収録。
晩年のバーンスタインの特徴をよく示した演奏ではないか。
「悲愴」といえば43分から46分ほどが一般的なところを
バーンスタインは58分をかけて丁寧に聞かせている。
どうやったら15分も長くなるのか…というのは、
ゆっくりのところは極限まで遅く、
そして間の取り方だが、音のない空白のところで
実に独特な呼吸が感じられるのであり、
休止符がいかに音楽に重要な役割をするか…
集中力とその緊張感は見事である。
また繊細な表現で何とも美しい歌を聞かせているので
その辺もこの演奏の魅力であることは間違いない。
特に終楽章は感動的であり、強い想いが伝わってくる。
とにかく全体に最も遅いテンポによる演奏なのだが、
それで長く感じられることはないし、これぞ名演。
バーンスタインの個性あふれる創造性に満ちた音楽である。

DG F35G 20084

「レナード・バーンスタイン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月 6日 (火)

バイロイト音楽祭2009

20100406

バイロイト音楽祭のホームページより
指環を指揮するクリスティアン・ティーレマン。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から楽劇「ワルキューレ」。
7月28日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音で
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
昨日の「ラインの黄金」に続き、一度通して聞いてみた。
「ラインの黄金」と「ワルキューレ」は連続して聞きたいと思っている。
私の勝手な感想かもしれないが…2008年の指環では、
「ワルキューレ」だけが…何となく雑な仕上がりのような気がしたのだけど
ここでの2009年の演奏は、圧倒的な勢いと迫力で感動的である。
音の存在感、重み、立体的な造形構築、空間の広がり、意味、…、
まるで違っている。近く改めてじっくり聞いてみることにして…

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月 5日 (月)

バイロイト音楽祭2009

20100405

バイロイト音楽祭のホームページより
「ニーベルングの指環」演出のタンクレッド・ドルストと
アルベリヒのアンドルー・ショアはリハーサル中である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から楽劇「ラインの黄金」。
7月27日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音で
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
今日は最初に場面転換を確認しつつ、一度通して聞いてみた。
近く余裕のあるときにじっくり聞いていきたいと思う。
ティーレマンの指環は、さすがに完成されているが、
何度聞いても圧倒的な密度と深みのある美しさは感動的である。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月 4日 (日)

今日の風景から

20100404a

お花見ではないのだけど、近所の公園の桜。
立派な木できれいな花を咲かせている。
おそらく昭和45年頃にこの公園はできたのではないか…
すると40年の年月でここまでの木に成長したのである。

20100404b

別の角度から花を見て…
先日の春の嵐にも耐えてくれたのだ。

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2010年4月 3日 (土)

南西ドイツ放送交響楽団

ハンス・ツェンダーの指揮によるシューベルトの交響曲全集。
バーデン・バーデン、フライブルクの南西ドイツ放送交響楽団の演奏で
交響曲 第1番 ニ長調 D.82(1999.5.19, 11.11)
交響曲 第2番 変ロ長調 D.125(2002.2.9-15)
明快でくっきりと晴れわたるシューベルトは気持ちいい!
ハンス・ツェンダーの厳格な音楽構築は隅々まで完璧だが、
音は明るく、リズムは躍動して、その楽しさといったら
この上ない喜びである。何という透明な響き!
シューベルトの初期の交響曲だが、私は大好きだ。
基本は単純だけど…ときにハッとするような和声があり、
やはりシューベルトはいいのである。素晴らしい!

Hanssler 93.120

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2010年4月 2日 (金)

WDR交響楽団2007/2008

セミヨン・ビシュコフ指揮WDR交響楽団による
R.シュトラウスのアルプス交響曲。そして後半に
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら。
2007年12月17-21日の収録である。
感動的だ。これは最高!圧倒的な名演。
セミヨン・ビシュコフのケルンでの活躍は注目で
近年、私にとっての最も重要な存在となっているが、
ここでのR.シュトラウスもまた格別である。
表現としては濃厚なものを盛り込んでいるけれど
音がしつこくなることはないし、一点の濁りもなく、
R.シュトラウスの爽やかで…洗練された感覚は魅力。
夜の場面での重い音から勢いに富んだ華麗な響きにまで
実に雄弁な音楽。空間の広がりは壮大である。
色彩や音における温度の変化も絶妙で
嵐の前の静けさ、周辺の空気は温度が一気に下がり、
登山者の体温は奪われ…恐怖感に襲われる…
その辺の描写はとにかく見事で、これぞ理想といえる仕上がり。

Profil PH09065

「セミヨン・ビシュコフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年4月 1日 (木)

エクサン・プロバンス音楽祭2009

エクサン・プロバンス音楽祭2009から
サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルによる
ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」(第3幕)
6月28,30日、7月9日にプロバンス大劇場で収録。
先月BShiで放送された映像である。
演出・美術・映像はステファヌ・ブロンシュウェグ。
第3幕第1場は、舞台は再びライン川に戻ってきて
ラトルの指揮は非常に繊細な響きを聞かせて
まずはその精妙な音作りが印象的なのだが、
続く第2場でジークフリートが過去を振り返るところでも
ちょっと安全運転なのかな…という。
第1幕でも同じことが気になった。
すごく勢いがあって突き進むところと
丁寧ではあるけれど…安全なのは弱さをも感じさせる…
ラトルにしては、場面によってムラがあるかな…という。
面白くてやはり聞かずにはいられないけれど…
ラトルはワーグナー指揮者ではないなとは思ってしまう。
葬送行進曲の後で第3場は非常に緊迫した音楽が感動的。
配役では第3幕でもハーゲンのミハイル・ペトレンコが素晴らしい。
この演出でのハーゲンは、かなりのインテリ的な扱い。

DVDR164/165/166

「サイモン・ラトル」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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