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2010年4月17日 (土)

柳家小満ん「宮戸川 上・下」

TBS落語研究会で放送された三席をDVD-Rに保存。
小満ん師匠の「宮戸川」を上・下で通しである。
そして「盃の殿様」という師匠の十八番ネタ。

柳家小満ん:宮戸川(上)
柳家小満ん:宮戸川(下)
柳家小満ん:盃の殿様


素晴らしい。渋い芸ながら…明るく華やかに。
特に「宮戸川」の上で軽妙な展開は魅力的。
中間のおじさんとおばさんのやり取り…
昔の馴初めを思い起こす場面が充実しているが
この辺は小満ん師匠ならではの描写で味わい深い。
そして「宮戸川」の下を聞けるのは貴重な機会だが、
夢の中の情景ながら…お花が昔振った男から仕返しされる…
落語とは思えないような…非常に悲劇的なストーリーだが、
ここでも師匠は芝居仕立てに…夢中になってしまう。
「宮戸川」って、雷で結ばれ、雷で離ればなれに、雷に縁のある噺だ。
一周忌の帰りに舟で偶然に真実を知る半七…
ここも考えてみれば、実に芝居風な展開ともいえる。
やはりこの噺は、夏の雷が重要なのだけど、
絵が広がって、舟の上という…感じられる空気がまた何ともいい。
そして後半は「盃の殿様」。大好きな噺である。
これぞ圓生ネタだが、ちょっとかわいらしい殿様がたまらない。
格式にこだわる武家社会と粋な吉原世界がここでひとつに!
何とも独特な面白さは、この噺ならではの魅力に感じられる。

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