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2010年4月11日 (日)

黒門亭で馬石・喬太郎・小燕枝

今日は夜の人形町の会に行く予定で
早めに上野に来て、アメ横で海鮮丼のお昼ごはん。
鈴本の前を通って、四月中席の顔ぶれを楽しみつつ…
上野公園を散歩して、黒門亭の第2部から落語三昧。
馬石さんも出るし、小燕枝師匠の「百年目」を聞きに。

第2部
柳家小んぶ:子ほめ
隅田川馬石:四段目
柳家喬太郎:幇間腹
柳亭小燕枝:百年目

外で待っていると…第1部のトリで彦いちさん!
「厩大火事」が盛り上がっている!楽しそうだな…
「厩火事」ではなく「厩大火事」なのである。
うらやましいな…早く聞きたいな…と期待は高まり、
お買い物から帰ってきた前座さん、はじめて出会う。
後でわかったら小んぶさんだった。落ち着いている。
噺は「子ほめ」だけど、上手い!小んぶさんはいい!
獅堂さんの予定が、馬石さんが先に登場。
番組変更のお知らせで…獅堂さんが急に出演できなくなり…
いま下で…というのは落語協会の事務所であるが、
ビックな企画を考えているのでお楽しみに!って。
馬石さんは「四段目」。芝居狂いの定吉と旦那のやり取り、
お店の情景は、「百年目」への導入だ。軽やかに楽しい。
忠臣蔵四段目の「ご膳~蔵の内でか~はっは…~待ちかねた…」
するとお囃子さんが「まかしょ」…えっ…なに…喬太郎!
代演のときは…お囃子を長めに引っ張るのだけど…
キョンさまの実物が現れると会場は、ヒャ~!って、悲鳴と歓声!
大興奮!まさにこれぞ「待ってました!喬太郎!」って。
こんなことってあるんだな…この展開には、感動した。
そういえば、さっき鈴本の昼の顔付けにキョン師匠いたよ!
鈴本の高座を終えて、急遽、駆け付けてくれたのだ。
今回ばかりは…本当に…喬太郎師匠の株が騰がる!
心から惚れなおしたね!噺は「幇間腹」で面白かった。
ツボにはまってしまったのが、暇を持て余している若旦那、
何かやったことないものってないのかね…「労働?」
何を言い出すのか若旦那…面白すぎ。
猫に鍼を打つ場面では…狭い高座の上で体当たり!
幇間の一八の腹に鍼を打つところでは、
キョン師匠のお腹がプルンプルンって、盛り上がった。
実は幇間遊びという点では「幇間腹」も「百年目」へとつながっていく。
トリの小燕枝師匠。いよいよ「百年目」。渋い。淡々と。
深みのある低いお声だが、じっくりと語ってくださる。
店の方では、番頭さんが小僧たちにきついお小言で…
しかし奥に入ると…旦那と番頭さんでは立場が入れ替わり…
その辺の主従関係が、声の勢いできっちり演じ分けられている。
堅物の番頭さんが、秘かに楽しんでいた花見遊びで
店の旦那に偶然に出くわしてしまう…それを機会に
番頭さんがすっかり萎れてしまって…その変貌はこの噺のポイントで
しかし後半の…旦那が番頭さんに感謝の気持ちを伝えるところ…
最初に店に来たときには役立たずで、でもどこか見所があると
丹精込めて育てたら…いまではこんなに立派な番頭さんになりました…
ここで…本当に心に染みる感動的なお言葉で
いつも胸がいっぱいになってしまう。いい噺である。
キョン師匠にも出会えたし、「百年目」も聞けたし、
今日ばかりは思い出に残る黒門亭であった。

20100411

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