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2010年5月31日 (月)

圓生百席 「木乃伊取り」

六代目圓生師匠の「木乃伊取り」が大好きで
ネット上で聞ける録音よりも
有名な圓生百席の方が、時間が長く…
こちらこそ究極の本寸法なのか?今日は聞いている。
素晴らしい。感動だ。完璧だ。
本寸法を聞けるという機会はそうはないのだけど
圓生百席を聞くというのは勉強であり、研究だ。
飯炊き清蔵の大活躍に夢中になってしまう。

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2010年5月30日 (日)

深夜便 落語100選から

久しぶりに「ラジオ深夜便 落語100選」
毎月最終週の火曜、水曜の深夜に放送されているが、
録りためた四席をCD化して聞いている。

初音家左橋:初天神
三遊亭小遊三:鮑のし
三遊亭好楽:親子酒
桂伸治:宿屋の仇討


この放送では、一席10分から15分ほどで
するとCD一枚分に五席収録できるのだが、今回は四席で
というのは、トリの「宿屋の仇討」はたっぷり30分である。
「深夜便 落語100選」でははじめての長講。
左橋師匠の「初天神」がまず楽しくて、心地よい空気。
金ちゃんもかわいくて、相変わらず生意気だけど…ぴったりだ!
続いて小遊三さんの「鮑のし」だけど…これがちょっと…
私の好みの「鮑のし」ではなくて…というのは、
「人がいいのが甚兵衛さん、バカで与太郎」というけれど
ここでの甚兵衛さんが、どうも与太郎風で…イメージと違う。
甚兵衛さんは、ぼっとしていて、世の中ついでに生きている…
だからいい人!とはいってもバカではちょっと噺が違ってくる。
好楽さんの「親子酒」も独特のムードだ!穏やかな印象で
おかみさんとのやり取りを中心に都々逸付き。あ~こりゃこりゃ!
芸協の噺家さんはあまり知らないのだが、桂伸治師匠ははじめて聞く。
何となく志ん馬師匠のイメージなんだけど…声と雰囲気かな?
この「宿屋の仇討」はすごくいい!面白くて大好きな噺。

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2010年5月29日 (土)

落語につぶやき 27~包丁

六代目圓生師匠でまさにこれぞ圓生という噺。
今日は「包丁」を聞いている。
圓生が得意にしていたということを聞くし、
現在はあまり聞く機会がなくて…
というか、実演では一度も聞いたことはないけれど
面白い噺である。すごい情景だ。さすがに圓生!
でも実は…はじめて聞いたときは、なかなか難しくて…
あまりよくわからなかったのだけど、また聞きたいと
そう思わせるのがこの噺のすごさであり、
圓生師匠の芸であり、繰り返し聞けば…
もう聞きたくて聞きたくて…仕方ないという。
一時期はまっていたことがあったのだが、
今日はまた聞いてみると…何ていいのだろう。
迫力のある情景と後半の展開で…
拍子抜けしてしまうサゲのおかしさ!たまらない。

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2010年5月28日 (金)

読売日本交響楽団 2009/2010

BS2で放送された読売日本交響楽団の演奏会。
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキの指揮で
「第164回 東京芸術劇場名曲シリーズ」
2009年9月15日に東京芸術劇場で収録された映像。
バルトークの管弦楽のための協奏曲
ラヴェルのスペイン狂詩曲とボレロというプログラム。
NHKで読売日本交響楽団の演奏会が放送されることは少ないので
放送に関しては、スクロヴァチェフスキというとN響とのイメージだけど
ザールブリュッケン放送交響楽団とのCDもいろいろ聞けるし、
スクロヴァチェフスキはよく知っているつもりなのだが、
それでも思った以上に柔らかい響きが魅力的で
ゆったりとした中に丁寧に創りこまれた表現は素晴らしい。
独特な色合いが感じられて、過度に民俗色を強調するわけでもなく、
前衛的な傾向を前に引き出すこともしないし、非常に心地のよい調和で
これぞ巨匠スクロヴァチェフスキの世界!私は好きである。
というのは、バルトークを聞いての感想で…後半のラヴェルも
角のとれた音作り、抑制のきいた色彩は
異国情緒の夜の世界を美しく描き出している。

DVDR167

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2010年5月27日 (木)

ベルナルト・ハイティンク 6

昨日に続いて、ハイティンク指揮ロンドンフィルによる
ショスタコーヴィチの交響曲。今日は第15番。
こちらは1978年3月にロンドンでの収録である。
録音が素晴らしく、打楽器の活躍が冴えわたる。
様々な作品からの引用がちりばめられており、
その辺は親しみを感じる部分ではあるのだが、
晩年のショスタコーヴィチによるこの交響曲は、
私にとっては、最も難解な複雑にして緻密な作品である。
独特の荒涼とした感じ、打楽器の孤独な音色、
ハイティンクのしっかりと構えた音楽作りは実に名演だ。

CDR597

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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横浜の風景から 98

20100527a

旭区さちが丘で…道路建設中の風景なのだが、
二俣川駅近くの厚木街道から相鉄線を跨ぐ陸橋を越えて
この先、桃源台、善部町を通って、瀬谷区阿久和の方に抜ける道。
現在の道路の横に新しい道を建設中。今は工事してないが…
今年の3月で平成21年度末には、植栽を整備していた。

20100527b

この新しい道…どこからどこへつながるのか?
きれいにできているけれど、ほんのひと区画で
どこにもつながっていないので、両側をふさいでしまっている。
植栽整備の終わった人道も入れない状態。
しばらくの間は、このまま放置されるのか?
また年度末になると急に工事は進むのだろう。
今年度か来年度か…さらに先なのか?
いずれどこかにつながれば、便利になるのかも…

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年5月26日 (水)

ベルナルト・ハイティンク 5

ハイティンクのショスタコーヴィチを録音順に聞いていきたいと思う。
今日はロンドンフィルとの演奏で交響曲第10番。
1977年1月の収録でこのシリーズ最初の録音であると思われる。
ハイティンクは1977年から1981年までロンドンフィルと録音したが、
1981年5月の交響曲第5番以降、1984年の第13番までは
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との組み合わせに変更されている。
(当時の名称はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)
西側での最初の交響曲全集であろうか…
時間がかかるので仕方ないかもしれないけれど
同じオーケストラで最後までいけなかったことは、何となく残念。
その後1980年代にロンドンフィルとヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集に
着手しているので、指揮者とオーケストラの関係ではなく、
レコード会社の意向でコンセルトヘボウに変わったのかもしれない…
わからないが…何か事情があったのか?
先が長いので…いま結論付ける必要はないけれど
ハイティンクの厳しい姿勢と静寂における透明感が素晴らしい。

CDR596

「ベルナルト・ハイティンク」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年5月25日 (火)

クラウディオ・アラウ 6

1963年9月のクラウディオ・アラウで
引き続き、ベートーヴェンのピアノ・ソナタである。
先日は第21番「ワルトシュタイン」を聞いたが、
同じときの録音で残されているのは、
第8番「悲愴」と第29番「ハンマークラヴィーア」。
そしてこの2曲の間に作品51-2のロンドを挿んでみた。
相変わらず重量感のあるベートーヴェンである。
スピードは鮮やかにその辺はむしろスタンダード。
「ハンマークラヴィーア」は後のデジタル再録音で
アラウが亡くなってしまって、実現していないので
こちらの録音で聞いてみると…こうだったのか…という
実に貴重な機会でもあり、晩年の演奏も聞いてみたかったと…
感動的な演奏なだけに残念な気持ちになってくる。
1960年代前半のアラウは、まだまだ快調に弾き進んでいるので
晩年ならば、テンポ感はおそらく落ちただろうけれど…
しかし表現や細部の処理でさらに様々な工夫が聞けたはず。

CDR595

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2010年5月24日 (月)

今日の風景から~みなとみらい

20100524

朝のうち、激しい雨だったけど、びしょ濡れ…
今日はみなとみらいに行ってきたのでそのときの写真。
ランドマークタワーの上の方が雲の中で
汽車道を通って、ワールドポーターズから。

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2010年5月23日 (日)

馬風・圓歌・権太楼・さん喬

NHK「日本の話芸」で録りためた四席をDVD-Rに保存。
順番は私なりに下記のような内容にしてみたが、
なんて豪華な顔付けなのでしょう。

鈴々舎馬風:紙入れ
三遊亭圓歌:紺田屋
柳家権太楼:二番煎じ
柳家さん喬:芝浜


馬風師匠の面白いこと!マクラから面白すぎ。
お馴染みの当代小さん、正蔵の子供時代。
馬風師匠の三平ものまねはいいなあ~。
噺も「紙入れ」で毎度なのだけど、これが面白い!
そして圓歌師匠は「紺田屋」。はじめて聞く噺。
こういう噺なんだ!人情噺…信心の噺である。
昔は虱(シラミ)のことを観音様といった。
続いて、権太楼師匠の「二番煎じ」。
これがまた最高!大好きだ。寒い…というのは、
噺を聞いていると冬に逆戻り。季節は夏なのに…
冬になったところで…年末の情景は「芝浜」。
聞いていると季節がわからなくなっちゃった。
さん喬師匠の「芝浜」に感動!今日学んだのは、
芝の魚河岸は雑魚専門だが、朝夕に開かれていたらしい。
さん喬師匠の高座は、上質なお芝居を見ているようで。

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2010年5月22日 (土)

今日のこと~法事な一日

今日は祖父の13回忌と祖母の7回忌の法要で
千葉県松戸市の方へ出掛けていた。
実は祖母の方は一年早くて、ということは満五年になるのか…
親戚みんなが集まるのもなかなかたいへんなので
ここで盛大にという感じに。次の13回忌はかなり先のことだし。
忘れもしない…祖母の一周忌のことだったか?
4年前になるのか?2006年6月3日だった…
やはり土曜日だったけれど、首都高速湾岸線が大渋滞で
わが家は一時間の大遅刻!ということがあったのだ。
車は時間があてにならないので一時間前に着くつもりで行け!
ということを肝に銘じたのだけど…今日がまた大渋滞。
大井の料金所は順調に越えたのだけど…
有明から浦安までがアウト!でも何とか無事到着。
早めに出てはいたので10時35分に着いた。
11時からなので、着いてからちょっと余裕あったし。
でも途中、10時を回った頃には、今だからいうけど…
これはマズイな!と前の遅刻が脳裏をよぎり、ハラハラした。
午後は新小岩の料理屋さんでお食事。夕方、順調に帰宅。

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2010年5月21日 (金)

落語につぶやき 26~田能久

今回の小満んの会で演じられた「田能久」。
演目は知っていたが、聞いたことなかったので
ネット上にある六代目圓生師匠の録音で予習しておいた。
小満ん師匠の実演を聞いて、すごくよかったので
また聞きたくなってしまい…今日は圓生録音で復習している。
「田能久」って、やはり独特な噺である。不思議な世界。
四国阿波の徳島が舞台というのがまず珍しいし、
まるで昔話のようなストーリーで…懐かしい感覚に。
でも圓生師匠の録音だと…これが不気味に
おどろおどろしく、迫力もあって、落語の名作である。
うわばみの噺って、実際はあり得ないものだけど
このようにリアリティがあるとその情景は現実のものに
楽しいというよりも感動的な物語なのである。

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2010年5月20日 (木)

落語につぶやき 25~稲川

前回の3月18日の小満んの会で演じられた「稲川」。
昨日はそのときの録音をじっくり聞いたのだが、
今日はネット上にある六代目圓生師匠の録音で…
「関取千両幟(せんりょうのぼり)」と演じられていたようだが
噺は同じく「稲川」である。この噺はやはりマクラが長いようで
相撲の歴史や逸話をたっぷり説明した後に
後半でお薦(こも)さんが稲川にお蕎麦の差し入れをするという。
蕎麦は縁起のいいもので…商売がまとまると手打ちで蕎麦。
晦日に食べると金が延びる。というのは、金箔を延ばすのに
味噌の匂いがすると延びなくなるが、蕎麦の香りで匂いを消し、
すると再び金箔は延びるようになると…それにはじまり、晦日に蕎麦、
いまも大晦日の年越し蕎麦は、縁起のいいものなのである。
ちょうど相撲は夏場所だが、落語の相撲噺も面白い。

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2010年5月19日 (水)

柳家小満ん 「長者番付」

昨日の「柳家小満んの会」で買ってきたCDを聞いている。
前回の3月18日の関内ホールでの録音で
「稲川」「本堂建立」「長者番付」の三席。
改めて振り返ってみると…「稲川」のマクラで
相撲の歴史に関するうん蓄が実に面白い。
こういう話をじっくり聞けるのも小満ん師匠の高座ならでは。
「稲川」はいい噺だ。相撲ネタには人情噺が多い。
昔の力士は立派だったということなのだろう。
それに対して…「本堂建立」はバカバカしいのが面白さ。
髪結い床でのくだらない情景が噺の筋なのだが、
同じくマクラで江戸の床屋の作りを説明してくれているのは、
すごく勉強になる。床屋の様子は「浮世床」の噺に似ていて…
そして後半は「長者番付」だ。マクラで聞けるうん蓄の点では、
江戸の下り酒の話題が興味深い。波にゆられてコクが出て、
日本橋は霊岸島の新川堀に到着するという。
噺に入るとお馴染み…田舎の作り酒屋で「うんつく」の謂われである。
面白いし、明るく楽しく、三席とも充実の録音だ。


CDは下記のサイトからも購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2010年5月18日 (火)

第98回 柳家小満んの会

毎度の「横浜 柳家小満んの会」で関内ホールへ出掛けた。
今回の三題も何かつながりがありそうで…キーワードは「坊主」?
「蛸坊主」ではまさに坊さんが登場。四人の悪僧を老僧が懲らしめる。
「田能久」では、うわばみが白髪の老人に姿を変えて現れ…
「強飯の遊び」は前半が弔いの場面である。寺ではお経があがる。
ご隠居が96歳の大往生で…「老人が活躍」というのもいえるのか?

柳亭市也:道具屋
柳家小満ん:蛸坊主
柳家小満ん:田能久
柳家小満ん:強飯の遊び


開口一番は市也さん。上手くなったな!噺はお馴染み「道具屋」。
与太郎とおじさんの演じ分けも喋りでしっかりできていたし、
それ以上に目に力があって、絵としても引き込まれた。
今日の小満ん師匠の三席は、噺のセレクトが何とも魅力的で
「蛸坊主」という噺は今回が完全にはじめてだが、
「田能久」も「強飯の遊び」もそれほど頻繁にかかる噺でもないし、
でもそうした地味な噺をこんなにも楽しく仕上げてしまうのは
師匠の話芸で、夢中になってしまうのだから…私も好きである。
すごく面白かった。面白いといっても笑い転げるのではない…
じんわりとくる面白さで、これぞ通好み!たまらないものがある。
「蛸坊主」では、不忍池の料亭で…坊さんは生臭ものは食べないと
高野山の修行僧であると語る四人の悪僧が鰹だしの椀物にケチを付け、
それに対して、偶然居合わせた老僧が高野山の由来を語り聞かせ、
見事に懲らしめるという…ここが鳴り物入りで芝居仕立てに
いきなりのすごい迫力…最初からなかなかの重厚な噺にびっくりだった!
続いて「田能久」だが、こちらは四国阿波の徳島という…
落語には珍しい場所が舞台だが、うわばみ登場の民話のような噺で
「親孝行は徳の本」という教えも入っているが、
一晩の情景が絵画的に鮮やかな噺である。面白い!こういう噺もいい。
「強飯の遊び」は「子別れ(上)」としても知られており、
今日は単独の噺で…後の展開についてはなしだけど…
でも主人公はやはり大工の棟梁で熊さんだった。
江戸時代に「遊び」といえば…「女郎買い」のことであり、
師匠もサゲでは「強飯の女郎買い」といっておられた。
弔いの席でご隠居の思い出を語る人情噺的な場面もあるけれど
酒癖の悪い熊さんは、周囲に絡んでどうしようもなく…
最後には吉原に繰りこんでしまうのである。
ひとつ今日学んだことは、当時は弔いの参列者には
帰りに菓子折りを持たせたそうだが、仏が高齢で大往生の場合には、
お煮しめの入った強飯の弁当をみやげに出したそうである。
強飯といっても…お赤飯ではなく、つまり小豆ではなく黒豆を入れて炊く。
弔いはめでたいわけではないので赤飯は振舞えないが、
黒豆入りの強飯はそれほど縁起の悪いものということでもないようで…
熊さんは余った強飯の弁当をみんな持ってきてしまって
吉原の若い衆に自慢げに配る。がんもどきの汁が少ないようですが…
次回は7月20日(火)第99回 横浜 柳家小満んの会
演目は「茗荷宿」「ちりとてちん」「種の起源」です。

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2010年5月17日 (月)

クラウディオ・アラウ 5

1962年6月のクラウディオ・アラウの続きは
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第11番と第12番。
そして1963年9月に進み、第21番「ワルトシュタイン」。
今日はこの3曲のピアノ・ソナタを聞いている。
重厚なベートーヴェンである。たっぷり鳴り響く。
アラウの音には独特の色合いと深みが感じられ、
まさに王道を行く感動的なベートーヴェン演奏。
同時に…若き日のアラウは、速いところでは
細やかな動きを爽快に弾き進み、もう完璧である。
望みうるものがすべて揃っている感じ。
録音は少々古いのでアナログ的ではあるが、
その辺も味わいとして楽しまなければ!

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横浜の風景から 97

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以前からすごく気になっていた看板である。
「ここは長寿社会対策重点地区です」
旭区笹野台4丁目で笹野台1丁目との境界だ。
三ツ境の駅にも近いし、古くからの住宅地だと思うけど
そんなに長寿社会なのか!年寄りばかりなの?
この看板もかなり古そうで…ならば現在の状況は?
旭区も瀬谷区も横浜市では高齢化の地域なのである。
長寿社会における対策って、具体的に何を行うの?
旭区防犯協会と旭警察署も連名で
どうも防犯が目的のようなのだが…

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年5月16日 (日)

今日の風景から~金沢八景

20100516

子供のころからなぜか京浜急行に乗るのが好きで
それは速いから?まわりとの距離感で
景色の動きで恐ろしく速く感じるというのもあるけれど
でもそれにしても京急のスピードは速いのである。
新型の車輌は揺れないし、とにかく快適!
新逗子に行くのに「快特」三崎口行きに乗って、
金沢文庫まで…隣に止まっていたのは浦賀行。
もうひとつ乗って、金沢八景にまで足を延ばす。
隣のホームに新逗子行はいなかった。
結局しばらく待つことに。そのときの写真。
ホームの横にわら葺き屋根の家がある。
長閑な風景だ。こちらが山側で
反対の後ろには海があり…いいところ。

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2010年5月15日 (土)

クラウディオ・アラウ 4

クラウディオ・アラウの名演を振り返っているが、
ここで1960年代の前半にまでさかのぼって、
ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聞いていくことにした。
アラウは1960年代にベートーヴェンの協奏曲とソナタの全集を
完成させているが、1962年6月がそのスタートのようである。
5曲のピアノ・ソナタを録音しており、その中から今日は
第13番と第14番「月光」の作品27、第15番作品28の3曲。
アラウ独特の味わい深いベートーヴェンではあるが、
やはりまだ巨匠も若くて、非常にスムーズな流れである。
最も顕著なのが「月光」で骨太ではあるが爽快感も漂っている。
後のデジタルによる再録音では、「月光」は実現する前に
アラウが亡くなってしまったので、その意味ではこちらは貴重な演奏。
晩年に比べるとスタンダードな印象ではあるが、私は好きである。
第15番も勢いがあって、音楽の力強い構築は魅力的だ。
録音年代順に続いて聞いていきたいと思う。

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2010年5月14日 (金)

今日の風景から~犬は賢い

20100514

相模鉄道の希望ヶ丘駅から少し三ツ境よりの場所で
線路の下をくぐる地下道があり、階段を上がって
出たところが厚木街道なのだが、ここは自動車の交通量が多く、
押しボタン式の歩行者専用の信号が青にならないと渡れない。
かわいい柴犬を連れたおじいさんが先に待っていた。
信号が赤に変わって、上りも下りも車が止まり…
歩行者用の信号が青になって、犬に向かって「よし!」。
柴犬とおじいさんは、歩道を渡りはじめた。
でもここで気付いたこと。「よし」の合図を犬は見ていない。
耳で聞いて、おじいさんの声に反応したのか?
「よし」の声の瞬間には、柴犬は歩きはじめていたのである。
おそらく毎日の散歩コースで慣れているのかもしれないけれど
信号が変わり、左右の車が止まって、安全が確認できたら
「前に進んでいい」という、この状況をしっかり認識しているのである。
飼い主との連携もぴったりだし、犬って賢いなあという…再発見。

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2010年5月13日 (木)

レナード・バーンスタイン 14

1961年のバーンスタインを聞いている。
1961年4月3日に収録されたマーラーの交響曲第3番。
マーサ・リプトンのメゾ・ソプラノ独唱である。
そしてその前に…1960年の交響曲第4番との間の録音だが、
1960年2月16日の亡き子をしのぶ歌。
こちらはジェニー・トウレルのメゾ・ソプラノ独唱。
1960年代前半のニューヨーク・フィルによるマーラー演奏は
今日の感覚からすると…あまり洗練されているとはいえず…
しかし印象としては、暑苦しい感じはしないし、
バーンスタインも丁寧にひとつひとつの音に思いを込めて
この演奏によって、マーラーの音楽が世界に広められていったという
独特の空気が録音の中に存在していることは事実である。

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「レナード・バーンスタイン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年5月12日 (水)

ウラディーミル・アシュケナージ 3

1977年のアシュケナージを聞いている。
フィルハーモニア管弦楽団を弾き振りして
モーツァルトのピアノ協奏曲全集を完成させているが、
1977年12月のK.453とK.467でスタートしたと思われる。
音が美しく、弱音の透明感、輝きは最高だ。
アシュケナージは楽しげな表情付けを行っているけれど
その仕上がりはというと…非常に落ち着いて、大人の音楽。
ハ長調K.467は特に魅力的で…私のお気に入りである。
ピアノ協奏曲を録音年代順に聞いていきたいと思う。

CDR590

「ウラディーミル・アシュケナージ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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横浜の風景から 96

20100512a

瀬谷区二ツ橋町の二ツ橋神明社。
地図で見つけてあったのだが、
近くを通ったので今回はじめて訪ねてみた。

20100512b

思っていた以上に立派で驚きだったのと
社殿が新しくて…おそらくこの数年で建て替えられたのか?
ちょっと期待していた感じとは違うかな…という。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年5月11日 (火)

クラウディオ・アラウ 3

今日もクラウディオ・アラウを聞いている。
ブラームスの協奏曲と同時期の録音でリストの作品。
1970年3月のベルリンで収録されたピアノ・ソナタ ロ短調
「詩的で宗教的な調べ」から第3曲「孤独な中の神の祝福」
2つの演奏会用練習曲:「森のささやき」「小人の踊り」
そしてもう一曲は1971年11月にロッテルダムで収録された
ヴェルディの歌劇「アイーダ」による演奏会用パラフレーズ
中ではやはり2つの演奏会用練習曲がお気に入り。
「森のささやき」も「小人の踊り」も普段から大好きなのだが、
アラウは練習曲の超絶技巧を強調しすぎずに
常に音楽的で味わい深く、重い音ながら表現は軽やかで
音楽のどこを聞いても躍動しているのである。
なんて魅力的なのだろう。まさに巨匠の芸だ。

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2010年5月10日 (月)

クラウディオ・アラウ 2

昨日に続いて、クラウディオ・アラウによる
ブラームスのピアノ協奏曲…今日は第2番。
ハイティンク指揮王立コンセルトヘボウ管弦楽団と共演、
1969年10月に収録された録音である。
そして後半はリストの作品から3つの演奏会用練習曲。
こちらは第1番「悲しみ」が1976年11月にロッテルダム、
第2番「軽やかさ」と第3番「ため息」が、1974年5月に
アムステルダムのコンセルトヘボウ小ホールでの録音。
スケール雄大でこれ以上のない重厚な響きを聞かせる
ブラームスもいいのだが、リストの演奏会用練習曲が最高だ!
アラウのリストって、たっぷりと鳴って、ゆったりと歌い上げる…
他では流れるように急速に弾かれるところでも
一音一音がしっかりと聞こえて、独特な表情を創りだす…
アラウならではのリスト、これが実に感動的なのである。

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2010年5月 9日 (日)

クラウディオ・アラウ 1

久しぶりにクラウディオ・アラウが聞きたくなった。
CDであるのって、デジタル録音の晩年の演奏が多いのだが、
せっかくなのでもっと前の時期の演奏から聞いていこう。
アラウも非常に録音が多いので、どこまでいけるのか?
わからないけれども、まずは1960年代からはじめて
1969年10月に収録されたブラームスのピアノ協奏曲第1番。
ベルナルト・ハイティンク指揮王立コンセルトヘボウ管弦楽団と共演。
そして同じく1969年3月の演奏でリストの作品だが、
巡礼の年第3年から「エステ荘の噴水」
巡礼の年第1年「スイス」から「オーベルマンの谷」
素晴らしい。何よりも印象的なのが、その味わい深さ。
アラウは音が美しくて、独特な重みが感じられ、濃密な表情…
細部の明瞭さに関しては、ちょっとスッキリしないところもあるけれど
アラウを聞くのにそういうところは求めない。実に音楽的である。
特に「エステ荘の噴水」でのこのきれいな音色って、感激!

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2010年5月 8日 (土)

今日の風景から~森戸神社にて

20100508e

葉山町一色海岸から真名瀬を経て、森戸神社まで散歩。
森戸神社にある庚申塔。猿田彦太神が祀られている。
庚申塔を建立したのは、「真名瀬庚申講中」とある。

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森戸神社から森戸海岸の風景。
陽が西に傾いて、美しい景色だったので写真を一枚。

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今日の風景から~山口蓬春記念館

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神奈川県立近代美術館葉山から山の方へ上っていって
山口蓬春記念館を訪ねた。写真はエントランス。
葉山町一色の山口蓬春邸が記念館に改築されて
大江匡設計による鉄骨フレームが立ち並んでいるが、
それが好きか?はちょっと微妙な印象ではあるけれど
山口蓬春記念館は素晴らしくて…魅力的な場所だ。

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庭園の植栽が見事で…初夏のこの季節、緑が美しい。
海と山に挟まれて、斜面の地形を生かした絵になる風景。

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山口蓬春邸は吉田五十八の設計による近代数寄屋である。
写真の左側にアトリエがあり、右側には二階建ての本宅が…
残念ながら写らないのだが、感動的な空間だった。
ぜひまたお邪魔したいと思う。何度でも行きたい場所。

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今日の風景から~近代美術館葉山

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逗子駅からバスで葉山町一色へ
最初に神奈川県立近代美術館葉山で「話の話」展。
ロシア・アニメーションの巨匠
ノルシュテイン&ヤールブソワの展覧会。

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2010年5月 7日 (金)

ニューヨーク・フィル1976/1977

ニューヨーク・フィルの放送用音源から
ピエール・ブーレーズの指揮による演奏会。
(1976.10.23 エイヴリー・フィッシャー・ホールで収録)
マーラーの交響曲第3番で独唱はイヴォンヌ・ミントン。
ブーレーズということで飛びついてしまったのだが、
録音があまりよくない。音が遠いし、濁っている感じ。
1970年代の放送用録音といえば仕方ないか。
時折辛口な表現が冴えわたり…その辺は実に刺激的で
引き締まった透明な美しさはブーレーズならではか…
ウィーンフィルとのDG盤が気に入っているので
1970年代のブーレーズを知りたいと期待したのだが、
音質の点でちょっと残念ではある。
会場は大いに盛り上がっているが…

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「ピエール・ブーレーズ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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横浜の風景から 95

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旭区東希望が丘にある春ノ木神明社。
希望ヶ丘地区ではお馴染みの神社で
区内で最も標高の高い場所としても知られている。

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ここも以前に来ているのだが、改めて探してみると
やはり庚申塔があった。神社に移されていることが多い。

ここへの行き方はこちらにお問い合わせください
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年5月 6日 (木)

レナード・バーンスタイン 13

このところのバーンスタインの名演の聞きなおしでは
1980年代のデジタル録音を中心にしてきたが
3月に1966年のマーラー「大地の歌」を聞いて、
1960年代には最初の交響曲全集を完成させており
そちらも聞くべきだな…とは感じていたので
全曲を聞くとなると…とにかく長大な時間になるので
どこまでいけるかわからないのだが、
1960年代の最初の全集から新しいDG録音へと
マーラーの交響曲を録音年代順に聞いていきたいと思う。
今日は1960年2月1日に録音された交響曲第4番。
演奏はニューヨーク・フィル、レリ・グリストの独唱。
そして同じく2月8日のジェニー・トウレル独唱による
「子供の不思議な角笛」から「浮き世の生活」
リュッケルトによる5つの詩から3曲が選ばれて
「私はやわらかな香りをかいだ」
「私はこの世に忘れられ」そして「真夜中に」。
甘い音色と濃厚な表情付け、緩急の激しい変化、
若き日のバーンスタインは絶好調である。
年代的には録音がよくて、それほど古さは感じないが…
でも今日のマーラー演奏とはやはりかなりの違いがある。
洗練された響きよりも表現への意気込みが勝っているようで
指揮者もオーケストラも気合いにあふれ、熱いのである。
中ではリュッケルトの詩による歌曲が美しくて、好みかも。

CDR584

「レナード・バーンスタイン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2010年5月 5日 (水)

Canon IXY10S

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連休最後の日に新しいデジカメを買ってきた。
IXY好きの私は今回ももちろんIXYを購入。
前のはIXY DIGITAL 600で長いこと使ったけど
途中父がIXY DIGITAL 810ISを買って
液晶画面がかなり進歩して、うらやましく…
今回、私はIXY10Sでタッチパネル画面だ!
前のは710万画素で当時最高だったのだけど
今回は1410万画素である。倍になってしまった。
機能もたくさん付いていて
、でも覚えるのは難しい…
写真は使い慣れた前のカメラで撮影。

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2010年5月 4日 (火)

サンフランシスコ交響楽団2001/2002

マイケル・ティルソン・トーマスの指揮による
サンフランシスコ交響楽団のライブ音源で
2001年9月19-23日のコンサート。
昨日に続いて、マーラーの作品。
ミシェル・デ・ヤングの独唱で亡き子をしのぶ歌
そして交響曲第1番「巨人」である。
こちらも素晴らしい。やはりマーラーはいいなあ…という。
録音の印象かもしれないが、さらに洗練された感じで
美しい音色とその爽やかさは格別である。
透明な響きで細やかな表情は実に流麗であり、
でももう少し燃焼していく部分も欲しいかな…と。
熱い演奏は好きではないのに…贅沢なこといって!
しかし表情作りに関しては、かなり作り込まれていて
個性ともいうべき独特の解釈が示されている。
マイケル・ティルソン・トーマスのマーラーは最高!

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2010年5月 3日 (月)

サンフランシスコ交響楽団2001/2002

マイケル・ティルソン・トーマスの指揮による
サンフランシスコ交響楽団のライブ音源で
マーラーの交響曲第6番(2001年9月12-15日)
発売当時に非常に話題になった演奏なのだが、
ニューヨーク同時多発テロの翌日ということもあって、
異常な緊迫感の中で行われたコンサートなのである。
しかしそれだけでなく、圧倒的な名演で…とにかく感動的だ。
録音が素晴らしく…どんな細部にまで、
実にクリアに音を拾っているという…それはすごいのだが、
同時にこの大音響の中でこのディテールを引き出している
マイケル・ティルソン・トーマスの指揮も驚異的である。
明解に透明感のある響きであり、デジタルな仕上がりだが、
そして表現の点でも
、歌にあふれた心のこもった音楽、
マーラー独特の激しい感情移入と客観性とが見事なバランスを保ち、
マイケル・ティルソン・トーマスのマーラーは聞かなければ!
このシリーズはすでに交響曲全集が完成しているが、
年代順にぜひ聞いていきたいと思う。楽しみである。

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2010年5月 2日 (日)

黒門亭で志ん橋・歌武蔵・才賀

今日は志ん橋師匠が出演で黒門亭へ。
連休なので普段以上に混むのかな?と
早めに行ったのだが、やはりすでに並んでいた。
新真打の三之助さんが登場というのもあるし!

第1部 二ツ目がトリ!
柳家まめ緑:道灌
柳家三之助:粗忽の釘
柳家福治:権助魚
古今亭志ん橋:野晒し
鈴々舎馬るこ:五人廻し


第1部は二ツ目の馬るこさんがトリを取るという
錬成道場としての黒門亭ならではの企画だが、
新真打が早くも黒門亭に登場!というので
三之助さんも「粗忽の釘」をたっぷりだったし、
若手に活躍の場を!という会だったようである。
三之助さんの「粗忽の釘」は二回目だが、得意ネタでしょう。
上手い!何度聞いても面白いのだが、でもこの粗忽者って、
「粗忽長屋」「粗忽の釘」の乱暴系慌てん坊の粗忽者!
描写がリアルだとちょっと恐いのである。
そこまで感じさせるのだから…見事な粗忽っぷりは
かなりいっちゃっていて…三之助さんはさすが!
続いて兄弟子の福治さんが登場。
「二ツ目がトリ」に絡んで、前座「つむ治」時代の
小三治師匠とのエピソードをマクラで披露してくれた。
噺は軽めに「権助魚」で…権助がピッタリすぎ!
仲入り後に志ん橋師匠が、馬鹿番付から釣りのマクラで…
「唖の釣り」はないだろうな…と思うのだけど
来ました!「野晒し」。やったね!聞きたかった。
釣竿を扱う所作があまりに見事で思わず見とれてしまったが、
八五郎が釣りながら…歌って、暴れて、大騒ぎで
楽しく盛り上がって、今日はそこでお時間…という。
もっと聞きたかったな…というのではちょっと残念。
馬るこさんが登場でいよいよ「五人廻し」。
落語界に入る前には吉原で牛太郎をしていた
という経験談から噺に入ったというのもあるけれど、
ちょっと江戸・明治の廓噺からは外れてしまった印象。
その点では、私の好みの「五人廻し」ではなかった…
廓噺って、格調高く…その人間模様を丁寧に描かないと
どこか別の方向へ走りだしてしまうということを実感。
でも馬るこさんの五人の演じ分けは実に豊かだし、
とにかく面白い!馬るこワールドは強烈な印象で
馬るこ版「五人廻し」に説得力を感じるのも事実。
いろいろな登場人物がそれぞれの情景を創っていく…
というのは、馬るこさんの得意分野でもあると思うので
こういう噺はこれからも続けていってほしいとは思う。

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第2部 法務大臣賞受賞記念~ムショ仲間~
柳家まめ緑:狸札
柳家右太楼:締め込み
三遊亭歌武蔵:子ほめ
桂才賀:ねずみ


第2部は才賀師匠の法務大臣賞受賞記念企画。
歌武蔵さんと刑務所、拘置所、少年院、…を慰問してまわっている
という話は知られているのだが、すでにはじめてから27年!
全国すべて!行ったことない場所はない!だそうである。
その功績が評価されて、昨年末に表彰されたとのことだ。
という「ムショ仲間」であるが、何と右太楼さんも加わっていた。
慰問では決してできない泥棒の噺を!ということで「締め込み」。
上手い!右太楼さんはいつもお見事!本当に聞かせる。
そして歌武蔵さんが登場。最高に面白かった。
愛知の刑務所で中に死刑囚がいるのに…
「子ほめ」で「蚊帳つりたい…首吊りたい…」の失敗談。
盛り上がったところでお目当ての才賀師匠に…と
下りるのだが、すると!楽屋から右太楼さんの声で
「まだ才賀師匠、着物着ていません…」って。
それでお客から「子ほめ!」の声に応じてくれて一席。
お馴染みの「子ほめ」だが、面白かった。楽しかった。
そして本日トリの才賀師匠。マクラで法務省での出来事を。
神奈川県選出の千葉大臣という…なんてややこしい!
授賞式の後、レモンティーとケーキの会食で
「こういう場では玉露に和菓子かと思いきや…
法務省だけにケーキ(刑期)が付き物ですね。」と師匠。
法務大臣も矯正局長もし~ん…とのことで。
帰りに賞状を入れる筒がない…ということになって
法務省の方が大慌てで「自民党さんの時代にはあったのですが、
政権交替でなくなりました。申し訳ございません(もう仕分けございません)」で
会場は大爆笑。法務省ネタはもっと聞いていたかったが、「ねずみ」へ。
才賀師匠のピリリ辛口の刺激的な「ねずみ」でこちらも面白かった。
人情噺に偏りすぎない…自由奔放な甚五郎がよく似合う。
黒門亭企画の「ムショ仲間」は大成功であった。

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2010年5月 1日 (土)

南西ドイツ放送交響楽団

ハンス・ツェンダーの指揮によるシューベルトの交響曲全集。
バーデン・バーデン、フライブルクの南西ドイツ放送交響楽団の演奏で
交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」(2001.2.6)
交響曲 第8番 ハ長調 D.944(2003.1.28-30)
ツェンダー指揮の交響曲全集もいよいよ最後の一枚で
シューベルトの傑作が並んでいるが、ここでも素晴らしい!
下手すると膨張傾向に凡庸な響きに聞こえる作品だが、
そこはしっかり引き締めて、スッキリとシャープに
実に明瞭な演奏である。細やかに丁寧な音楽が魅力的。
基本は極めて現代的な客観性によっていると思うのだが、
渋いドイツの音色と職人的な味わいも兼ね備え、
ツェンダーのシューベルトには、とにかく楽しませてもらった。
張りつめた緊張感の「未完成」には引き込まれ、
そしてハ長調はさらに面白く、管楽器の音色が独特である。
この交響曲全集は名演だと思う。私のお気に入りとなった。

Hanssler 93.120

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