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2010年6月22日 (火)

イーヴォ・ポゴレリチ 2

昨日に続いて、若き日のポゴレリチを聞いている。
1983年2月21-23日収録のショパンのピアノ協奏曲 第2番。
クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団と共演。
そして後半は、1981年2月7,8日収録のデビュー盤から
ショパンのピアノソナタ 第2番 作品35と前奏曲 作品45
そしてスケルツォ 第3番 作品39という選曲。
協奏曲ははじめ聞いたとき、あまりよい印象ではなかったのだが、
しかし聞き進むうちに弱音の美しさにハッとして…引き込まれ、
魅力はそこにあると思うけど…すると強音とのバランスが気にいらない。
1981年のソナタ、前奏曲、スケルツォはまさに天才的である。
前年のショパン・コンクールで演奏した作品と同じ選曲だそうだが、
いまポゴレリチを聞けば、誰だってその才能と可能性に虜になるはず。
しかしコンクールの審査では、アルゲリッチ以外は評価しなかった。
才能は認めつつも落選にしたのか?それとも審査員は気付かなかったのか?
一方で…コンクールで奇をてらう個性的な演奏をしたポゴレリチもどうかとは思う。
でもそれが一発屋に終わらず、一貫した演奏スタイルをこれまで守り…
現在のポゴレリチがあるので、若き日の輝きは本物であったと
いまはっきりいえるのである。それにしてもこのショパンはくどいけど天才だ。

CDR606

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