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2010年8月23日 (月)

シュリンゲンジーフ死去

クリストフ・シュリンゲンジーフが21日にベルリンで死去。
49歳。死因については、報道がない。
新聞記事では、ドイツの映画、舞台監督となっている。
普通にしていたら私などは全く接点のなかった人であろうけど…
シュリンゲンジーフといえば、バイロイト音楽祭における
2004年の新演出「パルジファル」の演出家である。
前衛的監督として知られ、その「パルジファル」では、
賛否両論を巻き起こしたと書いてある。
実際のところは、ほぼすべてが批判だったというような印象。
ドイツのオペラにおけるブーイングというのは華でもあり、
新演出で注目されるというのは、鋭い切り込みがあって、
それが広く社会に対するメッセージ性を含んでいたり…
しかしどうもシュリンゲンジーフの「パルジファル」には、
そうした議論の余地はない…価値なし…との意見も聞かれた。
とにかく内容のないゴミの山の舞台には、吐き気すらおぼえると。
そこで音楽の方で…指揮の巨匠ブーレーズがどういう反応だったのか?
というと…もちろん本音はわからないけれど…
きちんと契約の二年間で全公演をこなした。
演出ともめて下りてしまうこともなかったし、
むしろ協力体制もあったと思うのだけど、その点では
前衛作曲家であるブーレーズは新しいものへは極めて寛容だ。
世の中の批判に立ち向かっていく姿勢、
否定されているものを擁護するのには慣れている。
とりわけ「パルジファル」に関しては、歴史と伝統が重んじられ、
保守的な考え方に支配されている部分があり、
シュリンゲンジーフはそのすべてをぶっ壊したというのが結論。
そこから新しい時代がはじまったということもきっといえると思うのだけど…

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