« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月31日 (日)

落語につぶやき 57~おかめ団子

落語を好きになって、ずっと「志ん生」好きだけど…
でも最近、志ん生さんを聞いていないな…ということで
今日は志ん生さんの「おかめ団子」を聞いている。
ネット上にある貴重な映像で…というのは
志ん生さんの残されている映像というのは
「岸柳島」とこの「おかめ団子」の二席のみ。
昭和36年2月4日にヤマハホールより放送とある。
当時はまだ収録ではなくて、すべて生放送だったのか?
この「おかめ団子」という噺は、駿菊さんで聞いたことがあって、
後で調べて「志ん生」ネタであることが分かったのだが、
なかなか本寸法の人情噺である。しかし落語とはいえ…
親孝行のために泥棒に入るというのは、
現代人の感覚からすると理解が難しいなという。
昔は鼠小僧のような貧乏人の味方もいたわけで
庶民の間で義賊には寛容であったということかもしれないけれど
ここでの太助も母に柔らかい布団を買ってやりたいと
つい「おかめ団子」の店に泥棒に入ってしまうのである。
しかしここで…泥棒をする前に…とっさにしたことは
松の木に首をつろうとする一人娘を助けたのであった。
命の恩人という…これが縁で太助は婿養子に迎えられ
素直に聞けば…親孝行の徳ということなのだが、
でも泥棒はマズイな…という不思議な噺である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月30日 (土)

圓生百席 「庖丁」

六代目圓生師匠の「庖丁」を聞いている。
圓生といえば「庖丁」だ…という人もいるけれど
わかるわかる…という、圓生師匠の「庖丁」は最高だ。
得意ネタということで…様々な録音が存在しているようだが、
今日は圓生百席から聞いている。60分におよぶ長講。
とはいってもマクラが22分ほどで本編は38分ということか。
「庖丁」は音曲噺であり、歴史的な話にはじまって、
音曲噺の名人だった都々逸坊扇歌という噺家について語られる。
「庖丁」の噺の中身とは直接関係ないようだが、
昔の噺家や落語の歴史、知識は録音に残したかったのだろう。
噺に入って、「庖丁」は面白い。スリリングな展開。
といって、ひとつひとつの仕草は何ともとぼけている。
オチなんか、まさに拍子抜けのバカバカしさで
その落差にたまらない喜びを感じるというか、それが落語だ!
圓生師匠の描き出すおかみさん…清元の師匠だが、
そのお堅い様子と酒でデレデレの虎さんの対比が素晴らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月29日 (金)

落語につぶやき 56~紫檀楼古木

今日は六代目圓生師匠の「紫檀楼古木」。
来月の柳家小満んの会で小満ん師匠が
「紫檀楼古木」をネタ出しにしていて、
ネット上に圓生師匠の録音があって、
そろそろ予習をしておこうかなと聞いている。
狂歌噺というそうで…今ではほとんど残っていない…
やはりめったに聞けない…珍しい噺であろう。
紫檀楼古木という人は実在の人物であったそうだ。
羅宇屋のじいさんだが、狂歌の名人で、
後に噺家になったという記録も残っている。
寄席で短い噺を語り、客からお題をもらって、
即席で狂歌を詠んで聞かせたとか。
元々は羅宇問屋の伊勢屋の主人であったが、
風流人であり、店は番頭任せ、ついには人手に渡り、
それで「羅宇屋煙管」で羅宇竹のすげ替えをして歩いた。
そこでのちょっとした情景が噺になっており、
狂歌が絡んで…なかなかの粋な一席である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月28日 (木)

柳家小満ん 「お直し」

9月の柳家小満んの会から三席を聞いている。
今日は9月19日の横浜(関内ホール)での録音。
演目は「指仙人」「三人無筆」「お直し」
こちらは私も会場にいたけれど、すごくいい!
思い出しながら聞いているが、まだよく覚えている。
珍しい地味な存在の「指仙人」だけど、これが最高。
江戸ではなく、明治になってからの噺のようで
どこか少し空気が違うような印象も。
面白いし…こういうのこそ通な味わいである。
「三人無筆」が(会場で)すごく楽しかったのだけど
お弔いでの情景で微妙な人間関係に引き込まれる。
そして「お直し」だ。吉原でも究極に追いつめられた蹴転宿。
小満ん師匠の花魁が色っぽくて、すると…お直しだよ!

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月27日 (水)

柳家小満ん 「よかちょろ」

9月の柳家小満んの会から三席を聞いている。
お江戸日本橋亭の9月13日の録音。
演目は「薬違い」「よかちょろ」「猫久」
三席ともものすごくいい!夢中になってしまう。
「猫久」はたまに聞けるかもしれないけれど
「薬違い」と「よかちょろ」は知らない。はじめて。
しかしこれがすごく楽しくて、面白く、完成度の高い噺!
しっかりした噺に聞こえるのは、小満ん師匠ならではで。
「薬違い」では、黒門町の停車場のすぐ先に
「イモリの黒焼き屋」があったとか。元祖と本家。
「イモリの黒焼き」というのは、惚れ薬のこと。
与太郎が「イモリ(井守)」と「ヤモリ(家守)」を間違えて…
「よかちょろ」は、例によって、吉原通いの若旦那が、
親父の逆鱗に触れ、勘当になるという。
そのとんでもない若旦那の言動と怒り狂う旦那に爆笑。
そして「猫久」だけど…聞いたら噺を思い出した。
オウム返しのネタで…とにかく面白い。最高だ。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月26日 (火)

一級建築士の定期講習

今日は一級建築士の定期講習で一日出掛けていた。
10時にパシフィコ横浜に行って、終わったのが19時。
90分、60分、90分、60分の講義の後、60分の試験。
長い…長すぎる。最新の法律改正の説明や知識の共有…
定期的にこうした講習会に参加するというのは大切だと思うけど
法律で義務化というわりには…費用があまりに高い…
会場で感じたこと…私も一級建築士になってもう10年になるけど
こうした集まりに出掛けて行って、なぜか若い人がいない。
年輩の方ばかりで、すごく不思議。若い人の建築士離れ?

ヘトヘトになって疲れて帰ってくると…
小満ん師匠からのお手紙が届いていた。
うれしい。心和んで、元気復活。
先日の「小言幸兵衛」にちなんだ一句をくださった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月25日 (月)

落語につぶやき 55~宿屋の仇討

土曜日に黒門亭で志ん弥師匠の「宿屋の仇討」を聞いてきて、
ついまた聞きたくなってしまい…今日はネット上にある
三代目桂三木助師匠さらに五代目小さん師匠の録音を聞いている。
三木助師匠を聞いてみて、言葉は現在もそれほど変わっていないのだが、
お侍(万事世話九郎)の「昨夜小田原宿」での決まり台詞や
伊八を呼ぶときの「いはち~いはち…」というところの感じなど
少し違っている。その点、小さん師匠は今と同じになっていて、
どこから現在の「いはち~いはち…」になったのだろう。
「宿屋の仇討」はいいなあ。大好きである。
翌日は江戸へ入る…という神奈川の宿は賑やかだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月24日 (日)

落語につぶやき 54~小言幸兵衛

昨日、黒門亭で小満ん師匠の「小言幸兵衛」を聞いてきて、
ついまた聞きたくなってしまい…今日はネット上にある
八代目桂文楽師匠の録音を聞いている。
昨日の小満ん師匠を思い出す。師匠は黒門町のお弟子さん。
言葉の細かいところまで、丁寧に芸を受け継いでいる。
でも桂文楽さんの録音は17分ぐらいで途中までだが、
小満ん師匠はもっと長く、ということは描写もさらに細かいのか?
続いて六代目圓生師匠の録音を聞くと…なるほど
幸兵衛さんの小言が多く、文楽師匠は時間にあわせて、
少しずつ抜いている。でも言葉使いに関しては、
小満ん師匠はやはり文楽師匠の型を正確に守っているようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月23日 (土)

黒門亭で志ん弥・世之介・小満ん

今日は小満ん師匠を聞きに朝から黒門亭へ。
第1部も魅力的な顔付けで楽しみにしていた。
黒門亭では、トリはネタ出しが多いのだけど
今日は世之介師匠も小満ん師匠も出ていなかったので
こういう日は期待以上の大ネタが来る!という…
まさに今日はそうした展開で大満足な一日だった。

第1部
柳家緑太:道灌
三遊亭歌扇:締め込み
古今亭志ん弥:宿屋の仇討
三遊亭圓王:大安売り
金原亭世之介:文七元結


前座さんは緑太さんでこの何ヶ月かよく出会う。
とちったときのとっさのアドリブがきくという話は聞いていたのだが、
「ななへやへ…はなはさけとも…山伏の…味噌一樽と鍋と釜敷き」
のところでかんじゃって、「肝心なところでかんでるんじゃないよ」と
自分で突っ込み。会場は爆笑。即座に冷静な対応はすごい。
「道灌」に関していうと…八っつぁんとご隠居の描きわけはできているので
間のとり方に変化をつけるともっとご隠居が生きてきそうな。
前座さんは持ち時間が決まっているからそうもいっていられないか…
続いて歌扇さんが「締め込み」。「さんぼう」のマクラから泥棒噺である。
歌五さんのときは聞いたことがあったのだが、歌扇さんになってからはじめて。
志ん弥師匠がマクラで旅とか駕籠とか…場面が神奈川の宿になって、
来た!「宿屋の仇討」。これが素晴らしかった。感動しちゃう一席。
志ん弥師匠って、骨格的に似ていると声も似るというのがいえるのだけど
志ん朝師匠にそっくりで…聞いていて重なってくるという!すごくよかった。
仲入り後は圓王師匠で…志ん弥師匠の「宿屋の仇討」と後の世之介師匠が
大ネタを聞かせます!というような予告もあって、その間に入って軽く一席と
噺は「大安売り」なのだが、アマチュアの落語家さんにそうしたネタを教えていますと
いろんな話題を聞かせてくれて…面白かったし、充実していたのだ。
トリの世之介師匠が「大安売り」の相撲つながりからか野球賭博の話になって
博打のマクラから町方の取り締まりが及ばない寺や神社、大名屋敷に賭場があったと
細川屋敷の話になってきて、博打ですると褌に半纏一枚で帰らされる。
来た!「文七元結」。この冬、最初の「文七元結」である。大ネタ。
世之介師匠は、笑わせどころでは十分に笑わせて…面白く、楽しく…
そして同時にこの噺の感動的な…人情噺としてもきっちりまとめあげているという
素晴らしい一席であった。長講。50分ほどか?終演は14時40分。

20101023a

第2部
柳家緑太:道具屋
古今亭志ん馬:明烏
いなせ家半七:持参金
柳家小満ん:小言幸兵衛

第2部の開口一番、緑太さんの二席目は「道具屋」。
続いて志ん馬師匠が「明烏」。こちらもよかった。
何となく…若旦那が合うよね!という。
半七師匠が「ご縁」から「持参金」で「五円」の噺。
「持参金」は録音では聞いたことあったのだが、
実演で聞くのははじめて。「金は天下のまわりもの」。
この噺も「壺算」とかと同じでお金を使ったマジックのような。
今日のトリは、待ってました!の小満ん師匠。「小言幸兵衛」だ。
言葉がぞんざいな豆腐屋~丁寧な仕立屋~乱暴で威勢のいい人
というふうに幸兵衛さんを三人が訪ねて、これぞ本寸法である。
豆腐屋の場面では小言三昧。仕立屋が来ると幸兵衛さんの妄想が広がり、
とにかく喋りまくるのだが、小満ん師匠の早口がすごくて…澱みなく進み…
どこで息継ぎしているのだろう…と思ってしまうような…お見事!
小満ん師匠は、いつもは手元に茶碗をおいて、場面が変わるごとに
一口すするのだけれど…今日はないな…と思ったら、
「小言幸兵衛」は走り出したら止まらないので、「無用!」ということだった。
実は「落語の蔵」の「らくだ亭」で28日の木曜日に小満ん師匠がネタ出しで
「小言幸兵衛」を演じるということは知っていたので、今日聞けてよかった。
いつもながらお見送りの小満ん師匠にご挨拶。お会いできてうれしい。

20101023b

外に出たら緑太さんもネタと一緒にお見送り。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月22日 (金)

バイロイト音楽祭2009

20101022_3

バイロイト音楽祭のホームページより
「パルジファル」の指揮者ダニエレ・ガッティ。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から舞台神聖祭典劇「パルジファル」。
8月2日のバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音で
指揮はダニエレ・ガッティ、演出はステファン・ヘアハイム。
今日は各場面転換の位置を確認しつつ、一度通して聞いてみた。
初年度の2008年に比べると時間的には多少早くなっていて、
鑑賞に問題が生じるほど遅いと批判も出た最初の年に比べ、
2009年はより普通の仕上がりになっているかと思いきや…
やはり遅い。なぜか…今日の私には、えらく遅く感じられ…
実は2008年の録音に関しては、最初から遅いと聞いていたので
聞いてみると…これぐらいならありだけど…って思ったのだが、
逆に時間で短くなっている2009年で遅く感じるとはどうしたことか。
これからくり返し聞いていけば、また違った感想も出てくるだろう。
この前までティーレマンの「指環」を聞いていたので
どうもまだ…私の中で切り替えができていない。

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月21日 (木)

キャサリン・ストット 5

キャサリン・ストットによるフォーレのピアノ作品全集より
今日は最初に4手のための組曲「ドリー」、「バイロイトの思い出」。
共演しているのは、マルティン・ロスコというピアニスト。
後半は再び独奏でマズルカ 変ロ長調 作品32、
主題と変奏 嬰ハ短調 作品73、バラード 嬰ヘ長調 作品19。
1994年6月20-23日、9月4-8日にブリストルで収録。
組曲「ドリー」も楽しいのだけど、注目は「バイロイトの思い出」。
「ニーベルングの指環」によるフォーレ版名場面集。
当時はレコードもないから…実演を聞かなければならないのだけど
フォーレもバイロイトを訪れ、「指環」を観たということだ。
そこで記憶に残った名旋律がここで再現されており、
おそらくフォーレは感動と興奮の中でピアノを弾いたのであろうと…
4分ほどの短い曲だけど、ワグネリアンにはたまらない喜び。
最後にマズルカ、主題と変奏、バラードを聞いて
キャサリン・ストットによる全集はこれで完成である。

CDR648

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月20日 (水)

キャサリン・ストット 4

キャサリン・ストットによるフォーレのピアノ作品全集より
前奏曲集 作品103、夜想曲 第8番~第13番
1994年6月20-23日、9月4-8日にブリストルで収録。
今日は夜想曲の後半を中心にすべて20世紀に入ってからの作品で
フォーレの後期の作品は、半音階的な響きで不安定な和音の連続…
旋律はあるのだが、それがぼやけるという独特の音楽。
夜想曲の第12番、第13番という最後の2曲は知っていたのだが、
他の曲は恐ろしく地味な作品ばかり。同時にそこが魅力ともいえる。
演奏するのもマニアックだし、それを聞いているのも通な喜び。
しかしそれにしてもフォーレの全曲録音というのは偉業だ。

CDR647

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月19日 (火)

キャサリン・ストット 3

キャサリン・ストットによるフォーレのピアノ作品全集より
夜想曲 第1番~第7番、8つの小品 作品84
1994年6月20-23日、9月4-8日にブリストルで収録。
今日から夜想曲だが、前半の第7番までで
そして8つの小品の最後の第8曲が夜想曲第8番であり、
合計8曲の夜想曲を聞いている。
フォーレの夜想曲は素晴らしい。大好きだ。
第1番は名曲中の名曲であろう。広く知られている作品。
続いて第2番から第5番は、親しみやすいメロディだが、
方向性が似ていることもあり、すごく美しいのだけど…
このようにまとめて聞くと変化に乏しい。
しかしその後の第6番と第7番がまた傑作である。

CDR646

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月18日 (月)

現場レポート~住宅H-A

20101018

夕方、少しだけ現場に立ち寄ってきた。
少々確認しないといけないことがあったのと
上棟して、外壁の耐震ボードを張りはじめて
しだいに空間のヴォリュームを感じられるようになり
イメージと実際の仕上がり具合を確かめてきた。
当然、現実のものとなるとその迫力は感動的である。
2階はバルコニーを囲むように配置していて、
写真はそこを撮ったものだが、設計者としては満足!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月17日 (日)

キャサリン・ストット 2

キャサリン・ストットによるフォーレのピアノ作品全集より
舟歌 第1番~第13番
1994年6月20-23日、9月4-8日にブリストルで収録。
フォーレの舟歌を全曲まとめて聞けるのは珍しい。
このうちの何曲かは昔から知っているけれど
それらはどうも有名な作品ばかりのようで
むしろはじめて聞く曲の方が多かった。
でも正直…かなりの地味な音楽で…
しかしこれが私にとっては癒しなのである。
なんて心地のよいピアノの音色なのだろう。

CDR645

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月16日 (土)

横浜の風景から 116~戸塚宿

不動坂から旧東海道を歩いて、JR戸塚駅の踏切に到達し、
戸塚駅よりも西側の戸塚宿は7月に歩いているので
今日の目標は達成したのだが、まだ時間も早いことだし、
戸塚宿の上方方向の出入口で上方見付跡まで歩くことにした。

20101016i

旧東海道の現在の様子。場所は戸塚区戸塚町。
本陣から脇本陣の方向を見る。つまり上方から江戸の方へ。

20101016j1

戸塚宿の終点で「上方見付跡」。
1.5mほどの石の囲いがあり、
京に向かって左側には松の木が植えられている。

20101016j2

同じく「上方見付跡」だが、反対側で
京に向かって右側には楓の木が植えられている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

横浜の風景から 115~戸塚宿

20101016f

旧東海道を歩いて、戸塚区吉田町の「江戸方見付跡」。
ここからが戸塚宿である。江戸側の入口ということ。
「見付」とは「宿場の出入口」のことをいう。
参勤交代の大名を宿役人がここで出迎えたそうだ。

途中「吉田の一里塚跡」があるが、
一里塚は明治の早い時期に取り壊されてしまったらしい。
江戸から十番目の一里塚で…つまり日本橋から40km。
昔の旅人は、江戸を出発して最初の旅籠が戸塚宿だったそうで
一日に40km歩くわけだけど…今では考えられないことだ。

20101016g

吉田大橋の横にある木之間稲荷。ここまでが戸塚区吉田町。
相川戸塚宿吉田元町字宿下の住民が、
五穀豊穣を祈願する素朴な敬神の心を以て
江戸時代中期に創建されたとある。

20101016h

こちらが現在の吉田大橋である。
歌川広重の「東海道五十三次」で描かれた場所。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

横浜の風景から 114~旧東海道

戸塚区上矢部町から富士橋で阿久和川を越えると
少しの間、住所は戸塚区名瀬町になり、
続いて柏尾川を越えると今度は戸塚区柏尾町である。
国道1号線の「不動坂」でこの辺は8月にも来たのだが、
旧東海道の戸塚宿へ向かう道のりで再び歩いて行く。

20101016c

江戸の頃に大山詣りの大山道へ東海道から分岐する場所が
この大山不動であった。「従是大山道」の道標がある。

20101016d1

不動坂から旧東海道を歩いて行くが、
旧鎌倉ハム冷凍倉庫の前の細い道を入っていくと
左手に齋藤家の墓所があり、上の段は一族の墓が並んでいるが、
下の方に…階段横に庚申塔らしき石塔を発見。

20101016d2

三塔あり、詳しくはわからないが、
右の石塔に三猿がいる。ということは、庚申塔?
聞かざる・言わざる・見ざるの三猿が並んでいる。

20101016e

こちらが旧鎌倉ハム冷凍倉庫。
以前に来たときは、歴史ある倉庫なのは明らかだけど
詳しいことはわからなかったのだが、
旧東海道戸塚宿に関して調べてみると
非常に有名な建物であることが発覚。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

横浜の風景から 113

戸塚行のバスで「上矢部」で降りて、
今日の散歩は戸塚区上矢部町からスタート。

20101016a

瀬谷柏尾道路から少し奥まったところにある
戸塚区上矢部町の丹後山神明社。
鳥居をくぐり、急な階段を上ると山の上に社殿。
源頼朝の愛人丹後局が、境内で出産したという伝承があり、
つまりこの神社は800年以上の歴史とのことである。

20101016b1

もう少し歩いたところに同じく上矢部町の篠塚八幡社。
立派な鳥居と広々した境内である。
江戸時代には、領地拡大のため…土地を開墾しようと
上矢部の人々が瀬谷区宮沢へ移り住んだと聞いているが、
そうした記録からも上矢部には歴史があるようだ。

20101016b2

階段横の木の下には地神塔があった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

メール遅延による仕事の喪失

昨日(10月15日)昼の12時57分にメールが来て、
住宅のリフォーム工事の相談をしたいと…
早速、住所で地図を調べ、返事をする前にと
16時過ぎにこっそり現場を拝見し、
20時25分にメールの返信をした。
それから二時間ぐらいして、戻ってきた返事に驚愕!
送ったメールは一年前のものだという。
工事も年末・年始ですべて完了しているとのこと。
何で今になって…というのは、こちらもだが、
あちらにとっても「キツネにつままれた気分」とある。
どこかでメールが一年間さまよっていたということ?
そんなことあるの!信じられないこと。

さらに悔しいことが、返事の中に
「全くご連絡がなく、一般の小さな住宅のリフォームなどは
相手にして頂けないのだと思い…」とある。
そんなことは思ったこともない。
どんな仕事にも…規模は関係なく、
迅速に誠実に対応してきた。
報酬が貰えない仕事は困るけど…

知らないところでこのように信頼を失っていくのは非常にまずい。
メールやインターネットに依存度が高いのだが、
こういうことがあると…改めて、信用のできないツールである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月15日 (金)

キャサリン・ストット 1

キャサリン・ストットによるフォーレのピアノ作品全集より
即興曲 第1番~第6番、3つの無言歌、
ヴァルス・カプリス 第1番~第4番
1994年6月20-23日、9月4-8日にブリストルで収録。
今日からしばらくフォーレの作品を聞きたいと思う。
フォーレのピアノ曲は大好きだけど
聞いたことのない作品もまだまだあるので
こうしてまとめて聞けるのは素晴らしいこと!

CDR644

| | コメント (0) | トラックバック (0)

横浜の風景から 112

20101015b

瀬谷区瀬谷1丁目の「二ツ上橋」交差点で
中原街道と瀬谷柏尾道路が交差しているが、
ここには「二ツ橋地名由来の碑」がある。
交通の要所なので、知っている人も多い。
しかし戻ってきて、地図を調べ直したら
二ツ橋ではなく…瀬谷1丁目なのには驚いた。

相模野の 流れも わかぬ川水を
掛け ならべ たる 二ツ橋かな
道光親王 文明十六甲辰年十一月詠

しみじみと 清き 流れの清水川
かけ 渡し たる 二ツ橋かな
徳川家康 慶長十八癸丑年十二月詠

20101015c_2

横にある新しい道標で
「左 神奈川往来 右 八王子往来」
瀬谷柏尾道路だが、左へ行くと戸塚で東海道にぶつかり、
神奈川宿へ…江戸につながる道である。
逆に右に向かえば、国道16号線の八王子街道と合流して、
現在も町田や相模原を経由して、八王子へつながる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

横浜の風景から 111

20101015a

瀬谷区三ツ境で三ツ境駅南口のバスターミナルすぐ横に
白姫神社(通称「お白様」)がある。
「しらひめ神社」と読んで、「おしらさま」で知られている。
蚕の神が祭神であり、阿久和養蚕組合の守り神として
以前は阿久和町に祀られていたのだが、
養蚕業の衰退で昭和32年に三ツ境のこの地へ遷座。
現在は衣の神として、付近の住民から信仰が篤いそうである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月14日 (木)

パスカル・ロジェ 1

パスカル・ロジェがピエール・アモイヤルと共演した
ショーソンのピアノ、ヴァイオリン、弦楽四重奏のための協奏曲
弦楽四重奏にはイザイ・カルテットが参加している。
そして後半にはフランクのヴァイオリン・ソナタ イ長調
1994年2月にロンドンで収録された録音である。
フランクとショーソンという…選曲がいいなあと思うのだけど
同じ色調に統一されていて、でもこの辺は…好きな人でないと
ちょっと続くと飽きが来るのかもしれない。微妙なところ。
近代フランス音楽の室内楽における偉大な傑作である。
ピエール・アモイヤルとパスカル・ロジェのデュオでは、
他にもフォーレやブラームスのヴァイリン・ソナタの録音があり、
フォーレは持っているのだが、ブラームスがなくて、
現在は手に入らないのではないかと思うけど
今となっては、何とも聞いてみたい注目の存在である。
ここでもいかにもフランス風な演奏が展開されていて、
決して押しは強くない…しなやかで角のとれた響きだが、
やはりパスカル・ロジェという人は室内楽の名手だ。
細やかな表現の中に何とも魅力的な表情があふれており、
聞けば聞くほどに味わいが増してくるのである。

CDR643

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月13日 (水)

アンジェラ・ヒューイット 2

昨日に続いて、アンジェラ・ヒューイットによるラヴェルの作品。
作曲年代順に聞いているが、夜のガスパール、
ハイドンの名によるメヌエット、高雅にして感傷的なワルツ、
前奏曲、ボロディン風に、シャブリエ風に、組曲「クープランの墓」。
2000年3月にノイマルクト、2001年8月にロンドンで収録。
ヒューイットのラヴェルは本当に素晴らしい。
全体を通して、非常に丁寧にスコアの音を再現し、
シンプルを基本にして、響きのコントロールも精妙だし、
軽快な運動性、躍動感も魅力的な…まさに理想の名演である。
夜のガスパールでは、再弱音の繊細なオンディーヌから
快調な動きのスカルボへその展開、設計の見事さに感動。
高雅にして感傷的なワルツやクープランの墓など
ラヴェルの関心・作風は古典的な様式へと回帰していくが、
こうした作品は、ヒューイットはお手のものだろう。

CDR641/642

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月12日 (火)

アンジェラ・ヒューイット 1

今日はアンジェラ・ヒューイットによるラヴェルの作品。
作曲年代順に聞いて行くが、グロテスクなセレナード、
古風なメヌエット、亡き王女のためのパヴァーヌ、
水の戯れ、ソナチネ、鏡で2000年3月と2001年8月の録音。
今日では、ヒューイットのシューマンやベートーヴェンまで
いろいろな演奏が聞けるけれど、このCDの発売当時には、
ヒューイットといえば、バッハのイメージだったので
ラヴェルとは何とも意外な組み合わせであり、
しかしこれが聞くと素晴らしいのである。名演だ!
印象主義というよりは、モーツァルトやハイドン的な方向での
古典様式を追求する音作りに近いようにも感じられるのだけど…
明るい音色で…音がきれいで…すべてが明瞭に響くという
同時に弱音の扱いなど、微妙な表現も実に精密で完璧だし、
近年の最も素晴らしいラヴェルがこれであるといっていいと思う。

CDR641/642

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年10月11日 (月)

シュテファン・ヴラダー 1

今日はシュテファン・ヴラダーによるシューマンの作品。
蝶々、謝肉祭、ウィーンの謝肉祭の道化
2005年5月にベルリンのテルデックス・スタジオで収録。
実に元気な演奏で…華やかで色彩にあふれ、これは見事!
エネルギッシュで力みなぎる音楽は立ち止まることを知らない…
少々手荒な勢いで突き進む傾向はみられるが、
この勢いこそが最大の魅力であろう。感動的なシューマンだ。
こうあってほしい…シューマンのエッセンスに満ちている。
この選曲でも私はすごく惹かれるのだけど、名盤だと思う。

CDR640

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月10日 (日)

落語につぶやき 53~八九升

圓生一門では、入門すると最初に習うのが
「八九升」という噺だそうである。
というのは、いろいろなところで読んだり聞いたり…
知ってはいたのだが、その噺が聞けない。
なぜか?というのは、落語では「さんぼう」は扱ってもいい…
つまり「どろぼう・つんぼう・しわんぼう」
「しわんぼう」というのは「けちんぼう」のことで
泥棒は寄席には来ないだろう。
たとえ来ていたとしても自分が泥棒と名乗る馬鹿はない。
耳の聞こえない人も寄席にはいないだろう。
ケチな人も金を出してまでわざわざ笑いに来る人はいない。
というので「さんぼう」は、落語の題材として扱っていいのである。
しかしながら「つんぼう」に関しては、現在では演じられない。
差別的な要素を嫌うということか。「八九升」は「つんぼう」の噺。
圓丈一門の三遊亭はら生さんが「八九升」を聞かせてくれた。
やはり最初に習ったけれど、師匠から演るんじゃないよといわれたそうな。
次にいつ聞けるかわからないので…忘れてしまうので…記録しておく。

耳の遠い旦那様にお女中さんが晩のお膳を運んでくる。
「旦那様、晩ご飯のお膳をお持ちしました。」
すると旦那は急に怒り出し、耳が聞こえないからといって…
バカにされたと被害妄想。「死に損ないとはなんだ!」
女中さんは、もう耐えられないと番頭さんに泣きつく。
番頭さん「私が詫びを入れてあげるよ」と
満面の笑みでペコペコしながら旦那の悪口三昧。
しかし旦那は「番頭さんはいい人だ」と勘違い。
旦那が番頭さんに聞きたかったこと…質問をはじめる。
旦那「この火鉢は何でできていましたかな?」
番頭さん、毛を抜いて火の中に入れて…けやき。
旦那「どこで買ってきましたかな?」
番頭さん、帳面を横にして…横町の道具屋。
番頭さんはニコニコしながら「面倒だ」と不満をぶつけて
旦那「米はどのくらい残っていますかな?」
番頭さん、紙縒りを旦那の鼻に突っ込んで
ハックション…八九升。というような筋のお噺。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年10月 9日 (土)

黒門亭でつくし・川柳・志ん橋

今日のお目当ては志ん橋師匠で朝から黒門亭へ。
注目は第2部の川柳つくし・川柳川柳の親子会だけど
その後にトリで志ん橋師匠というのも不思議な顔付け。
雨になってしまって、第1部は客が入らなかった。
普段通りの時間に行ったのだけど、人が来ない…
こういうときの客こそが「真の落語ファン」であると褒められて
というのは、志ん五師匠がいっておられたと志ん公さん。

第1部 光る二ツ目の会 99
三遊亭はら生:やかん
三遊亭金兵衛:孝行糖
柳家喬四郎:秋の新作
初音家左吉:紙入れ
古今亭志ん公:三方一両損


前座さんははら生さん。一年ぶりだ。
前に聞いたときには、圓丈一門で自作の新作だったけれど
今日は黒門亭だから古典かな。というので「やかん」。
面白い。落ち着いているし、表情が実に豊かだ。
笑わせる手段というのをきっちり心得ている。
それは新作で自分の言葉でストーリーを伝えるということに
慣れているからだろう。この余裕…はら生さんは大物だな。
天どんさんのタイプかな…客との対話で進める感じが…。
第1部は光る二ツ目の会で金兵衛さんの「孝行糖」から。
金馬師匠の「孝行糖」の映像をどこかで見たような。
という記憶がふとよみがえってきたので…
大師匠からの芸が継承されている…という。
前半は昔の売り声をたっぷりで「孝行糖」はいい噺。
喬四郎さんが新作。都の職員が広島へ転勤になってしまって
広島といえば「もみじ饅頭」で…紅葉は秋だし、
安芸といえば広島という…「秋の新作」という題名なの?
結構楽しかったので…私も新作が好きだなって思ってしまった。
仲入り後は左吉さんの「紙入れ」。今日の噺では、
出入りのお店のおかみさんから誘われるのだけど
初めてみたいで…そこが初々しく…まだ馴染みではないという様子、
間男は未遂に終わったようで…助かってよかったね!という展開。
「紙入れ」のおかみさんがものすごく恐いときがあるけれど…
今日はそういうドロドロな展開ではなくて…軽やかだった。
第1部のトリは志ん公さんで…最初に志ん五師匠の想い出から。
志ん公さんは上手い!って思っているのだが、今日もお見事。
「三方一両損」は江戸っ子の喋りとか…間の感じとか…
啖呵きるときのスピード感、鮮やかさ…決まったときは心地いい。
後味も気持ちのいい「三方一両損」で大満足。

20101009a

第2部
三遊亭はら生:八九升
川柳つくし:接待ゴルフ
川柳川柳:涙の圓楽腺
古今亭志ん橋:風呂敷

第2部の開口一番は続いてはら生さんで
「引き出しがない」といいながらも
なんと圓生一門に伝わる「八九升」を演じてくれた。
「さんぼう」は落語では扱ってもいいといいながら
「八九升」は「つんぼう」の噺なので
普通の寄席では、今ではまずかからないという。
一門の決まりで最初に習うのだけど
圓丈師匠からは演るんじゃないよと言われたそうな。
今日は後に圓生つながりのつくしさんと川柳師匠が控えているので
特別に珍しい噺を聞かせてくださると…本当に貴重だ。
「面白くない。くだらない。」といいながら…面白かった。
はら生さんの言葉って説得力があって、ホントに大物だ!
つくしさんが「接待ゴルフ」。ダジャレ三昧だけど、面白かった。
何か道具を使うな…とは分かっていたのだけど
ゴルフのドライバーにちなんで、ねじまわしが出てきたときには爆笑。
つくしさんの新作って、結構はまる。等身大で自分の言葉が魅力だな。
ここで川柳師匠が登場!用意された三つの噺の中から投票で
今日の演目は「涙の圓楽腺」に決定!
テレビでもラジオでも決して放送できない噺。
ということで…詳しいことはとても書けないな…笑。
圓生・全生(圓楽)・さん生(川柳)時代の話題で貴重なネタ。
川柳師匠ご本人も指摘しておられたけど…
どれが本当でどれが作り話なのかは…わからない。
でも圓生師匠にまつわる話などは真実だと思うし、
分裂騒動や圓生一門の師弟関係のこと…
川柳師匠の口まねもあるけれど…圓生師匠の存在が
噺の中に感じられたこと、夢中になって引き込まれてしまった。
とにかく面白いのだけど…それよりもすごい話を聞いたなという。
最後に都はるみの「涙の連絡船」の替え歌「涙の圓楽腺」で締めくくり。
今日のトリは志ん橋師匠で…高座に上がって…まず
志ん橋師匠までもが「知らない話ばかり…すごいこと聞いた」って。
同時に「ウソだと思います」というのは、圓生・圓楽師匠の名誉回復?
「この後、人情噺はできないな」というので、お馴染みの「風呂敷」。
でも15分の寄席バージョンではなく、本寸法でたっぷり25分。
川柳ワールドから古今亭の古典落語にいかに戻るのか?
それは演者にとっても客にとっても難題だが、
でもすぐに自然に長屋の風景に入っていけて、
その辺はさすがに師匠だなと。おかみさんが上手い!
後半の風呂敷マジックの辺では、会場は笑いの連続で
今度はすっかり志ん橋ワールドになっていた。
志ん橋師匠の「風呂敷」はいいなあ。

20101009b

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 8日 (金)

ユンディ・リのノクターン 2

昨日に続いてユンディ・リのショパン。夜想曲全集の後半。
作品48、作品55、作品62(第13番~第18番)と遺作の3曲。
2009年11月と2010年1月にチューリヒで収録。
遺作のノクターンについては、あまり興味ないのだが、
ショパン後期の作品は素晴らしく、というのもユンディ・リの演奏が
音楽の緻密な構造を鮮やかに描き出して、実に明瞭なのである。
透明感と落ち着きある佇まいは適切で、確信と説得力にあふれている。
特に作品48の2曲に惹かれたし、作品62も魅力的だ。
静かに奏でる夜の音楽。しかしその深い響きには毎度ながら感動する。

EMI 6 08391 2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 7日 (木)

ユンディ・リのノクターン 1

ユンディ・リのショパンで夜想曲全集より今日はその前半。
作品9、作品15、作品27、作品32、作品37の第12番まで。
2009年11月と2010年1月にチューリヒで収録。
音が美しい。人工的とも思えるような徹底したコントロール。
デリケートな表情が特長で…しかし弱々しいところはなくて、
しっかりと芯の通った確固たる音楽が貫かれ…さすがにユンディ。
妥協なく…厳しい姿勢で臨み、夜想曲といえどもリラックスはない。
ちょっと堅苦しくも感じられ…近年登場した夜想曲で
ポリーニやネルソン・フレイレと比べると…若さかな…という。
ユンディ・リの才能は間違いないので、ショパンも魅力的だが、
この集中力をいかして、この辺でベートーヴェンを聞いてみたいかも。
その前に明日…ノクターンの後半に期待している。

EMI 6 08391 2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 6日 (水)

柳家小満ん 「強飯の遊び」

5月の柳家小満んの会から三席を聞いている。
関内ホールでの5月18日の録音。
演目は「蛸坊主」「田能久」「強飯の遊び」。
こちらも会場で聞いたが、「蛸坊主」から素晴らしい。
「蛸坊主」はやはり極めて珍しい噺なのではないか…
はっきりいって地味なストーリーだけど
こういう噺の小満ん師匠って、なんて素敵なのだろう。
改めて「田能久」を聞いてみると…うわばみの老人だが、
その姿が修行僧のような白衣で…「強飯の遊び」はお弔いだし、
ここでの三つの噺は「坊主」つながりというのが正解だったのだ。
仲入り後の「強飯の遊び」は最初から最後まで酔っ払いの描写で
困った熊さんがひとり大活躍だが、陽気な噺である。
師匠は「強飯の女郎買いでございました」と締めくくり、
噺は有名な「子別れ」の(上)だけど…
演目を「遊び」としたところが大人の仕上がりで
「遊び=女郎買い」というのは周知の事実だが…絶品。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ウルトラ大怪獣レモネード

DyDo(ダイドードリンコ)の「復刻堂」で
「ウルトラ大怪獣レモネード」が好きで
暑い日に外出したときなど飲むのだが、
ウルトラ怪獣のデザイン缶でこれが楽しい。
全部で9種類ある。第2弾がスタート!

20101006a

今日は「ガッツ星人」だった。
こいつ!気持ち悪い。何これ…
一方でデザイン缶はいい感じ。
相手の能力を周到に研究してから攻撃するそうな。
分身宇宙人。ウルトラセブンに登場。
セブンのエネルギーを消耗させ、十字架に張り付けたが
マグネリューム・エネルギーを補充して復活したセブンに
円盤ごと破壊されたそうである。

20101006b

これまでに飲んだことのある「大怪獣レモネード」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 5日 (火)

柳家小ゑん 「春宵値千金」

昨日に続いて、ラジオデイズからの小ゑん師匠。
2008年2月28日にお江戸日本橋亭での「春宵値千金」。
そして「第27回 無限落語」における「幸せの石」
同じくお江戸日本橋亭で2010年6月26日の録音。
名作として有名な「春宵値千金」。舞台は大正時代。
この噺は、楽しいし面白いけれど、真面目だな…という。
昔の人々は心がきれいで、純粋だった。美しい風景。
レトロでセピア色の情景が広がるが、実にしみじみ。
古典でも「蜆売り」とか、少年が主人公の噺はあるけれど…
どのくらい感情移入して、噺に入り込めるか?ということだが、
その点でも小ゑん師匠の「春宵値千金」は傑作だ!
そして後半は今年6月の「無限落語」より「幸せの石」。
こちらは爆笑!景山係長登場!天体マニアで隕鉄を分析。
「隕鉄とは…わかりやすくいうと隕石です。」…面白すぎ。
「隕石は流れ星」というので流星群の解説が。最高!
後半は早口言葉の練習で笑いが止まらない。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2010年10月 4日 (月)

柳家小ゑん 「アキバぞめき」

今日はラジオデイズからダウンロードした小ゑん師匠。
ダメだ…面白すぎ…笑いすぎて…息ができない。爆笑!
最初に「第18回 無限落語」から「卒業写真」
2008年12月7日にお江戸日本橋亭での録音。
そして続いて「アキバぞめき」である。
こちらは2009年1月31日の黒門亭での録音らしい。
この「アキバぞめき」…私もいた。録音の中で笑っている。
ちなみに今年の3月28日も黒門亭で聞いた!
それぐらい「アキバぞめき」が大好きで…うれしい。
何という楽しさ!小ゑん師匠の究極だよ!
というのも電気に関して、好きなことを喋りまくりという…
「アキバぞめき」の専門用語の言立てはさっぱり知らないけれど
とにかく面白くて、「アキバぞめき」は最高だと思う。
小ゑん師匠のオタクシリーズはたまらないものがあるけれど…
「卒業写真」は写真オタク、カメラオタクが登場で舞台は長野県。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2010年10月 3日 (日)

古今亭志ん五 「井戸の茶碗」

先日亡くなられた志ん五師匠の録音を聞いている。
ラジオデイズからダウンロードした「幇間腹」「井戸の茶碗」。
2007年9月14日に四谷のコア石響で収録された二席。
私が最後に志ん五師匠を聞いたのが、
去年の年末にお弟子さんの志ん八さんの会で
そのときたっぷりと「井戸の茶碗」だったのだ。
思い出しながら味わい深く聞かせていただいている。
「井戸の茶碗」は大好きな噺である。格別だ。
この日の最初の一席は「幇間腹」。一八で爆笑。
でもその前に…高座に上がって冒頭の挨拶で
「これをご縁にひとつ末永く御贔屓をお願いする次第でございます。」
って言われると、聞いていて涙が出てきてしまう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年10月 2日 (土)

バイロイト音楽祭2009

20101002

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「神々の黄昏」第3幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
楽劇「神々の黄昏」で8月1日のライブ録音。
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
今日も第3幕でくり返し堪能した。素晴らしい。
指環の物語は「ラインの黄金」のライン河にはじまり、
ここで再びライン河に戻ってくる。ラインの乙女たちも登場。
ジークフリートは失っていた記憶を取り戻していくが、
それと同時にこれまでの音楽全体も振り返って、
「ニーベルングの指環」はここに総括されて行く。

CDR636/637/638/639

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 1日 (金)

バイロイト音楽祭2009

20101001

バイロイト音楽祭のホームページより
楽劇「神々の黄昏」第3幕第2場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2009年のバイロイト音楽祭から
楽劇「神々の黄昏」で8月1日のライブ録音。
今日は第3幕の編集から一回目を聞いている。
指揮はクリスティアン・ティーレマン、演出はタンクレッド・ドルスト。
編集上のことを書くと…これまでの三年間(2006-2008)は
第3幕はCD1枚に収まらなかったのだが、
2009年は78分で2分ほど短縮になっている。
速くなったというよりも勢いや自在度が増している気がする。
画像は第2場でクリスティアン・フランツによるジークフリート。

CDR636/637/638/639

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »