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2010年11月17日 (水)

第101回 柳家小満んの会

夕方から関内ホールへ…横浜の「柳家小満んの会」だ。
年内は今回で終了である。今年を締めくくるのは「にらみ返し」。
「山岡角兵衛」は忠臣蔵の討ち入り場面でもあって、
今日は寒かったけど…年末モードで落語は季節感が大切!

柳家緑太:道具屋
柳家小満ん:山岡角兵衛
柳家小満ん:大神宮
柳家小満ん:にらみ返し

開口一番は緑太さん。土曜日の日本橋の会に続いて、
今日は「道具屋」。先日は「道灌」だったのだけど
緑太さんは結構よく聞いているが、最初の頃に比べ
明るくなってきたのかも…噺もいきいきして。
土曜日も今日もそういうことを感じつつ聞いていた。
小満ん師匠の一席目は「山岡角兵衛」という噺。
もちろんはじめて聞く。元は講釈ネタかな?
越後から江戸へ旅廻りをしてくる角兵衛獅子、
童子たちが鶏の尾羽根を付けた獅子頭を被り、
親方の笛に合わせて逆立ちやとんぼ返りなどの芸を見せた。
という小満ん師匠の「角兵衛獅子(越後獅子)」の解説があり、
それがオチに関係してくるという。噺の中身は「忠臣蔵」。
山岡角兵衛という人は、浅野内匠頭に殉死したそうだけど
奥方のお縫さんが吉良邸に潜入(奉公)して、
討ち入りの際に大活躍したという噺で…地噺のようでもあり、
「忠臣蔵」のストーリーについては、すごく勉強になる。
小満ん師匠のこういう噺は大好きで…早速、引き込まれた。
まさに「小満んの会」ならではのネタであると…はまる!
続いて「大神宮」という噺。こちらもはじめてである。
吉原への待ち合わせ場所として有名な雷門横の磯辺大神宮。
皆が吉原の噂をしているので…そんなに楽しいところなら
大神宮さまも吉原へ女郎買いに行ってみたいと…
ひとりで行くのは何なので、門跡さまを誘っていくという。
つまりは神様と阿弥陀様がふたり揃って、吉原へ。
大神宮で大さん。門跡さまで門さん。粋だね!
というか、これぞ!落語ならではのバカバカしいお笑い。
朝になって、吉原の若い衆が勘定を取りに来て、
なりのいい門跡さまに「お勤めをお願いしたい」と
すると「南無阿弥陀仏」とお勤めがはじまって、
若い衆さん「そのお勤めでなくて、お払いを願いたいのでございます」
すると門跡さまは「お祓いならば、大神宮さまの方だ」って。
いいなあ!こういう噺も好き!軽やかな展開だ。
神仏を笑いのネタにするというのは、ちょっと気を使うけれど…
江戸っ子か?明治っ子か?それだけ親しみ込めてという
いま以上に近い存在であったということもいえるのだろう。
後半は「にらみ返し」である。大好きな噺だ。楽しみにしていた。
借金の言い訳屋さん、にらみ返すところ、小満ん師匠だとこうなのね。
基本は恐い!ということなのだけど、面白すぎで笑ってしまう。
会場のお客も「にらみ返し」はすごくウケていた。笑いが多かった。
掛取りに最強の刺客が送り込まれてくるけれど
どすの利いた凄みある男だが、本当ならば恐怖の場面で…
しかし聞いているこちらには、悪いけど緊迫はなくて…
おかしくて仕方のない…「にらみ返し」はいい噺である。
やはりどんな苦労も笑い飛ばせば、幸せに転じるということなのかな?
明るい気持ちになって、平成22年の「小満んの会」はお開き。
ありがとうございました。また来年も期待しています。
ということで…次回は1月17日(月)第102回 横浜 柳家小満んの会
演目は「羽団扇」「喜撰小僧」「明烏」の三席です。
おお!「明烏」。十八番じゃないですか。楽しみ。

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