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2010年11月16日 (火)

落語につぶやき 61~たばこの火

昨日は「試し酒」で金持ちの粋な旦那に接したが、
大酒飲みの下男で久蔵さんが五升の酒を飲めるかで
飲める、飲めないの賭け勝負をするという
負けた者はお食事にご招待する…
湯河原にご案内する…と金持ちの粋なお遊びである。
今日はさらに輪をかけてすごい大金持ちの登場で
八代目林家正蔵による「たばこの火」。
この噺は以前に「落語研究会」で歌武蔵さんのを聞いたけど
珍しい噺なのではないかと…彦六の正蔵師匠の録音があった。
信じられないような金の使いっぷりで…
しかしこれが何とも気持ちのいい噺である。
紀州の山の中で材木の切り出しをしていて、
金がたまって仕方なく…千両を使うのを「埃をはたく」という。
スケールでかすぎで付いていけないことではあるけれど
かくありたい…って、金に困らない余裕というのは
人間の器をも大きくするということか。欲というものがないのである。
人に見返りも期待していないし、構われることにも飽き飽きしている。
「宿屋の富」に登場の大金持ちは、一文なしの法螺話だったのだが
本当にそういう人がいたのだというのが「たばこの火」という噺。

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