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2010年11月25日 (木)

落語につぶやき 64~粗忽の釘

小満ん師匠の「粗忽の釘」を聞くと
最近よく聞けるのと少し違っていて、
大きくは柳家と古今亭で型が違っているようだけど
小満ん師匠はもちろん柳家の型を基本にしていて、
さらに違っているところに関しては、もしかしたら
古くからの伝統型を忠実に守っているのかも。
というのは、サゲに関しては、最近ではまず聞けない
本来のオチが復元されている。これは貴重なこと。

瓦釘を壁に打ち込んでしまって、お隣の仏壇に釘の先が出るけれど
最近多いのは「阿弥陀様の股座から釘が出ている」。
あとは…「阿弥陀様の喉元から釘が出ている」というのをよく聞く。
小満ん師匠は、「お宅は門徒ですな」といって、
つまり仏壇に阿弥陀様が祀られているということで
「阿弥陀様の頭の上を見てごらん。長いのがぬーっと出ちゃってるよ」。
「お宅の阿弥陀様は変わってますな。ちょんまげ結ってますな。」
「ちょんまげじゃないよ。お前さんの打った釘の先だよ」。
釘が股座から出ているというのはちょっと下品?
喉元から出ているというのは、阿弥陀様に申し訳なくて…

あとオチだけど…今日一般的なのは
「明日からここ(お隣の仏壇)にほうきを掛けに来なけりゃいけない」
というのが当たり前になっていて、小満ん師匠のは違うのだが、
後で知ったのだけど、こちらが本来のオチだそうで
「明日からいちいちここまで…ほうき掛けに来なくちゃならねえ」に続いて、
「何をのんきなこと。呆れたもんだねぇ。お前さん。そそっかしい。
子供さんなんているとかわいそうだ。かみさんと他には誰かいないの?」
「親父がいるんでぇ。二階で寝たきりでもって…腰が動かねえんで」
「あっ、いけね。二階に親父、忘れてきた。」これが本来のオチ。

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