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2010年11月29日 (月)

落語につぶやき 66~中村仲蔵

昨日は六代目圓生師匠の「中村仲蔵」を聞いたが、
今日も続いて「中村仲蔵」をいろいろと比較。
まずは五代目志ん生師匠の録音で
改めて聞くと…圓生師匠とは設定が違っていた。
仲蔵はまだ稲荷町で…定九郎の役も代役だ。
「忠臣蔵」の興行も夏の盛りということで
夏の暑い最中と年末の忙しいときには、
人気の「忠臣蔵」でもやらないと客が入らない。
そういえば…この設定はよく聞くかもしれない。
師匠の伝九郎が仲蔵に渡すご褒美は煙草入れ。
煙草入れは八代目正蔵師匠も同じで、こちらが多いだろう。
圓生師匠は脇差だが、これは圓生オリジナルだそうである。
続いて聞いてみるのは、十代目の馬生師匠。
「忠臣蔵」の興行は、年末である。客を入れるための演目。
そば屋では浪人者に仲蔵が役者であることを打ち明け、
役作りの願掛けをしていることを説明するという…ここも違う。
師匠の伝九郎が仲蔵をほめたたえるところが長く、
馬生師匠は噺の中心をこの場面においているようだ。
「煙に巻かれる…もらったのが煙草入れ」のオチは正蔵型。
今日の録音からはさん喬師匠を聞いてみる。
名代になった仲蔵が顔見世興行で五段目定九郎の役をもらう。
やはりさん橋師匠は人情噺で夫婦のやり取りを中心に。
後世に残るような定九郎を生みだすことを勧めるのはおかみさん。
そば屋の場面が素晴らしい。情景が広がる。台詞は正蔵型だ。
五段目は鳴り物入りで芝居付きの様子。音だけでも迫力ある。
オチが違う。「狐につままれたようだ」「お稲荷さん信じたおかげ」。
去年聞いた小満ん師匠は、圓生師匠の型だったと思う。

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