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2010年12月 3日 (金)

カラヤンの1970年代 15

カラヤン指揮ベルリンフィルによる
プッチーニの歌劇「ボエーム」から第3幕と第4幕。
1972年10月にベルリンのイエス・キリスト教会で収録。
「ボエーム」の後半である。悲しい別れとミミの死。
カラヤンの精妙な音作りが冴えわたり、感動的だ。
音だけで聞いているが、少しでも情景を思い浮かべると
涙なくしては聞けないという…素晴らしい作品である。
不治の病のためにミミがロドルフォに別れを告げる場面、
この第3幕の透明感といったら…何という美しさ。
季節は変わり、ミミの言葉の通り、春を迎えるが、
第4幕前半の明るい輝きは束の間の喜びなのであり、
ミミの死という悲劇的な展開。これほど心に響く作品はない。
仲間たちの計らいでミミとロドルフォはふたりになるが、
第4幕での二重唱、ここでのミレルラ・フレーニは絶品。
息絶えていくミミ…カラヤンの弱音の表現は究極的である。

CDR654/655

「ヘルベルト・フォン・カラヤン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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