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2011年1月16日 (日)

落語につぶやき 75~歌る美・多ぼう

今日の午後、フジテレビで放送された
「ザ・ノンフィクション~おんな落語家への道」にて
歌る美さんと多ぼうさんの前座修業を見ていて、
芸の道は厳しいな…とたいへんにいい番組だった。
歌る多師匠は素敵な噺家さんで実に素晴らしいのだが、
自分にも厳しそうだし、もちろんお弟子さんの教育にも
それは高座を見ていれば、よく伝わってくる。
楽屋でのしくじりにお小言の権太楼師匠や
歌る美さんに稽古をつけている小里ん師匠も
芸に対する厳しい姿勢が高座によく表れているし、
見えないところでのそれだけの積み重ねがあってこそ
魅力的で人の心をつかむ素晴らしい噺家さんなのである。
歌る美さんも多ぼうさんも近いところで見ているので
客に対しては決して見せることのない血の滲む努力を
こうして番組を通して知ってしまうと…何ともいえない気分に。
私は前座さんが大好きでいつも熱心に聞き入っているのだが、
前座は番組の他、料金の他、開演時間の前、…であり、
よく全然聞いていない人もいるけれど、聞こうよ!という。
稽古して…稽古して…努力の上に成り立っている芸なので
こちらも心して聞かないといけない!と思うのである。
落語はもちろんそんなに堅苦しいものではないけれど
私にとっては、一席一席を大切にしていきたい。

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コメント

>前座は番組の他、料金の他、開演時間の前、…であり、
>よく全然聞いていない人もいるけれど、

20世紀~21世紀初頭の私がまさにこれでした。落語というより志ん朝師匠しか聴かないという日常。矢来町が亡くなって全く生で落語を聴かなくなりその後たまたま暇つぶしで入った池袋演芸場で「朝左久」という芸名の前座に出会って私の前座観が180度転換。今は逆に二つ目、前座中心になっています。
前座の場合ある日突然化けるというのが面白いですね。掲げられている歌る美さんなんか楽屋入り当初は蚊の無くような声だったのに今や立派な高座姿ですから。
恥を忍んで白状すると「前座徹底無視主義者」だった私もつい6日前なんですが、開場待ちの行列に並んでいる時にファンしている某前座さんの楽屋入りする瞬間を捕まえて「お年玉」を渡しちゃいました。人間は変わるものですね(とミーハーな自分を自己弁護・・(苦笑))。

投稿: 鳩が大好きなB.Blue | 2011年1月17日 (月) 21:53

朝左久さんは一之輔さんですね!

歌る美さんはお気に入りの前座さんです。
声もいいし、表情も豊かで、華がありますよね!
はじめて聞いたのって、よく覚えているのですが、
「転失気」だったのですが、どう聞いても
和尚さんと小僧さんの会話ではないのだけど、
…登場人物の描き方が変!
それでもすごく魅力のある高座でした。
光るものを感じました。
その後…今ではバッチリですね!

志ん坊さんが志ん吉に昇進しましたし、
辰じんさんはすごい人気!という中で
私的なお気に入りの前座さんは、
歌る美さんとありがとうさんがいいですね。
扇ちゃんも上手い!って思っています。
それに応援しているのは、志ん吉さんの弟できょう介さん。

投稿: たけお | 2011年1月19日 (水) 23:27

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