« しばらく家事息子 9 | トップページ | 落語につぶやき 82~落語事典 »

2011年1月28日 (金)

落語につぶやき 81~誓願寺店

落語に出てくる貧しい長屋ということで
先日は「阿部川町」の長屋を扱ったけれど
もうひとつ「誓願寺店」もよく出てくるように思う。
「唐茄子屋政談」で徳さんが貧しい親子を助ける場所。
こちらも「落語地誌」(青蛙房)で調べると
「誓願寺店」は浅草の東本願寺の北東側で
旧浅草田島町(明治2年~昭和43年)、
現在の台東区西浅草2丁目内にあったそうである
徳さんは唐茄子を担いで本所達磨横町を出ているので
なるほどちょうどいい位置関係なのかなと思う。
でも唐茄子が重いといいながら…結構歩いているなと…
吾妻橋を渡って、浅草田圃の向こうに吉原を見て、
唐茄子屋の売り声の稽古をして、それで誓願寺店に至る。
ずいぶん歩いているではないか!

「井戸の茶碗」で千代田卜斎の住む長屋が
誓願寺店である場合も見うけられるけれど
浅草であるならば、細川様も吾妻橋の脇にあった細川屋敷か?
屑屋の清兵衛さんが休息する清正公様の位置関係もおかしくなってきて…
日本橋浜町の清正公様ということか?本来は芝白金の清正公様である。
つまり白金台にある覚林寺で通称「白金の清正公さま」。
やはり「井戸の茶碗」は、古今亭で演じられている芝白金の清正公様で
清正公様の脇にある長屋と白金の細川屋敷を行ったり来たりする…
という方が自然な印象ではなかろうか。でも志ん生さんがいっている
清兵衛さんが住んでいる場所で「麻布茗荷谷」という地名はないらしい。

話を「誓願寺店」に戻して、この誓願寺というお寺であるが、
関東大震災後に府中市に移転されたそうである。

|

« しばらく家事息子 9 | トップページ | 落語につぶやき 82~落語事典 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/50712317

この記事へのトラックバック一覧です: 落語につぶやき 81~誓願寺店:

« しばらく家事息子 9 | トップページ | 落語につぶやき 82~落語事典 »