圓生百席 「汲みたて」
土曜日に黒門亭で志ん弥師匠の「汲みたて」を聞いてきたが、
すごくよかったので…すると「汲みたて」という噺を聞きたくて
今日は圓生百席からの長講一席を聞いている。
圓生師匠は「汲みたて」は音曲噺であると
後半の船遊びの場面で鳴りものに合わせて唄を披露。
ここで長屋の衆が、船で追いかけてきて、太鼓や鐘で
ガチャガチャ大騒ぎをして邪魔をするのだが、
ここでの録音では、実際に噺に合わせて音を収録している。
圓生師匠の芸談でもいっているけれど…通常の高座では、
「ガチャガチャ」は声で説明するだけであり、
本物の音を吹き込んでいるのは、こうしたレコードならではだと。
そういえば…「汲みたて」の船遊びって、夏の涼みに行くのである。
今回の志ん弥師匠のでは、季節に合わせて「花見」に行くと
春の設定になっていて、そこもすごくよかったのだ。
落語の季節感は、最高の楽しみだと思う。
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