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2011年3月22日 (火)

石巻市 サン・ファン館の被害

早いもので…もう15年ほど昔になってしまったが、
石井和紘建築研究所に勤めていた頃、
入りたての頃に…当時、竣工したばかりだったのが、
「宮城県慶長使節船ミュージアム」だった。
完成してしまったので、私は関わることができなかったが、
雑誌の表紙を飾ったり…「サン・ファン」の愛称で
石井さんの代表作のひとつであると素晴らしかった。
「サン・ファン」とは、復元された慶長使節船
サン・ファン・バウティスタ号を展示する博物館であり、
その復元船を取り囲む形で建築が配置されているのである。
つまり船はドックの中で海の上に浮かんでいるのであり、
展示棟はその海面近くで船に寄り添う形で
建築と地形そして海との関係性が最大の魅力であった。
それが今回の津波被害である。気になっていた。
石巻市の地震と津波の被害はどうなのか…
正直恐かったので…ふれずにいたのだが、
「慶長使節船ミュージアム」のサイトを確認したところ…
「船をとりまくドック棟展示室は津波により壊滅いたしました。」
とある。職員の方々は無事に避難されているそうで
サン・ファン・バウティスタ号も一部破損した程度らしい。
http://www.santjuan.or.jp/

20110322


河北新報社のサイトに写真を見つけた。
船の無事を伝える記事なので展示棟に関しては
この写真ではあまりわからないのだが、
元々地震の多い地域なので、地震への配慮もされているし、
台風による強風・高波にも対応できる建築ではあった。
しかし数メートルという大津波が押し寄せたというのだから…
強化ガラスを突き破り、あっという間に水没してしまったのかも…
なんということだ。残念な気持ちや悲しさを通り越して、
なぜこんなにもつらい試練が与えられるのだろう…という。
しかし無事であったサン・ファン・バウティスタ号は
復興のシンボルであり、石巻の方々は
力強い新たな一歩を踏み出しているともある。
逆に元気をもらっているようでは申し訳ないが、
この感動をエネルギーにして、前に進もう!

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コメント

いやはや、社会人一年目の自分が奔走したサンファン、壊滅とは悲しいですね。でも職員皆さんが無事だったようで、それが救いです。
我々もできることから少しずつ、復興にむけて協力していきましょう。

投稿: ツツイ | 2011年3月23日 (水) 15:12

去年の一月、上野の美術館で、初来日した、支倉常長の油絵を見ました。仙台市博物館にあるレプリカと違い、本物の来日に、感動しました。
サンファン号がなしとげた偉業を、思うと、一日も早い、復元船の復興を願わずにはいられません。

投稿: 夢うさぎ塾 | 2011年5月 9日 (月) 12:05

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