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2011年4月12日 (火)

ラドゥ・ルプー 1

またもモーツァルトのピアノ協奏曲であるが、
今日は1974年のラドゥ・ルプーで聞いている。
ユリ・シーガル指揮イギリス室内管弦楽団と共演して
1974年3月に収録されたイ長調K.414とハ長調K.467。
広く知られる…こちらも名演の中の名演であろう。
イ長調の第12番が繊細で透明で何という美しさ!
ルプーは細やかな表情付けながら、極端に抑制した表現であり、
弱音を多用することによって、要所に輝きを与えていく。
その自在さは自由なようで、実は精妙にコントロールされているのであり、
しかしそれが意図的なものに響くことはないし、いつも自然な音楽で…
これがルプーの天才的なところ、好きな人にはたまらない魅力なのである。
その揺らぎ加減というか、光の戯れがあって、夢中になってしまう。
ハ長調の第21番は、モーツァルトの音楽もより発展しているのを感じるが、
しっかりとした構えがあって、ルプーの音にも大胆さが加わり、
躍動感もさらに増している。本当に素晴らしいモーツァルトだ。
ルプーはK.491やK.595や…他の協奏曲も演奏しているが、
正式な録音はこの2曲のみというのは、実に残念である。

CDR668

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