マレイ・ペライア 1
1975年のマレイ・ペライアでモーツァルトを聞いている。
イギリス室内管弦楽団を弾き振りして
1975年9月12-15日にロンドンで収録された
変ホ長調K.449とハ短調K.491のピアノ協奏曲。
このところアシュケナージや古楽器のマルコム・ビルソンや…
モーツァルトのピアノ協奏曲をよく聞いているけれど
ペライアの全集もまた名演の中の名演である。
1975年のこの録音で全集がスタートした。
現在のペライアからするとこの当時の演奏は
ただひたすらにデリケートな音色なのではないかと
何となくそんなイメージがあるのだが
もちろん細やかで繊細な表情付けは圧倒的だけど
しかしひとつひとつの音がしっかりとした存在感で
いきいきと主張しているのに深く感動する。
さすがにペライアで本当に素晴らしい。
音の美しさもだけど、やはり音楽の躍動感が違う。
CDR666
| 固定リンク
コメント