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2011年4月28日 (木)

マリインスキー劇場2008/2009

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団で
ショスタコーヴィチの交響曲第2番と第11番。
第2番が2010年2月4-6日、
第11番が2009年2月14-16,18-20日、
サンクトペテルブルクのコンサートホールでの演奏。
ライブの表記がなく…CDのための収録が行われたのか?
会場の空気が感じられるような…素晴らしい録音。
空間の大きさとそこに満たされる音の広がり、
新しいホールで理想の残響が実現されているのだが…
それを見事にとらえた録音ということであり、
こういう演奏を聞くと実に幸せな気持ちになる。
ゲルギエフの精妙にしてしなやかな音楽が魅力的であり、
この透明で柔らかい響き…特に弱音の美しさは感動的だ。
第2番の交響曲では、コーラスの冒頭にサイレンが鳴り響いて、
一瞬、緊張が漂うが、こんなのははじめてだ。興味深い。
そして第11番だが、こちらは通常…派手な情景描写で
映像的な効果を意識する演奏が多い中で
ゲルギエフは…意外にも…といっていいのか?
全く描写的ではない…交響曲を純粋に表現することに徹して
結果的には、作曲者ショスタコーヴィチの内面にまで
深く踏み込んでいくことに成功して、
現在のゲルギエフを感じ取れる…名演であると思う。

MARIINSKY MAR0507

「ヴァレリー・ゲルギエフ」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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