« キース・ジャレット 6 | トップページ | 柳家さん喬 「百年目」 »

2011年4月 9日 (土)

圓生百席 「百年目」

先週の「花見の仇討」に続き、春の噺で「百年目」を聞いている。
圓生百席から六代目圓生師匠による長講一席。
「百年目」を本寸法で聞くと大体50分から1時間ほどだが、
ここでの圓生師匠も64分である。マクラは8分ほどで
現在の会社と比較しつつ…かつての大店の仕組みから
小僧から番頭さんへのいかに苦労して出世していくかの話。
今じゃとても理解できない厳しい世界だが、
それが後半の内容へとつながっていくのである。
向島の花見で…旦那がお幇間医者の玄伯さんと一緒で
「桜はもう満開。明日辺りからそろそろ散るかも」といっているけれど
本当はまさにこの週末が、そんな情景になるはずだったのだが、
今日はあいにくの悪天候で春の嵐という…花は落ちてしまう…
世の中は自粛傾向にあり、せめて噺の中で花見の風景。
「文七元結」のときにも書いたが、圓生師匠による
店の旦那と番頭さんの描きわけって、本当に素晴らしい。
一番偉いのはもちろん旦那だが、その旦那も
番頭さんの言葉には耳を傾け、どんなことも聞きいれたという。
それだけの重みが、丁寧な言葉と大切に接する様子から伝わってくる。
旦那は奥にいて、店を支配しているのは番頭さんであり…
大店の建物の造りや人の動きなど、様々なことが見えてくる。

|

« キース・ジャレット 6 | トップページ | 柳家さん喬 「百年目」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/51345194

この記事へのトラックバック一覧です: 圓生百席 「百年目」:

« キース・ジャレット 6 | トップページ | 柳家さん喬 「百年目」 »