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2011年5月18日 (水)

第104回 柳家小満んの会

今日は関内ホールで…横浜の「柳家小満んの会」だ。
前回の3月は計画停電や相鉄線が一部運休やら…
震災後の混乱で行けなかったので、今日は気合を入れて!
受付を済ませるとイスを担いだ師匠が舞台裏から出てこられて、
挨拶するとニッコリの笑顔だったので…絶好調?
こういう日は期待なのである。その通りに実によかった。

林家しん歩:子ほめ
柳家小満ん:七八一九
柳家小満ん:将棋の殿様
柳家小満ん:猫の災難

一席目は「七八一九」。調べてもこの噺は出てこないので
新作で師匠の作であろうと…後でわかったことだが、
昭和56年に作った噺でそれからもう30年になるそうである。
物知り…というか、ちょっと怪しいところもあって
知ったかぶりともいえるご隠居のところに八つぁんが来るという
落語らしい風景の幕開けだが、気の合わない仲間で
トラベルに行くと…気が合わないのでトラブルになる…
東北に行くことになったのだが、「奥の細道」とはどこ?という質問。
それで松尾芭蕉の歌と名所巡りで東北・北陸を旅するという噺。
こういう噺は小満ん師匠らしくて、何とも心地のいい時間が流れる。
それからしばらくして…旅行の土産(キヨスクで買った文明堂のカステラ)と
報告をしようと再び隠居のところだけど、後半で題名はどういうこと?…って
するとシャレがある「松尾芭蕉もシッチハイク(七八一九)」というオチ。
えっ!こう来るか!という。ヒッチハイクに漢字を当てるとこうなるの…
ダジャレ好きな師匠だけど…でも「七八一九」というのはセンスを感じるな。
続いて二席目は、しっかり古典落語の「将棋の殿様」。
「盃の殿様」とか…師匠がお得意の殿様もの(大名のお噂)だけど…
将棋にちなんで実にバカバカしい…これがこの噺の何とも魅力で
平和でのんびりとした時間が過ぎる。わがまま放題の殿様は
実にかわいらしくて…それに振り回される近習の者たちは必死な訳だが、
その光景が真剣であればある程に…こちらは笑ってしまう。
大名をからかってしまう、バカにするというのは…
江戸の頃には極めて危険なことだったろうけれど、
それとも…こういう噺は明治になって作られたのか?
しかしどちらにせよ…今となってみれば害のない長閑な噺だ。
仲入り後に「猫の災難」である。今日はこれだろう!
小満ん師匠の酒飲み風景は毎度のこと絶品で今日も最高だった。
あの笑顔!光り輝く満面の笑み…こういうときの小満ん師匠は絶好調!
表情が豊かで頬の丸みに照明が当たると師匠の顔が光る!いい!
酔っ払って…歌も唄って陽気に…ここは小満ん師匠の演出か?
酒をこぼして、畳から吸い上げて…顔や頭に酒をピタピタ塗りつけて…
こういうところは面白くて面白くて…会場も大いに盛り上がり!
「猫の災難」は明るく楽しく…こちらも害のない…いい噺だ。
ということで…次回は7月20日(水)第105回 横浜 柳家小満んの会
演目は「蚊いくさ」「臆病源兵衛」「青菜」の三席です。
まさに夏という噺三題。今から楽しみだ。

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