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2011年5月31日 (火)

クリフォード・カーゾン 2

今日は1967年のクリフォード・カーゾンを聞いている。
イシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドン交響楽団と共演した
モーツァルトのピアノ協奏曲で…これは有名な録音。
1967年10月のイ長調K.488と同じ年12月のハ短調K.491。
カーゾンの一音一音をしっかり聞かせるところなどは
一世代昔的な印象ではあるけれど、しかしその一方で
落ち着きのある音楽…カーゾンならではの自然体の表現、
ここに漂う気品に満ちた空気は時代を越えて素晴らしいのである。
それほどには表情を創り込むことはしないで、
その辺はあえて避けているようにも淡々と弾き進めていくが
しかしここが格調の高さでもあるように感じられる…
クリフォード・カーゾンの芸風なのであり、深いものがある。
その逆には、イシュトヴァン・ケルテスの指揮は活気に満ちて
表情豊かに新鮮な響きを引き出しているのであり、
ケルテスのモーツァルトという点でも魅力的である。

CDR679

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コメント

カーゾンのモーツァルトP協23番(1975/4/12にNHKFMをエアーチェックしたもの)は私のお宝カセットの一つです。 彼の演奏を私流に表現させて頂くと『余分な力の入っていない自然体そのままのモーツァルト』という感じでしょうか。
CD等を入手してもカーゾンについての情報は少なく不思議に思っています。 日本ではほとんど知られていませんよね。 1908年生まれ、若い頃は天才ピアニストと騒がれ、シュナーベルに師事、1982年に他界した英国のピアニスト、程度でしょう。
40代の頃のチャイコフスキーとラフマニノフP協のCDを持っていますが、特にどうということもない演奏だと思います。
年を重ねてからモーツァルトとシューベルト(即興曲と楽興の時)の弾き方:1つ1つの音の並べ方を丹念に研究・練習していたそうです。 この結果が残された演奏になった、ということだと思います。
Sir Cifford Curzonについて、情報交換等をして頂けるのであれば大歓迎です。

投稿: 藤原博行 | 2013年1月 5日 (土) 20:36

藤原博行さん、カーゾンに関するコメント、ありがとうございます。カーゾンは20世紀を代表する名ピアニストのひとりですが、なかなか話題に上ることも少なく、残念に思っています。これからもカーゾンを熱心に聞いていきたいと思っていますし、同じような想いの方と交流できることは素晴らしいこと。ぜひ今後ともよろしくお願いします。

投稿: たけお | 2013年1月 6日 (日) 00:24

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