« 第104回 柳家小満んの会 | トップページ | 5月19日のおいしい感想 »

2011年5月19日 (木)

落語につぶやき 94~七八一九

昨日の「柳家小満んの会」で聞いてきた「七八一九」。
小満ん師匠の作で昭和56年の噺だそうである。
「七八一九」とは何?というのがあるけれど
それを最初にいってしまったらつまらない…
ということで、噺の内容を思い出してみる。

八つぁんではないのだけど…物知りのご隠居を訪ねるという
いかにも落語らしい風景だが、このご隠居…物知りといっても
ちょっと怪しいところもあって、知ったかぶりの傾向があり。
気の合わない仲間でトラベルに行くことになった。
「お前、気の合う仲間だろ」「気なんて合うもんじゃないですよ」
「ひとりが憚りに立ったら、みんなで行かないといけない」
気が合わないのでトラブルになるのだが、
案の定、旅先が決まらず…サイコロを振って決めることに
「四五の半」…東五北四で東北に行くことになった。
それで「奥の細道」とはどこですかね?という質問。
「奥の細道は場所ではなく…松尾芭蕉の旅日記だよ」というので
松尾芭蕉が詠んだ歌と名所の話題で東北・北陸を巡るという噺。

千住…行春や鳥啼魚の目ハ泪
「どういう意味ですか?」「芭蕉には魚の目があったんだよ」
ご隠居は知ったかぶりで…ウソばかり。
魚の目はありません。去り行く春の愁いに
鳥は悲しげに鳴き、魚の目には涙があふれている。

日光…あらたうと青葉若葉の日の光
平泉…五月雨の降残してや光堂
出羽国山越え…蚤虱馬の尿する枕もと
山寺…閑さや岩にしみ入る蝉の声
最上川…さみだれをあつめて早し最上川
佐渡…荒海や佐渡によこたふ天河


親しらず子しらず…一家に遊女も寝たり萩と月
遊女が出てきて興味津津だが…「どういう意味ですか?」
「芭蕉が遊女を買ったんだよ」…またまたご隠居、ウソばかり。
隣の部屋に越後新潟の遊女が同宿していて
たまたまひとつ屋根の下に泊ることになったが
自分のような男と遊女の取合せというのは
空の月と萩の花のようなもので
無縁のようで不思議な取合せの妙味もある。

というのでこの遊女の歌が気に入って
「奥の細道」から「親しらず子しらず」の北国へ旅に出ることに。
それからしばらくして…旅行の土産をもってきた。
「旅先のキヨスクで買った文明堂のカステラですけどね」
「わざわざ(ずいぶん遠いところから)ご苦労だったね」
旅の報告がはじまって、夜行列車で行くことにしたけれど
「こんな重箱みたいなとこで寝てられるか」というので
お通夜で酒盛りになり…車掌さんも巻き込んで乗務員室で大騒ぎ。
「親しらず子しらず」まで糸魚川から九里
「奥の細道」と同じくここからは歩いて行くことにしようと…
夕方にはフラフラになってしまい、足も前に出ず…
「そこでシャレがあるんですよ…松尾芭蕉もヒッチハイク」
ということで「シッチハイク(七八一九)」という一席。

|

« 第104回 柳家小満んの会 | トップページ | 5月19日のおいしい感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/51715591

この記事へのトラックバック一覧です: 落語につぶやき 94~七八一九:

» 半熟カステラ [★スイーツ洋菓子、和菓子、デザート、おやつ★お取り寄せ紹介します!]
パォン・デ・ロの新・ 半熟カステラ 〓楽天総合ランキング全品中第11位二入賞!!!!半熟カステラはとろ〜り感が今までのカステラには無い新食感!!ふわふわであっという間に口の中で溶ける美味しさ!真ん中の半熟部分と外側のカステラ部分えお一緒に食べるとなんともいえない最高の美味しさ母の日にもぴったり〓誕生日やお祝い事のときなんかにも超ど良いですよ〓プレゼントした方はみなさん大喜びです最後はカステラ独特の卵の風味が口の中にふわっとク... [続きを読む]

受信: 2011年6月 7日 (火) 18:16

« 第104回 柳家小満んの会 | トップページ | 5月19日のおいしい感想 »