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2011年5月30日 (月)

映画「落語物語」 横浜で鑑賞

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先週と今週は映画「落語物語」が横浜に来ていて、
やっと観に行けた。楽しかった。いい作品だ!
3月に銀座の東劇ですでに観てきた友人たちからは
「面白いよ!」と聞かされていたので、期待して行ってきた。
スクリーンの端から端まで、すべてが落語で満たされていて
ひとつひとつがこだわりの絵になっている…
落語ファンにはたまらない映画なのである。
小三治師匠も書いているけれど、しん平師匠はすごい。
落語に詳しくない人が観ても…感動的な物語であり、
すっかり興味をもってしまう…実に魅力的な「入口」であると思う。
落語の世界の日常が、作りごとのない自然体に描かれていて
そこが何とも心地のよい…気付くと話の中に入っているのだ。


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おかみさんを演じる田畑智子さんが素敵だったのだけど
ここは俳優として出演している落語家さんに注目することにして
主役(級)のわさびさんはもちろんよかったのだが、
権太楼師匠の「おじいちゃん、行こう」と孫に連れられ…
そのあまりにもおじいちゃんに見えてしまった病院でのシーン。
売れっ子の弟子を心配げに見つめる小円歌さん。
そして私の大好きな志ん橋師匠が、楽屋で前座さんに小遣いをやる場面。
財布から最初五千円札が出てくるのだけれど、それをわざわざしまって、
千円札を出し直して、前座役の小権太さんに渡すと大喜び。
そして同じく前座で小春役のわさびさんも「ありがとうございます」って大声で。
その後、高座で志ん橋師匠は「居酒屋」を演じていたが、素敵!
協会幹部の会議のシーンも印象的で、こういってはたいへん失礼なのだけど
会長役の文楽師匠が、貫禄があって、説得力があって、驚くほどカッコよかった。
人気だけで芸歴の浅い噺家にトリをとらせるのは反対な師匠方の中で
芸の厳しさをきっぱり言い切った小袁治師匠も素敵!見惚れた。
あんまり役に立たない医者の役の南喬師匠も似合っていた。それは失礼か。
とにかく適材適所に隅々まで完成度の高い素晴らしい映画だった。絶賛。

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