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2011年6月13日 (月)

落語につぶやき 97~長崎の赤飯

昨日は黒門亭で今松師匠の「長崎の赤飯」を聞いてきた。
「赤飯」と書いて「こわめし(強飯)」と読む。
実はネタ出しでは「長崎の強飯」と表記されていたのだが
この噺の場合では、初節句の祝いに人形を贈り、
そのお返しとして、長崎から強飯が届くということなので
お祝いなので「赤飯」であろう…ということで
私は「長崎の赤飯」とさせていただいた。
一方で例えば落語だと「強飯の女郎買い」などもあるが、
昔はお弔いで…長寿で亡くなったりすると
黒豆入りのおこわ(強飯)を配ったという。
さすがにお祝いではないので、小豆でなく黒豆なのだそうだ。
「こわめし」なのだけど、お弔いは黒豆の「強飯」であり、
子供の祝いには小豆の「赤飯」でいいのかなと…そう考える。

落語事典で「長崎の赤飯」を調べてみると
昔、交通の不便だった頃、江戸の人で長崎を知る者は少なかった。
そこで…とんでもない空想的なことをいうと
「そんなことをいうと、長崎から赤飯が来る」といったそうである。
ということは、落語事典の見解では、
この江戸と長崎を行き来する壮大な物語は
空想的な噺ということなのだ。なるほど。
私も不思議な噺だな…とすごく感じるのだけれど
それは空想性によるものなのか…
落語は突飛な発想が基本となっているが、
それにしてもこの「長崎の赤飯」は大胆に空想的である。

おもちゃ屋の五代目金原亭馬生から六代目三遊亭圓生に
受け継がれているとある。今日演じられている「長崎の赤飯」は
恐らく圓生師匠の型が基本となっているのだろう。

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