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2011年7月31日 (日)

カルロ・マリア・ジュリーニ 2

ジュリーニ指揮ロサンゼルス・フィルによる
チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。
1980年11月13日にロサンゼルスの
シュライン・オーディトリウムで収録されたもの。
今日の指揮者では、もっと緩急の幅も大きく、
しなやかで滑らかな音作りも聞けるのだが、
1980年代初頭のジュリーニによる演奏で聞くと
久々に荘厳な佇まいであり、巨匠的な風格を備え、
折り目の正しい、隅々まで一点も疎かにしないという
強い信念に貫かれて、こちらも引き締まる思いである。
派手さよりも渋く中身で勝負という仕上がりだが、
これは聞けば聞くほど、心に響いてくる…感動的だ。

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2011年7月30日 (土)

横浜市の北側斜線

確認申請を出している物件だが、
厳密にいうといまは事前審査中で
指摘事項をすべて訂正すると本受付となるのである。
その指摘事項だが、今日FAXが来て、
いままででも最も少ない数で済ませることができた。
しかしその中に…ひとつ知らないことがあり、驚き。

建物の高さについて、斜線制限だが、
北側が隣地の場合には、北側斜線制限を検討して、
北側が道路の場合には、道路斜線制限の方が厳しく、
道路斜線を検討して、提出していたのだが、
どういうことかというと…北側に道路がある場合には、
道路の反対側の道路境界で検討すればいいので
結果的に道路斜線の方が厳しくなるということなのである。
それが一般的な考え方で…しかし、なんと!
横浜市に限っては、道路中心線で北側斜線を検討すると。
それで計算し直したところ、10cmほどしか余裕がなかった。
ギリギリでもないが、余裕あると思っていたので想定外の出来事!
横浜市で建築士をやっていながら、これまで知らなかった。
問題になったこともないし、不思議といえば不思議なのだけど
そういえば、道路は南側にあることが多かったのか?
それともっと道路幅員が広くて、問題になることもなかったのだ。
横浜は北側斜線に関しては、他所よりも非常に厳しくて…
注意はしていたのだけど、今後はさらに気をつけよう。

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2011年7月29日 (金)

落語につぶやき 113~鼠穴

夏の盛りに話題にする噺ではないのだが、
ふと思い出して、「鼠穴」のサゲのところで
火事ですべてを失う夢を見たと…それに対して
夢は逆夢っていうから、春から商売が忙しくなるぞって。
火事の夢は縁起がいいというのはよく聞くけれど
恐い夢を見て、実際は逆になるから大丈夫という考えだ。
「鼠穴」も蔵にあいている鼠穴のことが気になり…
近所の火事から火が入り、三つの蔵が焼け落ちるのだが、
起こされて…目覚めるとすべては夢だったという…無事である。
都合の悪い夢を見たときには、不安な気持ちがそうさせているので
現実には、そんなに悪いことばかりじゃないという願望もあるのだろう。
一方ですごくいい夢を見たときにも…夢は正夢になるという。
結局、人は自分にいい方に受け取るのであり、都合がよく…
でもそれで前向きな気持ちになって励むということなのだなと。

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2011年7月28日 (木)

大和から歩いて帰ると…

今日は確認申請の書類を提出に大和に行ってきた。
帰りはのんびり歩くことにして、駅で三つ分の距離。

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地図を調べてあったわけではないのだが、
境川に向かって歩き、早速寄り道をして、
大和市深見にある深見神社。
深見小学校の方を向いている鳥居である。

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たいへん立派な神社だ。広い境内。
森に囲まれている。

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深見神社は鹿島社とも呼ばれるそうで
領主坂本氏が茨城県の鹿島神宮の祭神を勧請したことによる。

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境川の方角を向いている鳥居である。
階段を下りて、坂を下っていくと境川だ。

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境川に出て、鹿島橋にて。
深見神社の別称「鹿島社」にちなんで
橋の名前が「鹿島橋」なのであろう。
正面に見える高架橋は相鉄線。

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鹿島橋から境川の下流を見る。

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しばらく境川沿いに歩いて、新道大橋。
中原街道が境川を渡る橋だ。
写真は、境川の上流方向を見ている。

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宮久保橋にて境川の上流を見る。
ここで境川とはお別れで、環状4号線に出て、
日向山に寄って、ホームセンターで買い物。
宮沢を経由して帰宅した。大和から二時間ほど。

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2011年7月27日 (水)

小噺「粗忽の電話」

粗忽なお方には、マメでそそっかしい方と
のんびりしていてそそっかしい方とがあるそうでして…

チリリリリ…チリリリリ…
熊:兄ぃ、電話がかかってるよ。
八:おい、熊。いま、手が離せねえ。出てくんねぇ。
熊:そうかい。じゃあ、出てみるか。
八:早く出ろい。切れちまうぜ。
熊:はい、もしもし。

オレオレ:俺だけど…俺だけど。
熊:どちら様ですか?八五郎兄ぃのお宅ですけど…
オレオレ:だから俺だよ。八五郎だよ。
熊:兄ぃ、電話の向こうで兄ぃが電話してきたよ。
八:おお、そうかい。要件を聞いてくんねぇ。
熊:わからねえなあ。電話の向こうが兄ぃなら、
いまここにいる兄ぃはどちら様の兄ぃかねえ。
あの…ご用件は?

オレオレ:さっきよ、大黒屋の荷車にぶつかっちまって、
荷物がひっくり返っちまって、それで相手先に届けらんねえ。
荷物の分を弁償しろっていうのよ。弁償しねえと
お上に訴えて出るって、いいやがるのよ。
お前、悪いけど、今すぐ二両の金、持ってきてほしいんだ。
熊:そうですか。それはたいへんですね。
ちょっとお待ちください。いま兄ぃに相談してみます。

オレオレ:何でもいいけど、早くしてくんねえ。
早く片付けねえと、しょっ引かれちまう。
熊:兄ぃ、大黒屋の荷車とぶつかったのかい?
八:はあ?何のこってぇ?荷車とぶつかった?
熊:弁償しないといけないんだろ。
八:電話を代わってやらぁ。
おい、八五郎だけどよ。荷車とぶつかったってどういうことでぇ?

オレオレ:はい?ご本人がいらっしゃるので?
八:そんなことはいいんだよ。お前、弁償しねえとたいへんなのかい?
オレオレ:え~…そういうことになりますかなあ。
八:何をお前、落ち着いたこといってんでぇ。一刻を争うじゃねえか。
オレオレ:そういうことでしてね。二両の金を持ってきてほしいのですが…
八:おお、合点だ!いま金をかき集めるからよ。
熊:兄ぃ…それはダメだぜ。これは、オレオレ詐欺ってんだよ。
大家さんがこの間、いってたよ。お前はそそっかしいんだから注意しろって。

八:何?そうなのかい?俺にはよくわかんねえが…
熊:もう一度、俺が代わってやるよ。
オレオレ:あのお…お金は持ってきていただけるんでしょうかね?
熊:ダメだよ、お前さん。オレオレ詐欺ってんだろ。
第一、二両の金を持って行ったとしても、お前さんは、
兄ぃと顔が違うんだから…八五郎じゃないだろう!って、バレちまうよ。
オレオレ:いやあ、それなら大丈夫。これぐらいのことで騙されるんだから
別な顔だぐらいじゃ、自分だって、気が付くめぇ。


ありがとうございました。

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2011年7月26日 (火)

落語につぶやき 112~粗忽長屋

落語に粗忽者の噺はいろいろあるが、
中でも「粗忽長屋」は落語の典型みたいな噺だと
私が聞きはじめた頃に最初に覚えた噺でもあって
大好きな噺なのだが、あまりのそそっかしさに
自分が誰なのかもわからなくなってしまうという…
何ともすごい噺である。その発想は途方もない!

今日では、柳家の噺ということになっていると思うけど、
それは五代目柳家小さんが得意にしていたということが大きい。
しかしそれ以前は、古今亭志ん生が満州から戻って、
戦後、日本の高座で最初にかけたのが「粗忽長屋」であったと
志ん生が得意にしていた噺でもあると聞いている。
つまり戦後まもなくは、古今亭の噺と考えられていたのが、
柳家小さんの「粗忽長屋」が有名になって、
すっかり柳家のイメージが定着したのである。
とはいっても…「粗忽長屋」は最も親しまれた噺であるから
今もあらゆる噺家が持ちネタとしているし
寄席でかからない日はないぐらいのメジャーな存在であろう。

古今亭志ん生の「粗忽長屋」で…マクラで聞けるのだが、
どのようにして粗忽長屋というものが形成されたのか?
つまりはなぜ粗忽者ばかりが長屋に集まることになったのか?
ということを説明していて、ここが私は大好きなのである。
集まったわけではなくて…まともな人もいたけれど
あまりにそそっかしくて、バカバカしいから引越していってしまう。
その後にはそそっかしいのだけが残って、始末に悪いことに。
そういうところには、ますますまともな人は集まらないのだ…

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2011年7月25日 (月)

オレオレ詐欺の現在

昼間、電話があったそうなのだが、
オレオレ詐欺への注意を促す連絡だそうで
高校の卒業生名簿が利用されて、
被害も出ているとか…だそうなのである。
そういう連絡が来たからわざわざ書くのだけど
実は先週の水曜日、夜9時半ぐらいだったか?
まさにオレオレ詐欺の電話がかかってきたのだ。
その手口は以下の通り。

オレオレ:もう寝てた?
私:失礼ですけど、どちら様ですか?
オレオレ:タケオ。…。タケオ。
私:あの…私が「たけお」ですが…
オレオレ:タケオでしょ。タケオでしょ。
私:申し訳ありませんが、失礼いたします。

一方的に切ってしまったのだが、
これ以上の要件はなかったようで、
この後、二度とかかってくることはなかった。
でも名乗っているので、間違い電話ではないらしい。
自分の名前を名乗る者から自分自身に電話がかかってくるというのは
実に不思議な心持ちであり、一体何だったのだろう。
オレオレ詐欺だよ!ということなのだけど…

落語の「粗忽長屋」に入り込んでしまったような気分。
「いま電話をかけてきたのは、たしかに俺だけど…
じゃあ、電話を受けている俺は一体誰だろう…」というような?

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2011年7月24日 (日)

落語につぶやき 111~船徳

私がはじめて聞いた「船徳」って、
五代目柳家小さんの録音だったのだが、
噺の後半で徳さんがへたばってしまい、
あとわずかなのに…桟橋にたどり着けない。
それで仕方なく、お客のひとりが浅瀬に下りて、
もうひとりを負ぶって運ぶという。
昨日の黒門亭で志ん馬師匠で聞いてきたのでは、
その場面が少し違って、面白かった。
徳さんがへたばって、桟橋にたどり着けない。
お客のひとりが「どけ!俺が変わる」と
櫓を漕ぎはじめて、「なかなか上手いだろ」
「若いころ、少しかじったことがあるんだよ」
「はじめから俺が漕げばよかった」って
お客さんが見事に船を桟橋に付ける。
いま志ん朝師匠の「船徳」を聞いてみたのだが、
やはり志ん馬師匠は師匠である志ん朝の型であった。
しかしこの録音では、徳さんの目に汗が入って、
「向こうから大きな船が来たら、あなた方でよけてください」
「冗談いっちゃいけねえ」までで後半の展開は確認できず。

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2011年7月23日 (土)

黒門亭で志ん馬・柳朝・小満ん

今日は小満ん師匠を聞きに朝から黒門亭へ。
第1部では、ちょっと久しぶりのほたるさんも聞けるし、
第2部の柳朝さんが、私は大好きで…楽しみはたくさん。

第1部
金原亭駒松:小町~道灌
柳家ほたる:代書屋
柳家さん枝:鰻屋
三遊亭金八:子別れ(上)強飯の女郎買い
古今亭志ん馬:船徳


前座さんでおじさんさんも入っているのだけど
第1部はまたはじめて聞く前座さんだ。
自己紹介で馬生一門の駒松さんだと判明。
「道灌」だが、前半の「小町」も付いて、
最後の「暗いから提灯借りに来た」まで
きちんとたどり着くのだから…時間配分がうまいという。
続いて、ほたるさんが登場。噺の方は「代書屋」。
ほたるさんのあの感じが好き。独特の空気がいい。
でも「代書屋」なので、権太楼師匠が見事に乗り移って
そこがまたおかしくて仕方ないという…爆笑の一席。
さん枝師匠が酒の話題から「鰻屋」だ。この噺、久しぶりに聞く。
何だかすごく楽しそうに演じられていて、するとこちらも楽しい。
仲入り後は金八さんで…「弔いが山谷と聞いて親父行き」ときて
「強飯の女郎買い」か?という…「子別れ」の(上)である。
熊五郎が吉原に三日居続けをして、酔って帰って、惚気て…
おかみさんが金ちゃんを連れて出ていってしまうところまで。
「子別れ」といえば、一般には「子は鎹」の後半なのだろうけど
前半の方が断然面白いと私は思う。今日はちょっと駆け足で。
第1部のトリは志ん馬師匠の「船徳」だ。面白かった。夏だ!
暑い盛りに川の上を船が進むのは何とも風流な気がするけれど
実際はというと…炎天下でたいへんなことにもなるのであり、
それは俄か船頭の徳さんでなくても似たようなことにはなるのでは…
ということで「船徳」のドタバタって、たまらなく面白いのだが、
徳さんは、粋に自慢げにふるまったかと思うと
うまく行かないことへの苛立ちで途中キレたり、客に八つ当たり、
しだいに疲れてきてはどうしようもなく情けない状態に
その辺の変化がいきいきと…大袈裟ぐらいがちょうどよく、
志ん馬師匠の「船徳」ははまりすぎで…よかった!

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第1部と第2部の間に散歩に出掛けて、
今日も湯島天神にお参りしてしまった。
このところ湯島の方に行って、そのまま天神様に行くのが
お決まりのルートになっていて、曇り空で暑くはなかったが
参拝者は少なく、静かな印象。夏の午後という感じだ。

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第2部
柳家おじさん:狸札
林家久蔵:目薬
春風亭柳朝:お菊の皿
柳家小満ん:三軒長屋

第2部の開口一番は柳家おじさん!おじさんさんはよくなっている。
今日のネタはお馴染み「狸札」だけど、明るく、楽しく、心地よい空気。
続いての久蔵さんは今日がはじめてのような気がして、
マクラで盛り上げて、噺も「目薬」で会場は大いに笑った。
そして柳朝さんが、彦六一門の怪談噺、幽霊ネタから「お菊の皿」。
柳朝さんは本当にいい。何だろう。とにかくいい。大好きだ。
「お菊の皿」では、はじめて麹町番町の皿屋敷に行く場面…
恐くって、柳朝さん自らがキャーキャー絶叫でビビりまくりなのだけど
これぞ怪談噺!というか、今日は鳴り物と薄どろ入りだった。
しかしこの噺、恐いのは最初だけで…後は爆笑の連続。
今日のトリは小満ん師匠の「三軒長屋」。楽しみにしていた。
「三軒長屋」はこの一年ぐらい全く聞いていないと思うのだけど
鳶の頭と剣術の先生が入れ替わるという…オチは頭に入っているので
そこまでのストーリーは、あえてすっかり忘れて聞いた方が新鮮だろうと
でも改めて聞くと…これほど登場人物の多い噺も珍しいのかも。
丁寧に一人ずつキャラを創り上げていかなくてはならなくて
その辺で適当になってしまったら、聞いているこちらはゴチャゴチャだ。
例えば、この噺で登場の女性は3人だけで…比較しやすいのだが、
鳶の頭のおかみさんは、威勢がよく、若い衆をまとめるだけの貫禄もあり、
いざとなれば、頭も叱りつける迫力がある。なにしろ強い。
それに対して、ここでのお妾さんだけど…何を着ても似合うといういい女。
お妾さんが喋り出すと…思わず会場からも笑いがもれる…それぐらい
小満ん師匠は色っぽい感じを強調して、なるほどね!という。
そしてお妾さんのところの女中だが、この人は鳶の若い衆にからかわれて
お尻が大きくて、借りた尻は返せとか…お妾さんとの対称をくっきりと出し、
ひとりずつ丁寧に演じ分けていくのである。という同じことを
男の方はというと何通りに分れることか。それはたくさんの人が登場。
あとひとつ今日聞いて気付いたことなのだが、「三軒長屋」という噺は、
物語そのものに面白さがある噺なのであり、語り聞かせるのが中心で
見せる部分は少ないのだと。つまりは食べたり、飲んだり、…
先ほどの「船徳」では、汗まみれで櫓を漕いでいたけれど
何かするという所作がほとんどなかったように思う。
見せる部分がないという点では、本当に語りだけの話芸に頼る…
相当な技量がないと仕上がらない…恐ろしい噺のようにも思えるのだが、
「三軒長屋」という噺、その辺、いかがなものなのだろう。
今日は師匠独特の味わいでじっくり聞かせていただいた。
またひとつ…今後に財産となる一席に立ち会えたと思う。

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2011年7月22日 (金)

今日の月は…月齢19.8

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台風も去って、朝のうちは青空が広がったが、
実はこの写真の後、すっかり曇ってしまって、
8時18分、西の空に傾く下弦の月である。
沈もうとしている月なので、これは昨日の月だが、
すると月齢19.8で二時間後には「月の入り」。
本日(22日)の月はというと、22時21分に「月の出」で
明日も晴れれば、月齢20.8の月が西の空に見えるはず。

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2011年7月21日 (木)

落語につぶやき 110~蚊いくさ

昨日の「小満んの会」で聞いてきた「蚊いくさ」という噺。
実は予習していったのは、六代目圓生師匠の録音で。
そして再び、圓生師匠の録音で今日は復習をしている。
剣術の先生から蚊の撃退法を教わってきて、
久六さんは習った通りに真剣に取り組んでいるのだが、
というのは、蚊の軍勢と一戦を交える…戦に例えて、
それを見て、おかみさんも「バカだね、みっともない」と。
あまりの煙に「お父っつぁん、気が違っちゃった」。

ここで出てくる「蚊燻し(蚊いぶし)」だが、
今でいう「蚊取り線香」のことか。
現在は渦巻き状の線香になっているけれど
江戸の頃はどんなものだったのか?
蚊燻しの器の中で草や藁を燃やし、
その煙で蚊を追い払ったと記述がある。
そういえば「夏泥」を聞くと…貧しい長屋で
ひび割れた丼の中で板っきれを燃やして…
蚊燻しのつもりで炊いていると。
畳を上げて、床板はがして燃やしているという
蚊を追い出すのに煙を炊くしかなかったのだ。

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2011年7月20日 (水)

第105回 柳家小満んの会

今日は台風でどうなることかと思ったけど
午後から小雨になって、風も少し治まってきてくれて
夕方には無事に関内ホールに出掛けることができた。
横浜の「柳家小満んの会」である。楽しみにしていた。
関内ホールの入口で師匠がポスターの準備中で
まだ下の受付には誰もいないから…ちょっと待ってねと
しばらく師匠とお喋りしてしまった。幸せ。
以前に聞かせていただいた「樟脳玉」について質問してみると
生之助師匠から習ったときの話を聞かせて下さり…
何という至福の一時であろう。噺の「下」の存在、
続きがあったり、なかったりの落語の奥深さについて。

林家木りん:初天神
柳家小満ん:蚊いくさ
柳家小満ん:臆病源兵衛
柳家小満ん:青菜

今日は楽しかった。このところひどく疲れていたので
落語を聞いて、生き返った!元気をもらった気分。
一席目は「蚊いくさ」である。きちんと予習はしてあったのだけど
実にバカバカしい噺であり、いや、このバカバカしさこそが落語!
くだらなければくだらないほど、そこに存在する真剣さが笑いを呼ぶ。
蚊帳が質に入って、出せないがために…蚊の軍勢と一戦を交えるという。
でも夏の夜に唸りを上げて攻め立ててくる蚊に苦しめられるのは、
今も昔も変わらぬことであり、その情景はわかりすぎるのであって、
「蚊いくさ」の思わず苦笑なところが逆に愛おしくも思える魅力的な夏噺。
続いて「臆病源兵衛」である。この噺は実は以前に聞いているのだけど
正直なところ、そのときは何だかよくわからなくて、あまり面白くなかった。
臆病者の源兵衛さんが、やたら大袈裟に恐がっているところは
分かりやすく笑いをとれる場面だと思うのだけど
今日は小満ん師匠でじっくり丁寧に噺の筋を聞けたので
表面的な笑いよりも噺の奥深くまで、よく理解できたと思う。
「臆病源兵衛」という演目から源兵衛さんが中心なのかなと
つい思ってしまうのだが、むしろ脅かしている八五郎が主役なのであり、
というのは、後半にあまりの恐ろしさから源兵衛さんは逃げ出してしまって、
オチに導いてくれるのは、八五郎の方なのだ。
下谷の長屋から八五郎の死体を捨てに行く源兵衛さんだが、
上野不忍池のほとりで八五郎は蘇生するのであり、
そこでは源兵衛さんは、すでに逃げてしまって、姿はなく、
明かりに導かれて根津の遊郭へと八五郎は足を運ぶのだが、
その辺の場面転換をしっかりイメージしないとわからなくなってしまう。
八五郎の意識が戻ったときに死に装束だったことで
自分は死んでしまった…ここは極楽?それとも地獄?
その突飛な発想に聞き手はどこまでも付き合うことが大切で
「吉原が極楽」に対して「根津が地獄」という
オチはそこに絡んでくるという…この辺の複雑さが解けてくると
この「臆病源兵衛」という噺は、聞けば聞くほど面白く、
同時に深いものを備えていることに気付かされるのである。
仲入り後はお馴染みの「青菜」の一席。夏の代表ともいうべき噺。
これがよかったのだ。何とも味わいのある「青菜」だった。
縁側で涼んでいる旦那だが、その姿が風流で…上品で
こんなにもきれいに納まっている風景は見たことがなく、
つまりはその対称として植木屋さんとそのおかみさんが
ひどく暑苦しく、野暮ったいというふうに映るのだが、
まあ本当に面白くて、楽しくて、「青菜」はいい噺!大好きだ。
この猛暑の中でさらに熱風の吹く…汗の流れる「青菜」を聞いて、
なぜかこちらは暑さを忘れるという…これぞ粋な夏の楽しみ!
夏に暑い噺を聞くという…ときにはそれが納涼となる。
素晴らしい夏の噺で三席…今日は堪能した。
ということで…次回は9月22日(木)第106回 横浜 柳家小満んの会
演目は「あちたりこちたり」「後家安」「品川心中」の三席。
小満ん師匠の作で「あちたりこちたり」が登場。面白いです。

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2011年7月19日 (火)

落語につぶやき 109~からっ風侍

今日は八代目正蔵師匠の「からっ風侍」という噺を聞いている。
この噺も珍しいのだろうけれど、落語事典にも載っていないし、
ネットで調べても正蔵師匠のこの録音の情報以外に出てこない。
時期は幕末から明治維新の頃であり、薩長軍が江戸に入り、
幕府直参の彰義隊が上野に集結し、激しく抵抗したという…
噺はここにはじまる。江戸は制圧され、船で奥州石巻を目指すが、
途中滞在した常陸国で鉄砲傷がもとで仲間とはぐれてしまい、
そのまま、明治の時代に生き延びるのである。
ひとりは長屋住まいに身を落として車力に…
そしてもうひとりの主人はというと…立派ななりをしていたけれど…
ある日、ガマの油売りをしている姿に再会してしまう。
明治になり、職にあふれたものたちの「武士の商法」なのであり、
苦しい身上ではあるけれど、しかし決して希望は捨てずに…という
なかなか感動的な噺であった。いまは聞けない噺だけど、惜しい。

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2011年7月18日 (月)

落語につぶやき 108~柳の馬場

以前に一度だけ小金馬師匠で聞いたことのある「柳の馬場」という噺。
今日は八代目正蔵師匠の録音で…彦六に改名の最晩年の高座のようで
あの名調子で、真剣に聞かないと何が何やらわからなくなってしまうが、
按摩の杢一さん、目の不自由な人をいじめているような印象もあり、
しかしその前に杢一さんが口先ばかりで出鱈目を並べたことへの罰でもある。
「舌三寸は禍の元」に絡んで…柳から手を放すと「足下三寸」というオチ。
基本的に嘘つきへの「懲らしめ」の噺なのだが、虐待ともとれるし、
今日では、寄席の定席ではかからないだろう。というので珍品である。

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2011年7月17日 (日)

落語につぶやき 107~からぬけ

よく前座さんが「からぬけ」という噺をやるけれど
「からぬけ」という演目は落語事典にはなくて、
そんなはずはないな…とネットで調べたら
「穴子でからぬけ」というのが見つかり、
すると落語事典でも載っているのである。
与太郎が登場のなぞかけで金を掛ける噺だが、
「ヘビといったらウナギ、ウナギといったらヘビというんだろう」
と落語事典にはあって、今日よく聞けるのでは、
「ウナギといったらドジョウ、ドジョウといったらウナギ」
となっている気がして…それで「両方いってもいいよ」と
「ウナギにドジョウだ」で「穴子でからぬけ」というオチ。
「からぬけ」って何?という疑問がずっとあったのだが、
そちらはネットで調べないと出てこなくて…
「言い逃れた」「出し抜いた」という意味らしい。
豆腐屋さんの御殻(おから)ではなかったのだ。
もちろん御殻は噺の中に出てこないわけで。

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2011年7月16日 (土)

落語につぶやき 106~三味線栗毛

今日はネット上にある菊之丞さんの「三味線栗毛」。
この噺は知っているけれど、実演では聞いたことがない。
酒井雅楽頭(うたのかみ)の次男で角三郎は
父とそりが合わず、遠ざけられていたが、
父の急死と兄の廃嫡で角三郎が雅楽頭を継ぐことになる。
面白いし、角三郎が出世して、錦木との約束をしっかり守るという
清々しい内容は実に気持ちいいし、何より明るい。
錦木という按摩さんが出てきて、酒井雅楽頭の引き立てで
検校(けんぎょう)に出世することから「錦木検校」という別名も。
志ん生、文楽、圓生らが名人と評する橘家圓喬の十八番だとか。

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2011年7月15日 (金)

7月15日の感想

暑い日が続いているが、本当に疲れた。
毎日、一日中、部屋にこもりっぱなしで
朝から晩までパソコンに向かって、CADで図面をいじって、
ほとんど外出もせずに…外も歩いていないけれど、
全くもって、不健康の極み。これじゃ長生きはできないだろう。
7月下旬に確認申請を出す予定で動いており、
8月上旬なるべく早くに確認が下りるようにと
とりあえずそれは何とか完了させないといけないのだが、
いまのが終わったら、しばらくの間、休業しよう。
今週一週間、ずっと考え続けていたのだが、そう決めた。

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2011年7月14日 (木)

7月14日の感想

今日は朝6時55分に家を出て、大宮へ。
横浜からは湘南新宿ラインで、一本で行けるので
非常に便利なのだが、横浜から大宮へは64分。
母の友人の娘さん家族が買われたマンションの
引き渡し前の内覧会に立ち会ってほしいということで…
全部で1000戸近い高層マンションだが立派だった。
その内覧で内装の仕上がりチェックだが、
汚れの類でほんの数ヶ所指摘はあったものの
施工は鹿島で…やはり優秀。あらゆる下請けさんが
工事に関わっていると思うけど…真剣さが違うのだと。
惰性で仕事をしているということがなくて
現場監督さんの目もさぞや厳しいのだろう。

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2011年7月13日 (水)

今日の月は…月齢11.8

20110713

毎日、暑い日が続いているが、空は真っ青で、
風が吹いて、湿度はそれほど高くないようで…
夏なのに昼間の月がよく見える。
しかしそろそろ満月に近づいてきて、
東の空に現れる時刻も遅くなり、
今日は夕方(18時38分)に電信柱のすぐ上で、
昼間の月は今日までであろう。月齢は11.8。
本日の月の南中時刻は22時15分で
今も南の空高くに明るい月が見える。
満月は7月16日の土曜日だ。

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2011年7月12日 (火)

鉄筋の建物は存在しない!

「鉄筋コンクリート造」の建物のことを
よく一般の人は「鉄筋の建物」というが、
ちょっとそれは、私は抵抗を感じる。

「鉄筋コンクリート造」のことを「RC造」といい
それは「Reinforced Concrete」の略である。
日本語に直すと「補強されたコンクリート」。
つまり「鉄筋で補強されている」ということである。
コンクリートの弱点である「引張りに弱い」性質を
逆に「引張りに強い」鉄筋が補うという
コンクリートと鉄筋のよい点を組み合わせた構造。

その「鉄筋」とは、断面の直径が10mmとか13mmとか
16、19、22、25、…、よく見かけるのはこの辺か?
特別に太いのでは41mmとか51mmもあるそうだけど
そうした鉄筋を用いて、「鉄筋の建物」というと
虫カゴのようなものを連想してしまう。
鉄筋で組み上げた箱なんて、柔で…ぐらぐら揺れて、
もし火事に見舞われたら、あっという間にぐにゃぐにゃだ。
「鉄筋コンクリート造」を省略して「鉄筋」というのはおかしい。

それが…先日放送されたNHKの番組の中で
「地震による液状化現象」を特集した番組だが、
津波の際に避難場所としても重要となる
鉄筋コンクリート造のビルのことを「鉄筋ビル」と繰り返し、
出演していた役所の担当者も「鉄筋ビル」と表現して…
これはおかしいのではないか?私は気持ち悪い。
「鉄筋コンクリート造」は「鉄筋コンクリート造」である。
長くていいにくいのかもしれないけれど、
建築の関係者は、その場合に「RC」という。
「鉄筋」と表現する人は、建築の人間にはいない。
少なくともNHKは、正確な表現をした方がいいのでは?
専門家の監修なしに表面をなぞるだけの取材で番組を放送するのは、
テレビというのは影響力が大きいだけに危険である。

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2011年7月11日 (月)

落語につぶやき 105~猫と電車

今日からインターネット落語会の7月中席。
6月19日の黒門亭第1部で収録された
蔵之助師匠の「猫と電車」の一席。
珍しい噺だ!うれしい。ちょっと興奮。
「猫と金魚」という噺があるけれど
そちらは「のらくろ」の田河水泡さんの作だそうである。
「猫と○○」シリーズは先代の権太楼師匠が演じたそうで
その中にある「猫と電車」がこれだ。
面白い!マクラからすごく楽しいのだけど
噺の本編もこれは面白いと思う。
というか、なるほどバカバカしいのだけど
このバカバカしさがまさに落語で魅力が凝縮。
珍しい噺で演じられないというのには理由があるのだが、
蔵之助師匠も指摘のこの噺の場合には…
面白くない、バカバカしい、この二点を兼ね備えた噺という。
しかしこういう噺をバッチリ聞かせるのは噺家の実力である!
蔵之助師匠のこの一席は本当に面白い。素晴らしい。

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2011年7月10日 (日)

小噺「与太郎草履」

若旦那:おや、与太さん、こんつわぁ~。
与太郎:あ~伊勢屋の若旦那だ。いつ見ても変ですね。
若旦那:そうはっきりもの申されますと拙などは困ってしまいやすが…
与太郎:若旦那の着物はピカピカしてますね。
若旦那:拙などはそのような目立つところに御足を使うのではないのでやして、
この履物など、大そう贅沢なものでありやすな。履物道楽というのでありやす。
与太郎:御足だから履物なのかい?
若旦那:またご冗談を。与太さんの履いてなさる草履なども
鼻緒の色が抜けているところなど風流でげすな。
その脇なぞがきれていなさるところなど粋でげす。
そのボロボロで後は捨てるだけなところなど乙でげすな。
ではご婦人などが拙のことを待ちわびていやすので
この辺で失礼いたしやす。ごきげんよう~
与太郎:はい。さいなら。履物なぞに御足を使うと道楽でげすな。
履物が新しいと若旦那になれるのか~そうか。

荒物屋:へい、いらっしゃい。お~与太さん。お使いか?
与太郎:おじさん、こんつわぁ。
荒物屋:ああ、こんつわぁ。変わった挨拶だね。
与太郎:そうはっきりもの申されますと拙などは困ってしまいやす。
荒物屋:ははぁ…まだ挨拶しただけなんだけどね。今日は何買いにきた?
与太郎:おじさんは履物なぞ、売ってなさりやすか?
荒物屋:ああ…草履でも下駄でも。置いてるよ。
与太郎:色が抜けているのが風流で、脇が切れているのが粋。
ボロボロで後は捨てるだけが乙でげす。

荒物屋:それはお前さんの履いている草履だろ。
与太郎:ご婦人などが拙のことを待ちわびていやす。
荒物屋:おっかさん、待ってるのかい?
ちょっとその履いてる草履、見せてごらん。
ああ…与太さん、底が抜けているよ。
それでおっかさんに草履買って来いっていわれたんだな。

与太郎:粋で乙でげすか?
荒物屋:そんなの履いてたら、足の裏が傷だらけになっちまうよ。
与太郎:ああ、道理で(草履で)足が擦り減った。御足がないはずだ。


ありがとうございました。

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2011年7月 9日 (土)

今日の月は…月齢7.8

20110709

関東地方も梅雨明け。平年より8日早く。
午後から青空が広がって、暑くなった。
今年も暑い夏になるのか?節電の夏。
昼過ぎに東の空に月が見えて、
ずっと曇り空だったので、久しぶりだが、
パッと見たところ、半月だなと。
しかしこうして写真に撮るともう少し丸くて
今日は月齢7.8。昨日がちょうど半月だったのだ。
写真は18時8分に南の空高く。

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2011年7月 8日 (金)

落語につぶやき 104~酢豆腐

夏の噺で大好きな「酢豆腐」を聞いてから寝よう。
名人の録音で聞く場合、圓生、志ん朝、…
みな素晴らしいのだが、今日は八代目桂文楽で。
伊勢屋の若旦那はキザで嫌味でホントにイヤな奴!
しかしこのキャラは個性的で…その面白さは凄まじい。
おや、どうも、こんつわ~。…。愚の至りだね~。もちりんです。

「酢豆腐」と「ちりとてちん」…設定も中身も別の噺だけど
これらも聞くと同じ噺という印象で、落語事典で調べたら
やはり!ズバリ!江戸では「酢豆腐」、上方では「ちりとてちん」とある。
今日では東京でも「ちりとてちん」はかなり頻繁にかかっているが、
五代目柳家小さんが「ちりとてちん」の型で演じたということが
大きいようで、現在の東京版「ちりとてちん」はルーツはそこに?

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2011年7月 7日 (木)

落語につぶやき 103~匙加減

珍しい噺、知らない噺を聞くのが大好きで
そういう噺を熱心に紹介してくれる噺家さんに桂文雀さんがいて
インターネット落語会のアーカイブに「匙加減」という噺がある。
これは昨年の真打昇進披露興行の新宿末広亭での映像で面白い!
演じ手のない噺というのは、いろいろそれなりの理由があって、
地味だったり、分かりにくかったり、時代に合わなかったり、
いまの客には理解されない…落語家にとっても難しいと思うのだが、
そういう噺をしっかり演じて、聞いて…これが面白いのだから
文雀さんは実力者だ!という…この映像も貴重である。
「匙加減」という噺だが、落語事典にも載っていない。
とするとネットで調べるしかないのだが、元は講釈ネタらしい。
圓窓師匠が落語に移したという記述がある。

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2011年7月 6日 (水)

落語につぶやき 102~羽織の遊び

今日は志ん朝師匠の「羽織の遊び」を聞いている。
「遊び」というからには…吉原に行こうという噺。
町内の若いのが集まって、吉原に行こうと話がまとまるが、
肝心の銭が無くて…金を持っている奴を捕まえて
それをあてに遊びに行こうということに。
キザで大嫌いな伊勢屋の若旦那を言葉巧みにもち上げる。
そこで若旦那…「ご同伴願いやしょう」って。
それに対して…揃いも揃って「ご同伴って何だ?」。
若旦那は「一緒に参ることをご同伴っていう」。
というこの場面によって、小満ん師匠は、
「柳家小満んの会」で「ご同伴」という演目で演じていた。
「羽織の遊び」というのが一番有名なのかな?と思うけど
おそらくいくつか別名があるのだろう。
若旦那の自慢話は「酢豆腐」に似ている。

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2011年7月 5日 (火)

東京にて…耐震強度が心配

20110705

上野界隈の下町地区で歴史と風情を感じる建物。
外壁は煉瓦風のタイル張りで下地はモルタル塗り?
屋根は瓦で…造りからすると木造なのだろう。
古びた色合いと控えめな装飾が味わいであり、
以前から好きで…前を通っては気にしていたのだが、
それが3月11日の地震
で大きな被害を受けたようなのである。
震災直後から屋根にブルーシートをかぶせたままで
瓦が動いて…割れたり、落ちたりしたのではないかと。
戦後まもなくに造られたとか…昭和30年前後の建物とか…
詳しいことはわからず、時代を特定するような情報はないが、
このように瓦屋根が打撃を受けるとは相当に揺れたはず。
東京は「震度5強」として、しかし周囲の建物は、
外見上では全く被害はなく、特に最近の建物は無傷であり、
残されている古い建物だけが被害を受けている。
耐震強度が十分に確保されていないのである。
震度5の地震でこの被害だと震度7では倒壊の恐れあり。
こうした昭和初期の趣を今に伝える建物は
ぜひ今後も守っていきたいところだが不安だ。
巨大地震に備えて、耐震補強を考えてほしい。

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2011年7月 4日 (月)

落語につぶやき 101~ぼんぼん唄

昨日の黒門亭で…駿菊さんで聞いてきた「ぼんぼん唄」。
落語事典で予習して行ったのだが、あらすじを頭に入れる程度で
やはり噺を実際に聞くといろいろなことが分かってくる。
五代目古今亭志ん生が演じたという記録が残っており、
録音を残していると駿菊さんもがおっしゃっていたけれど
ネットで調べてみたら…なんとその録音を発見!
早速に聞いてみて、昨日の復習である。
子供たちが歌う「ぼんぼん唄」の歌詞だけど
ぼん、ぼん、盆の16日。
江戸一番の踊りは八丁堀。
「踊りは○○○」で自分の住んでいるところの町名をいうのである。
ところがおひろは「相生町」といいだして、
本当の親は本所相生町にいることが判明。
そこで源兵衛さんは、相生町に親を探しに行くのだけど
ここで志ん生さんの録音、床屋に様子を聞きに入るのだが、
将棋の話ですっかり脱線してしまって、ちょっと…なぜ?という。
駿菊さんも志ん生師匠の録音は後半よくわかんない…って
そういうことだったのか。人情噺が人情噺でなくなってしまう。
まあ…将棋に夢中になっているおじさんが教えてくれるという
そういう情景を表しているのだけど、でもこれは本題から外れる。
おかみさん(おみつ)がおひろをおんぶして乗り込んでくるのだが、
この場面は志ん生さんの録音にはないので
ということは、ここが駿菊さんのオリジナルだったわけだ。
おひろが「ぼんぼん唄」の替え歌で育ててくれた恩を述べる
ここも駿菊さんの演出であり、なるほど!という。
志ん生さんの録音は、ちょっと茶化して、楽しくしている印象であり、
それに対して、駿菊さんの高座はまさに重厚な人情噺で
親子の情で涙を誘う…ひたすら感動的だったのだけど
人情噺なので…そちらの方がいいなあ…という
昨日の「ぼんぼん唄」は本当に素晴らしくて、記憶に残った。

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2011年7月 3日 (日)

黒門亭で左橋・駿菊・志ん橋

三週間ぶりの上野黒門町で朝から黒門亭へ。
今日は志ん橋師匠を聞きに…そしてもうひとつのお目当ては
第1部のトリで駿菊さんのネタ出し「ぼんぼん唄」という噺。
落語事典で予習はしたが、これは面白そうな噺であり、
面白そうといっても内容は親子の情愛を描いた人情噺で
五代目古今亭志ん生が演じたそうだが、現在ではほとんど聞けない…
これを逃したら次はいつ出会えるのか?貴重な機会である。


第1部
林家けい木:たらちね
三遊亭歌太郎:牛ほめ
宝井琴調:浅妻船
初音家左橋:千両みかん
古今亭駿菊:ぼんぼん唄


今日の番頭さんで朝太さんと…ございますさんも手伝って、
会場の準備をしていたので、前座さんはございますさんかと思ったら
開演直前にメクリがめくられて「林家けい木」…はじめて聞く前座さんだ。
けい木さんもできている印象。戻って調べてみたら1991年生まれとあるので
ということは、大学の落研出身ということでもないのか?しかし上手い。
続いて歌太郎さん。ちょっと久しぶりなのだけど…相変わらずお見事!
というか…圧倒的な上手さ!今日の「牛ほめ」は与太郎さんが登場だけど
歌太郎さんはイケメンなので、与太郎キャラはあり得ないというイメージながら
これが与太郎さんの抜けている表情や仕草やあらゆる要素がバッチリ決まる。
いきいきと楽しそうに演じているし、見ているこちらも引き込まれて幸せな気分。
現在、二ツ目では一之輔さんが抜きん出た存在だが、その次に来るのは
ズバリ「歌太郎」さんだと…今日の「牛ほめ」を聞いて、確信。楽しみだ。
「牛ほめ」は、前座さんの短いバージョンではなく、牛のほめ方も本寸法。
続いて、講談の琴調先生。正直なところ…講談はほとんど聞かなくて、
というのは、落語で精一杯…これ以上講談までは無理…というので
ネタも知らないし、講談は聞かないようにしているところがあるのだけど、
今日は素晴らしかった。絵師…英一蝶(はなぶさいっちょう)の干物便りという
三宅島に流罪になり、母想いの一蝶が干物で自らの安否を伝える…という
綱吉時代の江戸の情勢を描き出す歴史ものでもあり、
そしてもちろん人情噺でもあるという…講談も味わい深い。
仲入り後は左橋師匠の「千両みかん」。大好きな噺だ。夏の風情。
たかがみかんひとつのことだけど…必要としている人にとっては
千両にも値するという…これは資本主義経済の原点を説明している?
でもここでの番頭さん…その貨幣価値は正しいのである。
しかしみかんの三房を持っていなくなっちゃった…というサゲ、
まわりがおかしいから…番頭さんは正しい判断ができなくなっちゃった
という…ここは落語的な展開だけど、この噺も奥が深い。
冷蔵も冷凍もない時代に食べ物の季節感というものが
いかに人々の間で重く考えられていたか…一年を通して
何でも手に入る現代の我々には到底理解のできないことであり、
いろいろ考えてしまうが、そんな…噺に深く入り込めたというのも
左橋師匠の「千両みかん」に夢中になってしまったのである。
第1部のトリは、駿菊さんの「ぼんぼん唄」。結果からいって、感動!
あらすじは頭に入っていたが、お盆に子供たちがぼんぼん唄を歌う…
その辺の情景…長屋の風景が頭に浮かんで、納得であり、
そして子供を手放したくないけれど、本当の親元に返す…
親子の情、別れの辛さ、その苦しみ…この辺は丁寧に演じられて
おそらく駿菊さんの演出も加わっており、実に感動的な…
今日は聞けてよかった。本当に素晴らしかった。またひとつ宝物。

20110703a


第1部と第2部の間に散歩に出掛けて、
よく行くのだけど、湯島天神にお参り。
受験シーズンでもないし、外は暑かったので
参拝者も少なく、ひっそりとした感じ。
中では結婚式が行われていて、今日は「友引」だった。

20110703b_2

第2部
三遊亭ございます:転失気
入船亭扇治:不動坊
柳家小団治:蛙茶番
古今亭志ん橋:鰻の幇間


第2部の前座さんは、朝から活躍していたございますさん。
噺はお馴染みの「転失気」。ございますさんで二度目に聞く。
小僧の珍念と和尚さんのやり取り…兄弟子のありがとうさんに似てきて、
歌之介一門のカラーなのかなと。なかなか刺激的な仕上がり!
扇治師匠が「不動坊」。こちらも夏の噺という印象だ。
爆笑仕立てに大騒ぎの「不動坊」もあるけれど、
扇治師匠は、基本はきれいにまとまっている印象で
となると渋い感じに…表面的ではない…内面からじわじわだが、
こういうのもいいのである。私はむしろこちらの方が好きだ。
続いて小団治師匠。以前からインターネット落語会の映像など
声も姿も知っていたのだが、生の高座ははじめて。
小団治師匠も基本は、無駄な要素のない…姿がきれいという印象で
しかし今日の噺は「蛙茶番」で…その取り合わせの面白さ、
露骨な爆笑とそれを整理整頓するバランス感覚…ここが味わいだった。
今日のトリは大好きな志ん橋師匠。実は師匠の「鰻の幇間」は二度目で
しかし何度聞いても素晴らしい…おいしそうな…鰻が食べたくなる…
といってもここの鰻屋さん、酒も香の物も肝心の鰻も不味くて…
ということは、一八の話術にこちらも騙されているわけで、
後半、一八が客に逃げられて、手銭で支払いをするとなると
ありとあらゆる気に入らないことを店の女中にお小言でいうが、
その辺を知っているので…前半の心にもないことをいって
客をもち上げているお調子者の一八…それが面白くて、実に見事で
志ん橋師匠の「鰻の幇間」は、本当に素晴らしいと思うのである。

20110703c

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2011年7月 2日 (土)

測量図はどう扱うか?

土地の測量図は座標求積法による作図・計算が主流のようだ。
登記に関して、座標求積法による面積算定がより正確であり、
三斜線図による面積算定は誤差があるということによるらしい。
しかし測量点の座標が並んでいても…数字だけではイメージできないし、
三斜線図で三角形の各辺の距離が出ている方が把握しやすいのでは。
というのは、建築の人間がいうことで、登記と測量の世界では
座標求積法が普通…当たり前…常識であるらしい。
敷地形状を作図する上で三斜線図が欲しいというと
土地家屋調査士の測量事務所は面倒がって、嫌がる。
でも別の知り合いの土地家屋調査士さんに聞いてみたら
作図に手間がかかるということもあるけれど、一番の理由は、
座標求積法と三斜線図の計算では、面積の数値が変わってしまう
というのが理由らしい。小数点以下で微妙な違いなのだけど…
登記されている数字と違う面積表は出せない…ということだ。

もっと困ってしまうのが、土地の形状を作図するのに
座標入力による方法を教えてもらったのだが、
それで形はできあがるのだけど、測量点間の距離が合わない。
とはいってもmm単位の話で小さな違いではあるのだけど。
しかし座標を入力して、できた作図が元の測量図と違っていたら
ちょっと気持ち悪いし、どれを信用したらいいのかわからなくなってしまう。
考えにくいけど…CADソフトの作図で誤差が出てくるのか?
それとも測量図に出ている距離の数字は、四捨五入や何やらで
多少操作されているのか?この点についても
知り合いの土地家屋調査士さんに聞いてみたのだが、
ある一定範囲内で誤差が認められており、数字をわかりやすくする
ということは行われるようである。これについても…今日のように
mmを単位にさらに小数点以下何位まで細かく出てきてしまっては、
そんなに細かい数字は意味をなさないのであり、省略すべきもの。
しかしコンピューターの計算では、果てしなく細かい数字まで表れるので
それが正確なのだろうけど、現実には扱いに困るということである。
1mmより小さい長さなんて、目視で認識できないであろうし、
その後の建築工事の施工誤差などでは、mmを扱うのが限界…
そんなに細密な精度は不可能である。いい加減はいけないが、
人間が目と手で認識できる範囲の作業であり、小数点以下に
こだわりすぎるのも意味はないようだ。言い訳じみているか…

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2011年7月 1日 (金)

7月1日の感想

緊急に追われて図面を作るのは脱したのだが、
しかしこの余裕のある時間にできることを進めておかないと
この先、後でとんでもないことになるのは目に見えている。
ということでいろいろと手を付けているのだけど
それにしても暑い。しんどい。ぼ~っとしてしまう。
緊張感が抜けて、集中力が落ちると午後は眠くなるし…
夕方になって、疲れてくるとまた眠くなるし…
それで夜になると眼が冴えてくるという悪循環。

今日から節電目標15%の実施である。
家庭に関しては、罰金や罰則はないのだが、
でもはっきりいって、無理である。
節電意識はあるけれど…去年も電気は使っていない。
例えば今日は一日エアコンを使わずに過ごせたが、
去年も同じく使っていなかったはず。
幸いにも風通しがいいので、風があれば過ごせる。
無風で35度とか、死にそうになると冷房は入れるが、
基本は自然の風を感じて、生きている。
去年、莫大な電力を消費していた家庭は
今年、目覚めれば、達成できるかもしれないけれど
普通の家庭では、無理でしょう。いかがだろうか。

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