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2011年7月12日 (火)

鉄筋の建物は存在しない!

「鉄筋コンクリート造」の建物のことを
よく一般の人は「鉄筋の建物」というが、
ちょっとそれは、私は抵抗を感じる。

「鉄筋コンクリート造」のことを「RC造」といい
それは「Reinforced Concrete」の略である。
日本語に直すと「補強されたコンクリート」。
つまり「鉄筋で補強されている」ということである。
コンクリートの弱点である「引張りに弱い」性質を
逆に「引張りに強い」鉄筋が補うという
コンクリートと鉄筋のよい点を組み合わせた構造。

その「鉄筋」とは、断面の直径が10mmとか13mmとか
16、19、22、25、…、よく見かけるのはこの辺か?
特別に太いのでは41mmとか51mmもあるそうだけど
そうした鉄筋を用いて、「鉄筋の建物」というと
虫カゴのようなものを連想してしまう。
鉄筋で組み上げた箱なんて、柔で…ぐらぐら揺れて、
もし火事に見舞われたら、あっという間にぐにゃぐにゃだ。
「鉄筋コンクリート造」を省略して「鉄筋」というのはおかしい。

それが…先日放送されたNHKの番組の中で
「地震による液状化現象」を特集した番組だが、
津波の際に避難場所としても重要となる
鉄筋コンクリート造のビルのことを「鉄筋ビル」と繰り返し、
出演していた役所の担当者も「鉄筋ビル」と表現して…
これはおかしいのではないか?私は気持ち悪い。
「鉄筋コンクリート造」は「鉄筋コンクリート造」である。
長くていいにくいのかもしれないけれど、
建築の関係者は、その場合に「RC」という。
「鉄筋」と表現する人は、建築の人間にはいない。
少なくともNHKは、正確な表現をした方がいいのでは?
専門家の監修なしに表面をなぞるだけの取材で番組を放送するのは、
テレビというのは影響力が大きいだけに危険である。

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