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2011年8月 3日 (水)

圓生百席 「真景累ヶ淵(三)」

今年も三遊亭圓朝作「真景累ヶ淵」を聞いているが、
なかなか進んでなくて、まだ「豊志賀の死」である。
この先、長い。これからどんどん面白くなっていくのだが。
でもこの「豊志賀」の場面が、最も怪談噺らしく、
蒸し暑い夏の夜にはいいのかも。
冒頭の「宗悦殺し」でも深見新左衛門のところに
宗悦の幽霊が出ているが、しかしここでは、
新左衛門の心の中に宗悦を殺したという思いがあるので
そうした後ろめたさが幽霊を見せているのではないかと…
しかしここでの豊志賀は完全に幽霊となって、
あちらこちらに出没しているのであり、そういうので
これぞ怪談噺という印象が残るのである。
圓生師匠の語りだと…またその恐さといったら凄まじい。
ここでやっと新吉が登場する。ここから先の主役である。
豊志賀が病で床につき、何もない新吉とお久の関係に嫉妬して
ネチネチと嫌味を言い続け、新吉はそれが嫌で仕方なく…
そこへ…何とも間の悪い…お久が師匠のお見舞いに来るという
この三角関係の壮絶なやり取りが、圓生師匠の名人芸で
実に聞きどころである…その緊迫した空気に引き込まれる。
豊志賀の死後、新吉とお久は下総の羽生村へ駆け落ちするので
これにて江戸を離れ、いよいよ舞台は累ヶ淵へと導かれるのである。

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