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2011年9月13日 (火)

落語につぶやき 126~佃島

「佃祭」ではなく、「佃島」という…珍しい噺である。
以前に黒門亭で…蔵之助師匠で聞いたことがあって、
少し前にNHKのラジオ深夜便「落語100選」でも放送された。
もちろん蔵之助師匠で…というのは、他に演じ手がいないそうな。
でもすごく面白いので…これから他の噺家にも伝わっていくはず。
ある晴れた日に江戸っ子がお台場の先に舟で海釣りに出たが、
魚は大漁で…しかし急に嵐となり、漂流してしまう。
運よく島に流れ着いたが、そこには赤黒い肌をした男がいて、
きっとここは南米に違いないと…恐る恐る近寄って
「我々は日本人ですが、ここはどこですか?」と聞いてみると
「うん?べらぼうめえ。ここは佃島だ。」という目と鼻の先!
この噺はもちろん落語事典にも掲載されていて、
原話は安永四年板「聞童子」所載の「難風」だそうである。
ただしそちらは流れ着いたのが大森になっているそうで
落語では島ということで「佃島」に直したらしい。
「佃祭」を聞いてもわかるけど、佃島へは…江戸の頃には
船で海を渡ったのであり、近くて遠い場所であったのだろう。

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