« 第106回 柳家小満んの会 | トップページ | 9月24日の感想 »

2011年9月23日 (金)

落語につぶやき 129~後家安

昨日の「柳家小満んの会」で聞いてきた「後家安」。
忘れないうちに少し復習をしておく。
三遊亭圓朝全集にある「鶴殺疾刃庖刀」であり、
「つるころしねたばのほうちょう」と読むのだが、
圓朝の名で新聞に連載されたのだけど、
実際のところ、條野採菊の作という記述もある。
五代目古今亭志ん生は「後家安とその妹」で演じて、
その録音も残されているという。しかしまだ聞いたことはない。
東城左近大夫氏勝とお藤が道頓堀で出会う場面を発端にして
お藤には兄があり、後家安こと小笠原安次郎が登場して、
その後、大名の側女となるお藤と一方の後家安の物語が
どうやら同時進行で語られるようなのである。
氏勝の参勤交代によって、お藤は江戸へ戻り、
後家安もまた大阪から江戸へ、舞台は江戸に移るのである。
殿の寵愛を受けるお藤はわがままな振る舞いが目立つようになり、
後家安も元からの極悪人で、金に物をいわせてやりたい放題。
昨日の小満ん師匠によって語られた場面では、
神奈川宿で売っている亀の甲煎餅を欲しがるお藤が無理難題のところ、
そして福蔵宅に居候の後家安が、福蔵の妻でお亀を寝取り、
その後、後家安とお亀のふたりが出奔するというところまでであった。
この続きの物語を調べてみると…亀の甲煎餅の一件で
謹慎をしていた由良民弥(ゆらたみや)であるが、屋敷を抜けだし、
氏勝の悪政を直訴しようと謀るのであり、それが露見して、
後家安に民弥の殺害を依頼。失敗に終わり、後家安は逃げ、
民弥の直訴は叶うが、留守を咎められ、再び謹慎処罰を言い渡される。
そして最後の場面だが、氏勝は御禁制の鶴を射殺し、そのことから改心し、
民弥らに銘じて、後家安と福蔵を鈴ヶ森で不意打ちにするが、
御広義からの詰問書に氏勝もまた切腹をして果てる。
お藤は屋敷から追放されて…という何とも悲劇な展開。
あまりにも簡単にしてしまったけれど、詳しい話はぜひ知りたく…
これは興味あるところ。いずれまた…聞けるチャンスがあるといいのだが。

|

« 第106回 柳家小満んの会 | トップページ | 9月24日の感想 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/52813150

この記事へのトラックバック一覧です: 落語につぶやき 129~後家安:

« 第106回 柳家小満んの会 | トップページ | 9月24日の感想 »