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2011年9月 2日 (金)

マリス・ヤンソンス 3

マリス・ヤンソンス指揮オスロフィルによる
チャイコフスキーの交響曲全集より
先日の第5番に続いて、今日は第4番を聞いている。
こちらは1984年11月2,3日に収録されたもの。
第5番が非常に感動的な演奏だったのだが、
第4番はそれほどでもないか…というのが正直なところ。
それは録音による部分も大きく、少々平面的な仕上がりで
北欧オーケストラの方向性はわかっていたとしても
この乾いた印象、表面的な響きにはちょっと残念。
ヤンソンスの指揮もまだ深みに欠けるのであろうし、
しかしその一方で、ディテールの精密な処理による
演奏効果は見事な成果を上げているのであり、
要するにこの演奏の魅力はCDに納まらなかったので
このときに実演にふれたとか…違う手段であったなら
きっとずいぶん印象は違っていたのであろう。
ヤンソンスはチャイコフスキーのスコアを実に丁寧に音にして、
こういうところが何ともいいのであり、今回もフォルムの美しさ、
全体像を極めて見通しよく…その辺は評価せずにはいられない。
最初のうち、感動が薄かったのだが、でも繰り返し聞くにつれて
ヤンソンスの緻密なこだわりがこちらにも浸透してくるというか…
端正な音楽なのであり、若き日のヤンソンスも素晴らしいのである。

CDR690

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