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2011年9月12日 (月)

シュトゥットガルト放送交響楽団

ロジャー・ノリントン指揮シュトゥットガルト放送交響楽団で
ブラームスの交響曲全集を聞いている。
2005年7月4-6日にシュトゥットガルトのリーダーハレ、
ベートーヴェン・ザールで収録されたもの。
ライブとの表記があるが、それは誤りだそうで
2004/2005シーズンの終わりに映像収録されたもの…
つまりスタジオ収録の映像ソフトから
音のみでSACDに再発売されたものである。
定期演奏会のライブ録音の方は、FMで放送されて
そちらも大切に音源を保管してあるので
いずれじっくり聞いてみたいと思っている。
ピリオド奏法によるノリントンのピュア・トーンであるが、
音楽が軽やかに運び、動きにも敏感に反応するので
ウィーンフィルのブラームスに近いような印象である。
どうしても響きが薄いので深みに欠けるところはあるが、
透明な音色で細部までスッキリと聞こえてくるので
丁寧にひとつずつ細やかな表情付けを行っているのであり、
ブラームスのスコアに存在する音を再考するという点では
新しい発見に満ちて、極めて新鮮な気持ちにしてくれる。
かなり作り込まれた仕上がりなのだけど、しかしそこで
実に自然体に穏やかな音楽が響いてくるところに
ノリントンの長年の成果が表れているのであり、
さすがに説得力を感じて、これは素晴らしい記録だ。
全体の統一感よりも4つの交響曲に4つの方向性があって、
作品の個性に応じて、ノリントンの解釈は自在に対応するのであり、
音楽そのものが主張する…様々なことを語りかけてくるのである。

Hanssler SACD 93.267

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