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2011年10月14日 (金)

落語につぶやき 132~鰍沢Ⅱ

昨年5月の柳家小満んの会の録音から「鰍沢Ⅱ」。
有名な「鰍沢」の続編でその二席目である。
どちらも三題噺だが、一席目は圓朝の作で
題は「玉子酒」「鉄砲」「毒消しの護符」。
二席目も圓朝が「鰍沢」口演の二日目で
芝居仕立てに演じているそうだが、河竹黙阿弥の作。
題は「花火」「後家」「峠茶屋」だそうだ。
新潟辺りの格の低い女郎を「八百八後家」といい、
江戸から落ちてきたというので「花火後家」と呼ばれる女。
その女と駆け落ちしてきた若い男は金物問屋の若旦那で
長野の善光寺を目指している。噺の舞台は、その道筋で…
越後と信濃の国境で明神峠。「峠茶屋」である。
女が持病の癪で…茶屋で休息していると
薬と路銀の入った紙入れを駕籠に忘れてきた。
男が取りに戻ろうとすると…茶屋の主人が鉄砲で
後ろから撃ち殺し、すると女は癪も治まって、
なんと茶屋の主人は鰍沢の伝三郎、そして女はおくまだった。
金を巻き上げ、酒を飲んで喜んでいると、外は急に嵐となり、
そこに飛び込んできた旅人…これが鰍沢で逃げた旅人である。
それで旅人の仇討となり…ふたりを追いつめ谷底へ
このちぐはぐな展開…つまりそれが「後家」である。
「後家」というのは片方を失って、ちぐはぐという意味もあるのだ。

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