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2011年10月31日 (月)

落語につぶやき 136~与太郎の酒粕

与太郎が伊勢屋さんの蔵の掃除を手伝って
焼いた酒の粕をご馳走になり、真っ赤な顔をしていると
いい若い者が酒の粕食らって、酔っ払ってたらみっともねえや…
そういうときは酒を飲んだといっとけって、
与太郎のバカの小噺で「真似バカ」という…
「からぬけ」の前半でよく聞くが、この焼いた酒の粕。
どんなものかと食べてみたくなり、酒粕を買ってきた。
オーブントースターで表面にこんがり焼き目がつくまで炙って、
すると外はカリカリ、中はモチモチで…日本酒のいい香り、
ほんのり甘く、これはおいしい。酒も米だけど、焼き餅に似ている。
醤油を少したらすと…ますます乙なことに!クセになりそう。

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今日の月は…月齢4.3

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今日はいい天気で、強い日差しに暑いぐらいだったが、
夕方、風に流されている雲の合間に顔を覗かせた月。
日の入り時刻が16時48分で…その少し後の
16時51分に南の空高く、月齢4.3の月である。
明日から11月だが、3日(木)の文化の日が上限の月。
そして11月11日(金)が次回の満月(月齢15.3)だそうだ。

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2011年10月30日 (日)

柳家小ゑん 「銀河の恋の物語」

昨日まで…今日は「試作品」に行こうと思っていたのだけど、
些細なことで都合が悪くなってしまい…
小ゑん師匠が聞きたかった!というので
ストレスたまるので、今日はラジオデイズからダウンロード。
しかし小ゑん師匠の録音で未聴なのはこれで最後に…
「第22回 無限落語」からの三席。
伝説の「実験落語」再び!!
三遊亭白鳥:勘当舟
夢月亭清麿:東急駅長会議
柳家小ゑん:銀河の恋の物語
2009年8月29日にお江戸日本橋亭で収録。
まずは白鳥さんの「勘当舟」だが、江戸の噺。
しかし出てくる人はというと…時の人。時事ネタだ。
こんなこといっていいの?という毒舌満載で、
相変わらず…聞いているだけでも恐ろしい。
新作なので書かないけれど、爆笑。
そして清麿師匠の「東急駅長会議」。
東急沿線のレトロネタ…これが絶品だ。
清麿師匠はいい。聞けば聞くほど味わい。
そして小ゑん師匠である。七夕ネタで。
今はもう秋なので、ちょっと遅れちゃったけど、
季節に関係なく、最高に楽しい。
小ゑん師匠の描き出す家族風景っていい。
台詞には毒があるんだけど、これが平和である。
後半は、織姫と彦星が人間の七夕の願いを査定して、
夫婦漫才みたいな…面白すぎ。実にいい。

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2011年10月29日 (土)

横浜の風景から 197

先週の水曜日のことだけど、
どこでやったのかは自覚がないのだが、
左足首を痛めてしまったようで、
その日は何となく違和感があるだけだったけれど
翌木曜日に出掛けたときには、明らかに痛くなり…
その後の金土日は、絶対安静になってしまった。
今週に入ってからは、徐々によくなってきて、
昨日は歩いていても痛みもほぼ消えて、
今日はトレーニングというか、いつものコースながら
少し長距離を歩いて、三時間ほどまわってきた。

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泉区新橋町に来て、阿久和川である。
観音禅寺の近くで正面に見えるのが新神明橋。
橋を渡って、少し先には新橋神明社がある。

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すぐ近くだが、お馴染みの中丸長屋門。
いつも見ているけれど、相変わらず立派だ。

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新橋町からしばらく歩いて、泉区和泉町に入り、
横根稲荷神社近くのかつて周辺に富士塚があったという…
富士山が正面に来る絶景ポイントだが、ご覧の通り、
今日は霞んで山は見えなかった。残念。

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こちらも何度も伺っているが、横根稲荷神社。
鮮やかな秋の空で…いい天気である。

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いずみ野駅周辺を通り抜けて、しばらく歩き、
環状4号線近くのキャベツ畑である。
正面に小さく見えているのが、いずみ野の団地。

和泉町から日向山団地へラーメン4号家で遅い昼食。
少し久しぶりになってしまったが、ここはおいしい。

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日向山から阿久和東まで戻ってきて、熊野神社である。

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太陽もだいぶ西に傾いて、熊野神社の境内も秋の印象。
ここからはもう近いが、20分ほどで帰宅。

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2011年10月28日 (金)

柳家小満ん 「樟脳玉」

続いて2009年の柳家小満んの会の録音で
今日は3月19日の関内ホールでの三席。
演目は「伊勢詣り」「鶴満寺」「樟脳玉」。
会場で聞いたが、このときはじめての噺ばかりで
やはり珍しい噺だとは思うのだけど、
聞けば聞くほど味わい深く、素晴らしい。
「伊勢詣り」は「春眠暁を覚えず」で春の噺だが、
長屋で首つりがあり、その番をしていると…
化け猫がひと騒動を起こすという…楽しい。
「鶴満寺」も寺のお花見で春爛漫である。
幇間一八の噺かと思えば…寺男の権助が大活躍。
そして今では大好きな噺になってしまったが「樟脳玉」で
これは「伊勢詣り」に通ずる…長屋の幽霊騒動。
この噺も「不動坊」と一緒で明るく愉快なニセ幽霊。
三席とも…何とも魅力的な…私は好きだ。宝物。
春はいいなあ…という。いまは秋だけど。すぐに冬。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2011年10月27日 (木)

柳家小満ん 「寝床」

2009年の柳家小満んの会の録音で
今日は3月13日のお江戸日本橋亭での三席。
演目は「館林」「三方一両損」「寝床」。
珍しい「館林」から…現在ではすっかり
演り手がなくなってしまった噺である。
半ちゃんが剣術の先生から武勇伝を聞いてきて、
その真似をして、大失敗…というか首が落ちて、
コロコロってころがるという…ブラックなサゲである。
落語としてはいい噺だと思うのだけど、
その恐怖の展開で…寄席では上演禁止か?
続いて「三方一両損」…江戸っ子の啖呵が絶品!
大好きな噺である。この畳みかけるようなテンポ感、
荒っぽいようで、後味は清々しくもあり、快感だ。
江戸っ子はすぐに啖呵を切って、喧嘩になり、
しかしその直後には、何もなかったかのように
サッパリしているという…なんと気持ちのいい。
仲入り後はお馴染みの「寝床」である。
これはもう…圧倒的な素晴らしさ。感動。
長屋をまわってきた茂造の報告…こちらも早口で
「三方一両損」に続いて、鮮やかな言立てにうっとり。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2011年10月26日 (水)

相棒ten 2

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水曜日の夜は「相棒ten」である。
今日は第2話「逃げ水」で…元法務大臣の瀬田弁護士が登場。
Season7の正月以来で…その真っ直ぐな正義感に
杉下さんもいつもより口数が少なかったような…
事件の後ろには…被害者遺族にとっても
加害者家族にとってもそれぞれの思いがある…という
何とも重い内容で見ていて苦しくなるような隙のない展開。

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ベルリンフィル2010/2011

ベルリンフィル2010/2011シーズンから
2010年12月18日にベルリンのフィルハーモニーで行われた
ネーメ・ヤルヴィの指揮による演奏会。
後半に演奏されたタネーエフの交響曲第4番を聞いている。
この演奏ではじめて聞く作品だが、これは面白い。
美しいメロディーの宝庫で劇的な響きにあふれている。
とはいえ…まとまりのない、支離滅裂なところがあって、
でもその辺が、聞けば聞くほど興味引かれるのであり、
こういう作品を積極的に紹介してくれるヤルヴィという人は
本当に貴重な存在である。なかなか聞けない作品だ。
セルゲイ・タネーエフは今でこそ名前は知っているけれど、
いつ頃の作曲家なのかというのを調べてみると、
1856年に生まれ1915年に亡くなったロシアの作曲家。
作曲はチャイコフスキーに学んだそうだが、
その弟子には、スクリャービン、ラフマニノフ、グラズノフ、
プロコフィエフ、メトネルの名前があって、というような時期、
なるほどヤルヴィが関心のありそうな作曲家である。
この日の演奏会で登場した三人の作曲家でいうと
チャイコフスキーとリムスキー・コルサコフと時期は重なっているが、
タネーエフは少しだけ若いといった感じの年代である。
このコンサートでは、タネーエフの後、アンコールに
「くるみ割り人形」からトレパークが演奏されている。
驚いた。会場も大興奮である。なんて楽しいのだろう!

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2011年10月25日 (火)

ベルリンフィル2010/2011

ベルリンフィル2010/2011シーズンから
2010年12月18日にベルリンのフィルハーモニーで行われた
ネーメ・ヤルヴィの指揮による演奏会。
リムスキー・コルサコフ、チャイコフスキー、タネーエフという
ロシアの作曲家によるプログラムである。
今日はその前半でリムスキー・コルサコフの「ムラダ」組曲、
アルカディ・ヴォロドスの独奏でチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。
後半に演奏されたタネーエフの交響曲は明日聞きたいと思う。
実に楽しい選曲だが、「ムラダ」組曲が美しい響きで魅力的。
ネーメ・ヤルヴィは突出したことをする人ではないけれど、
まさに職人的な…的確な仕事を淡々とこなしていく偉大な指揮者である。
私はずっとネーメ・ヤルヴィが好きで、ベルリンフィルの指揮台に
こうして定期的に登場してくれていることはファンとしては喜び。
ヴォロドスがいつもながら豊かな音色を聞かせていて、
アンコールにバッハの協奏曲ニ短調BWV596からラルゴ。

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2011年10月24日 (月)

新宿末広亭の録音から

ちょうど一年前のことになるが、
インターネット落語会で配信された
新宿末広亭からの四席。
古今亭志ん弥:宮戸川
古今亭菊丸:ふぐ鍋
柳家小袁治:生兵法
柳亭小燕枝:猫の災難
冬も近いこの時期に合わせて聞いている。
「ふぐ鍋」は鍋の季節だし、他の噺も
マクラで秋冬の空気が漂っているのである。
小燕枝師匠はトリでたっぷり30分の「猫の災難」だが、
前の三席は10分ちょっとの短い高座ながら楽しい!
「生兵法」は「胸肋鼠」という別名もあるそうだけど、
こういう珍しい噺は大好きで、貴重な録音はうれしい。

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横浜の風景から 196

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瀬谷区阿久和南2丁目の村下橋で
阿久和川の上流の方を見ている。
川を中心にしてきれいな景色で
正面の高架橋はというと東海道新幹線である。

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2011年10月23日 (日)

柳家小ゑん 「チャルメラの恋」

今日はラジオデイズからダウンロードした
「第12回 無限落語」からの二席。
三遊亭圓丈:なんばん
柳家小ゑん:チャルメラの恋
2007年12月10日にお江戸日本橋亭で収録。
小ゑん師匠の「チャルメラの恋」がクリスマスの噺で
去年と一昨年は何となく時期を逃してしまって、
今年は早めに聞くぞ!って、そしてこの音源を
携帯プレイヤーに入れて、年内ずっと聞くぞ!と
気合入れて、早々10月からクリスマス。
すごく面白いんだけど、小ゑん師匠の噺は
それだけではない…クリスマスの夜に
ラーメン屋台のささやかだけど、心暖まる物語。
今回も天文少年が登場で、ちょっと生意気で
大人もかなわないところがあるのだけど…
でも何か憎めない…実にいいのである。
圓丈師匠の「なんばん」はNHKの真打ち競演でも
聞いたことあって、でもこちらの方が圧倒的に面白く、
やはり「無限落語」の会場の空気とお客の一体感!

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2011年10月22日 (土)

柳家小満ん 「質屋庫」

続いて2009年の柳家小満んの会の録音で
今日は1月13日のお江戸日本橋亭での三席。
演目は「やかん泥」「種の起源」「質屋庫」。
お正月なので、取り込むという泥棒の噺から
「やかん泥」は珍しいが、お馴染みのドジな泥棒で
なんとも楽しい…明るい…最初から盛り上がる。
かなり困った子分に親分が手を焼くという一幕。
そのドジな…という子分が、入った先で大騒ぎ。
そして小満ん師匠の作で新説「種の起源」。
この翌年、横浜の会でも演じられたが、
ということで…内容はよく知っているのだけど
何度聞いても面白いし、違っているところもあって、
これはぜひとも両方とも聞いておきたい!という。
そして仲入り後は「質屋庫」。大好きな噺である。
なんともいい。師匠も渋いところといっているけれど、
味わいのある…幽霊だけど怖くはない…という。
お店に出入りの熊五郎がひとり盛り上がりで
その辺が噺の中心となっているが、面白い!
酒にたくあんに下駄に…みんな持ってきちゃう。
お馴染みの定吉も芋羊羹で大活躍。ここも好き。
菅原道真公の「また流されそうだ…」というオチだが、
質物の気が残って…この歴史に絡んだ格調高さも魅力。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2011年10月21日 (金)

落語につぶやき 135~牛ほめ

与太郎の活躍でお馴染みの「牛ほめ」だが、
佐兵衛おじさんの家のほめ言葉。
どれくらい結構なご普請かというと
家は総体檜造りでございます。
天井は薩摩の鶉木、左右の壁は砂摺りで
畳は備後の五分縁(五分べり)でございます。
お床(床の間)も結構でございます。
お軸も結構、これは唐画の茄子でございます。
売る人も まだ味知らぬ 初なすび
これは其角の発句でございます。
結構なお庭でございます。
庭は総体御影造りでございます。

そして肝心の牛のほめ言葉は…
天角地眼一黒鹿頭耳小歯違
(てんかくちがんいちこくろくとうじしょうはちごう)
角が上を向いて、目は下を向いている。
色が黒くて、首が鹿のように段になっている。
耳が小さくて、歯が乱杭という。
菅原道真公の乗った牛のほめ言葉。

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2011年10月20日 (木)

柳家小満ん 「なめる」

2009年の柳家小満んの会の録音で
今日は正月の1月6日の関内ホールでの三席。
演目は「牛ほめ」「悋気の独楽」「なめる」。
「牛ほめ」は前座さんでよく聞いているけれど、
面白いし、与太郎が実に愛すべきキャラで
改めていいなあ…という、小満ん師匠の味わいの一席。
マクラでは、与太郎のバカの小噺をいくつも…楽しい!
「悋気の独楽」もお馴染みな噺だが、どこか違っている…
という小満ん流の部分に…素晴らしいって、魅力的だ。
浮気の旦那だが、本当はお妾さんにも嫌われていて、
その辺がこちらに伝わってくる部分は最高!
そして仲入り後は「なめる」。ちょっと珍しいと思うのだけども
2010年には、日本橋亭の小満んの会でも演じられていて、
この「なめる」という噺、前半の芝居小屋の部分は
「浮世床」の夢語りの場面にそっくりで…
後半…本所業平のお嬢様のお宅に伺ってからは
「紙入れ」と「転宅」をミックスしたような…凝った噺である。
乳の下のおできを舐めるという…その描写で艶笑噺に分類され、
しかしおできの毒を吸い取るという…その辺はグロテスクであり、
変わった噺だなって思うのだが、そういう噺も小満ん師匠だと
くどくならない…その辺は清潔感か…粋なぐらいである。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2011年10月19日 (水)

相棒ten 1

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ブログには書いていなかったけれど
「相棒」が大好きで…今日からseason10がスタート!
これからの半年間、水曜日の夜は「相棒ten」である。
今日は第1話「贖罪」で…15年前の冤罪事件の真相と
その隠蔽の事実を明らかにするという。

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ベルリンフィル2010/2011

ベルリンフィル2010/2011シーズンから
2010年10月30日にベルリンのフィルハーモニーで行われた
サイモン・ラトルの指揮による演奏会。
シェーンベルクの「ワルシャワの生き残り」にはじまり、
そのまま続いてマーラーの交響曲第2番「復活」。
独唱はケイト・ロイヤルとマグダレーナ・コジェナー、
サイモン・ハルシーの合唱指揮によるベルリン放送合唱団。
ラトルの存在が濃厚に感じられるマーラーで
何から何まで…そのすべてが感動的である。
こういう演奏を聞いてしまうと…まさに究極的なのであり、
歌わせ方にしても…音の作り方にしても…
ラトルという人はなんて上手いのだろうと
人の心をつかむ想いの詰まった演奏だ。
「復活」はこれまでにもたくさんの名演を聞いてきたが、
21世紀も10年が過ぎた現在にあって
間違いなく世界最高の演奏がこのライブであると
そういう印象を強くもつ…大切にしたい録音である。

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2011年10月18日 (火)

落語につぶやき 134~強情灸

住宅街を歩いていて、あるお宅の表札を見て、
「真砂 MASAGO」とあった。
「真砂」って、何て読むのかな?
ああ、「まさご」って読むの…ほぉ!
そこで思い出すのが「強情灸」の石川五右衛門である。
五右衛門が釜茹でにされて処刑されるとき…辞世の句で
石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ
この「まさご」ではないか!「浜の真砂」ね…砂です。
たとえ浜の砂がなくなるようなことがあったとしても
世の中に盗人がいなくなるようなことはないだろう
…という。

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2011年10月17日 (月)

10月17日の感想

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秋の空…といいたいところだが、
昨日、今日と暑かった。
でも何となく空は秋らしい感じがする。
外出先で撮ったので、方角は曖昧なのだけど、
たぶん東南の空だと思う。15時58分のこと。

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2011年10月16日 (日)

ヴィクトリア・ムローヴァ 2

ムローヴァがプレヴィン指揮ロイヤルフィルと共演した
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番
そしてプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番。
1988年6月にロンドンで収録されている。
このCDは当時、発売と同時に買ったのだが、
今では一番好きなヴァイオリン協奏曲といってもいい
ショスタコーヴィチの第1番であるけれど…
聞いたのはこのときがはじめてであったのだ。
ムローヴァはソ連的な厳しさをもって、実に辛口であり、
それに比べると…プレヴィンのショスタコーヴィチは、
ほどよく親しみやすさも感じられる音作りと流れである。
精妙な静寂の後、終楽章などはエネルギー発散が見事であり、
かなりの速いテンポでムローヴァは鮮やかに駆け抜けて、
これはいま聞いても輝きを失わない感動的な名演だ。
プロコフィエフもその独特な色合いが美しくて、
モノトーンなムローヴァに対して、こちらはやはり
プレヴィンの色が出ているといってもいいのか。
躍動感あるリズムがいきいきと動きのある響きを創り出し、
本当に素晴らしくて、久しぶりに聞くと改めて魅力的なのである。

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2011年10月15日 (土)

落語につぶやき 133~鰍沢

昨日は「鰍沢」の二席目(続編)を聞いたのだが、
すると一席目の方を聞きたくなってしまい、
以前に落語研究会で録画したさん喬師匠の映像で鑑賞。
名作「鰍沢」であるが、元は圓朝作の三題噺であり、
繰り返しになるが、題は「玉子酒」「鉄砲」「毒消しの護符」。
小室山妙法寺で「毒消しの護符」をもらい、
身延山久遠寺へ向かっている途中、雪が激しくなって、
道に迷ってしまうというところからこの噺ははじまる。
この旅人は、親の代からの熱心な法華信者で
日蓮宗総本山の身延山にお参りしようとしていたのである。
江戸の頃には、身延山に参詣する人が非常に多かったらしい。

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2011年10月14日 (金)

落語につぶやき 132~鰍沢Ⅱ

昨年5月の柳家小満んの会の録音から「鰍沢Ⅱ」。
有名な「鰍沢」の続編でその二席目である。
どちらも三題噺だが、一席目は圓朝の作で
題は「玉子酒」「鉄砲」「毒消しの護符」。
二席目も圓朝が「鰍沢」口演の二日目で
芝居仕立てに演じているそうだが、河竹黙阿弥の作。
題は「花火」「後家」「峠茶屋」だそうだ。
新潟辺りの格の低い女郎を「八百八後家」といい、
江戸から落ちてきたというので「花火後家」と呼ばれる女。
その女と駆け落ちしてきた若い男は金物問屋の若旦那で
長野の善光寺を目指している。噺の舞台は、その道筋で…
越後と信濃の国境で明神峠。「峠茶屋」である。
女が持病の癪で…茶屋で休息していると
薬と路銀の入った紙入れを駕籠に忘れてきた。
男が取りに戻ろうとすると…茶屋の主人が鉄砲で
後ろから撃ち殺し、すると女は癪も治まって、
なんと茶屋の主人は鰍沢の伝三郎、そして女はおくまだった。
金を巻き上げ、酒を飲んで喜んでいると、外は急に嵐となり、
そこに飛び込んできた旅人…これが鰍沢で逃げた旅人である。
それで旅人の仇討となり…ふたりを追いつめ谷底へ
このちぐはぐな展開…つまりそれが「後家」である。
「後家」というのは片方を失って、ちぐはぐという意味もあるのだ。

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2011年10月13日 (木)

柳家小満ん 「大工調べ」

昨年の柳家小満んの会の録音で…これで最後となるが、
今日は2010年5月13日のお江戸日本橋亭からの三席。
演目は「写真の仇討」「鰍沢Ⅱ」「大工調べ」。
この会も実に魅力的で、三席とも素晴らしい。
有名な「鰍沢」の続編で「鰍沢Ⅱ」…これは珍しい。
同じく三題噺だそうだが、「花火」「後家」「峠茶屋」による。
「鰍沢」の方は、題名の通り…甲州鰍沢での噺だが、
こちらは越後と信濃の国境で明神峠の茶屋が舞台である。
あまり演じられないというのにも…ちょっと話がわかりにくく…
でもこれが聞き進むと面白い。しかし後半、急展開で
鰍沢で逃げた旅人が仇討に現れるのは無理がある!
という苦情は圓朝師匠に…そこが「後家」というオチ。
「後家」というのは片方がなく、つまりはちぐはぐということ。
仲入り後は「大工調べ」で…今年の正月に師匠で聞いたけど
いろいろ思い出しつつ、この録音は最高だ!
早口で威勢のいい棟梁の政五郎と抜けている与太郎が
家主に啖呵を切る有名な場面だが、聞き惚れる。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
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2011年10月12日 (水)

柳家小満ん 「蜆売り」

昨年の柳家小満んの会でまだ聞いていない録音もあと二回。
今日は2010年1月13日のお江戸日本橋亭からの三席。
演目は「大師の杵」「三助の遊び」「蜆売り」。
正月の会で何となく華やかな印象があるのだが、
全く知らない噺でもないけれど…やっぱり珍しい噺が並んでいて、
こうしてしっかり録音で聞いてみると実に勉強になる。
「大師の杵」は地噺といってもいいのか…大師堂由来の一席。
川崎大師の由来である。弘法大師、空海上人に関する…
真面目なようでありながら、これがクスグリたくさんで面白い。
「三助の遊び」も言葉遊びのようなところがあり、
田舎者の三助さんが活躍するが、これは好きな噺だ。
三助というのは、お湯屋の奉公人で…得意客の背中を流す人。
釜が損じて早じまいで…幇間の次郎八と吉原へ行く。
そして「蜆売り」だが、義賊の鼠小僧次郎吉が登場する人情噺。
蜆売りの少年の辛い身の上話につい聞きいってしまい…
次郎吉が見事に解決するという点でおめでたい一席か!

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2011年10月11日 (火)

アンドレ・プレヴィン 6

アンドレ・プレヴィン指揮ロイヤルフィルによる
ホルストの組曲「惑星」(1986.4.14,15)
ロンドン交響楽団との旧録音(1973)も名演だが、
音楽の流れの滑らかさ、繊細で清々しい表現は
こちらはさらに研きがかかっているようで
さすがにプレヴィンの名人芸というか…魔法の響きである。
この作品の宇宙とか天体をイメージさせる独特の音色も
非常に美しい仕上がりで…実に心地のよい演奏に大満足。
「惑星」には数多くの名演があるが、しかしそれにしても
こんなにも透明な感覚に満たされていることも少なくて
この演奏でなくてはならない特別なものを提供してくれる。

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「アンドレ・プレヴィン」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2011年10月10日 (月)

ギュンター・ヴァント 1

昨日は今年3月の演奏で…最新のライブだが、
ベルナルト・ハイティンク指揮ベルリンフィルによる
ブルックナーの交響曲第5番を聞いたので
今日も同じくベルリンフィルでギュンター・ヴァントの指揮する
1996年1月12-14日のコンサートをライブ収録した演奏。
このCDは久しぶりだが、もう15年前ということになるのだ。
昨日のハイティンクの引き締まった響きと比べると…
ヴァントは思った以上に穏やかなところもあり、音色も明るく…
もっと渋い仕上がりかと…そういう印象があるのは、
ヴァントのさらに若いときのブルックナー演奏で
ケルン放送(WDR)か北ドイツ放送(NDR)とのイメージなのだろう。
ベルリンフィルとの録音は、晩年のヴァントといってもかまわないか…
より雄大な音楽を創造し、ここにある輝きは神々しいものを感じさせる。

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2011年10月 9日 (日)

ベルリンフィル2010/2011

ベルリンフィルの2010/2011シーズンから
2011年3月12日にベルリンのフィルハーモニーで行われた
ベルナルト・ハイティンクの指揮による演奏会。
ブルックナーの交響曲第5番である。
震災の翌日であり、そのときを思いだすと複雑な気持ちになるが、
ハイティンクのブルックナーは相変わらずに素晴らしい。
ラトルのマーラーを聞いた後だと…ハイティンクの音って
実に骨太で…ブルックナーの交響曲ということもあるけれど
それにしても重厚な音色でここまで違うものか…という。
ラトルは音楽のディテールに光を当てて、
それはオーケストラの各パートについても
ベルリンフィルの奏者たちの名人芸を見事に浮かび上がらせるが、
ハイティンクはベルリンフィルをひとつの楽器のように
実に引き締まった響きを引き出して…さすがに渋い!
やはりブルックナーの交響曲はこうでなくては!

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2011年10月 8日 (土)

横浜の風景から 195~和泉川 2

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瀬谷区宮沢1丁目の厚木街道二ツ橋付近。

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二ツ橋から少し歩いたやすらぎ橋にて。

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瀬谷区宮沢1丁目の大神上橋にて下流方向。

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ここから宮沢2丁目に入るが、東山橋にて。

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中橋にて上流方向を見る。この先は宮沢3丁目。

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神奈中バスの終点「宮沢」まで来たが、
すぐ近くの宮沢神明社にお参りして、
今日の和泉川散歩はここで終了。

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横浜の風景から 194~和泉川 1

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和泉川の源流を目指して…詳しい場所は不明だが、
瀬谷区相沢7丁目のこの辺りで地図からは消えている。
付近を歩いてみたが、だいたい地図の通りで
この先は米軍上瀬谷通信隊…横浜市に返還の方向で
現在は農地となっているが、川は確認できなかった。

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川というより水路…流れもなく…水が溜まった状態で
和泉川の源流付近と考えたい。

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瀬谷区瀬谷町と東野そして相沢7丁目の三町の境界で
和泉川の上流方向を見ている。

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瀬谷区東野で相沢小学校の近くである。

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ここから瀬谷区二ツ橋町に入り、和泉川は道路から離れ、
しばらくの間、流れは確認できなくなってしまう。

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瀬谷区瀬谷1丁目で和泉川の上流方向を見ているが、
正面には相鉄線の線路がある。

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瀬谷区瀬谷1丁目の厚木街道二ツ橋にて。
ここまでは住宅街を流れてきたが、この先は公園整備されている。

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横浜の風景から 193~相沢川

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相鉄線の瀬谷駅から瀬谷柏尾道路に出て
相沢川に架かる相沢三の橋にて上流方向を見る。
瀬谷区相沢3丁目である。

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瀬谷柏尾道路から少し入ったところの道祖神。
こちらも瀬谷区相沢3丁目だが、
もしかしたら元々は瀬谷柏尾道路沿いにあったものを
この場所へ移転させたのかもしれない。どうであろう…

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同じく相沢3丁目の諏訪社。立派な神社だ。

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瀬谷区の案内によると…諏訪社の起源は不明だが、
平安時代にさかのぼり、房総に逃れていた源頼朝が
世野郷(瀬谷郷)の相辺沢の鎮守諏訪明神に一泊し、
翌日俣野村で俣野五郎景久と大庭景親をやぶり、
鎌倉入りを果たした…という記録が残っているそうである。

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相沢一の橋にて相沢川の上流方向を見る。
地図上ではこの先で消えてしまって、しばらく地下水路となり、
源流は八王子街道の近く…瀬谷区瀬谷町の辺りらしい。

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2011年10月 7日 (金)

落語につぶやき 131~大神宮

「大神宮」という噺…実演で聞いたのは、
昨年11月の柳家小満んの会だったのだが、
その録音を聞きつつ…復習してみると
吉原への道筋で浅草寺を通り抜けていくというのがあるが、
雷門は暮六つで閉まってしまうので、隣の磯部大神宮を通って、
吉原へ行く若者たちがみんなここで待ち合わせをして、
廓の噂をしているので…磯部大神宮様も行ってみたくなってしまう。
ある日、門跡様の阿弥陀様を誘って、吉原へ遊びに行くが、
愛想のいい大神宮様と成りのいい阿弥陀様なので大そうもてて、
翌朝、若い衆が阿弥陀様のところに勘定を取りに来て、
「昨夜のおつとめをお願いしたいんでございます…」というと
「南無阿弥陀仏…」とはじまり、「ご冗談を…お払いでございまして…」
すると「御祓いは向こうの大神宮様にお願いしなさい」というオチ。
面白い。落語ならではの展開。神様、仏様も擬人化という。

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2011年10月 6日 (木)

柳家小満ん 「睨み返し」

昨日に続いて…昨年11月の柳家小満んの会から三席。
今日は関内ホールでの11月17日の横浜での録音。
演目は「山岡角兵衛」「大神宮」「睨み返し」。
この会も行ったが、思い出す。なんとも味わい。心地いい。
「山岡角兵衛」は角兵衛獅子に絡めて、忠臣蔵の討ち入りの情景。
「大神宮」は磯辺大神宮様と門跡様が揃って吉原へ。
そして大晦日の風景でお馴染みの「睨み返し」で締めくくり。
素晴らしい。本当に聞いていて、うれしくなってしまう。
来月の会が今年の締めくくりだけど、どんな感じになるのか…楽しみ。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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今日の月は…月齢8.7

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昨日は雨で…あまりの寒さに驚いてしまったが、
今日は晴れてくれて、一気に温度も上昇…暑かった。
夕方には雲の上に月が顔を出してきて、
16時22分に東の空高く、月齢8.7の月である。
10月12日の水曜日が満月(月齢14.7)だそうだ。

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2011年10月 5日 (水)

柳家小満ん 「つるつる」

昨年11月の柳家小満んの会から三席を聞いている。
お江戸日本橋亭での11月13日の録音。
演目は「紫檀楼古木」「薪割り屋」「つるつる」。
この会は私も会場で聞いたが、これまでに行った小満んの会でも
最高だっていうぐらい…本当に素晴らしくて、特に印象に残っている。
狂歌名人の紫檀楼古木は落ちぶれた羅宇屋のじいさんで
お妾さんに汚い汚い…と嫌がられるけれど、見事な狂歌を披露して
見た目ではないその人の魅力が内からにじみ出てくるところ…
実に味わい深く…冬の景色とも重なって、感動的だ。
講談の「義士銘々伝」から三代目圓遊が「滑稽義士」と落語にまとめた
「薪割り屋」という噺…芝居のような…人情噺のような…
目の前に情景が広がって、こちらも素晴らしい。なんと魅力的な!
そして仲入り後の「つるつる」。これである!絶品。
黒門町の文楽師匠が乗り移っているような…華やかで
幇間の一八さんが酔って、そのハイテンションは神憑り的である。
小満ん師匠の一席という点で、これまででもベストのような気がする。
幇間というと名人文楽の十八番だが、小満ん師匠も素敵!

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2011年10月 4日 (火)

ベルリンフィル2010/2011

ベルリンフィル2010/2011シーズンの開幕コンサートで
2010年8月27日にベルリンのフィルハーモニーで行われた
サイモン・ラトルの指揮による演奏会。
今日は後半に演奏されたマーラーの交響曲第1番「巨人」。
これは感動的だ。世界最高のオーケストラによる極上の名演。
精妙な表現は極致の響きを生みだし、その透明感、瑞々しさ…
なんて素晴らしいマーラーなのだろう。この美しい音色!
昨日のベートーヴェンでも深みが増したと書いたが、
ラトルの求める音は陰影に富んで、空間に奥行きが感じられ、
そして音楽の流れは実に自然体…これぞ理想の演奏である。
ラトルの最新の演奏を聞くと…新しい発見や個性的な演出は
あまり見られなくなってきているが、ベルリンフィルの音を尊重し、
オーケストラの魅力が最大限に引き出されることを第一に考え、
本当に見事なマーラーで…もうこれ以上は何もなしなのである。

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2011年10月 3日 (月)

ベルリンフィル2010/2011

ベルリンフィル2010/2011シーズンの開幕コンサートで
2010年8月27日にベルリンのフィルハーモニーで行われた
サイモン・ラトルの指揮による演奏会。
今日はその前半のプログラムでベートーヴェンの交響曲第4番。
後半に演奏されたマーラーの交響曲「巨人」は明日聞く予定。
ラトルの指揮は相変わらず活気あふれる音楽で
そのスピード感や内から湧き出る運動性は独特の仕上がりだけど
以前に比べ…表面的な効果や創り込まれた表情付けは
陰をひそめているようである。ベルリンフィルの重厚なサウンドを
より引き立たせて、響きに深みが増しているようにも感じられる。
ティンパニを強調して、リズムを明解に…というところは
ピリオド的な方向性のようにも思えるが…そうした形式的な問題より
ラトルはベートーヴェンの音楽に正面から向き合っているのであり、
この響きはまさにベルリンフィルならではのベートーヴェン!
感動的である。ラトルもいよいよ巨匠の域に足を踏み入れたようだ。

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2011年10月 2日 (日)

落語につぶやき 130~二十四孝

昨日の黒門亭で小満ん師匠で聞いてきた「二十四孝」。
乱暴な八五郎が大家さんから唐土の「二十四孝」の話を聞いてきて、
酒を体に塗りつけて、蚊を自分のところに集めて、母親を守ろうと…
ところがその酒を飲んで、そのまま朝まで眠ってしまったという。
この噺のオチは、蚊に刺されずに済んだのは、天の感ずるところ…
すると母親が「私がよっぴであおいでいたんだ」という。
昨日の小満ん師匠もこのオチであった。これが一般的かな?って。

別のオチを聞いたこともあって、昔の噺家の録音だったけど、
母親は鯉も筍も食べたくない…毎晩、蚊帳も吊ったことはない…
甘酒が飲みたいといい出す始末で…甘酒は二十四孝にない!
仕方がないから、亡くなって三年、親父の墓参りに行くと
一所懸命に拝んだら墓石がぐらぐらって動いた。
急いで家に戻って、その話を聞かせると偉い偉いと感心。
そしておかみさん、さっきの地震にどこであったかい?
というオチ、調べてみたら三代目金馬師匠であった。

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2011年10月 1日 (土)

黒門亭で小満ん・小ゑん・菊之丞

今日は小満ん師匠と小ゑん師匠が出演で黒門亭へ。
絶対に聞かねば!という日なのである。私にとっては…
第1部のトリが志ん丸さんで「火焔太鼓」だし、
第2部も菊之丞さんで「抜け雀」という…これは魅力的だ。
後でわかったことだけど、10月1日は志ん朝師匠のご命日で
今年でちょうど10年になるという…それで今日の企画は
古今亭の若手による「火焔太鼓」と「抜け雀」だったのである。
なるほど。いわれるまで気付かなかった。

第1部
柳亭市也:のめる
入船亭遊一:真田小僧
柳家小満ん:二十四孝
鏡味仙三郎:太神楽
古今亭志ん丸:火焔太鼓


前座さんは市也さんと駒松さんのふたりで
第1部は市也さんから。先日の柳家小満んの会と同じく「のめる」。
いま覚えたてで熱心にかけているのかも。いうまでもなく上手い。
まだ習得中で完成している感じではないけれど…
でも十分に説得力があって、しっかり聞かせている印象があるのは、
市也さんは自分の言葉できちんと喋って、表面的なところがなく、
だから少々ミスっても…噺の流れが途切れてしまうことはないのである。
続いて遊一さんが「真田小僧」を「薩摩に落ちた」のオチまで。
この噺は楽しく…でも前半のみのことも多くて、通しで聞けるのはうれしい。
賢いけれど…ちょっと生意気な金ちゃんが、遊一さんははまりすぎ!
小満ん師匠が「二十四孝」。来た!先月の日本橋亭での小満んの会で
「二十四孝」がかかっていて、私は聞けなかったので…これはよかった!
この噺も有名だけど、あまり聞けない気がして、実演でははじめてかも。
大家さんのお説教は絶品で…それが八五郎はものともせず…
こういうやり取りは小満ん師匠は実に見事で、本当にいい!
似ている感じではあるけれど「天災」も聞いてみたいな…って。
仲入り後、寄席の吉右衛門こと太神楽の仙三郎師匠。
普段は鏡味仙三郎社中(仙三郎・仙志郎・仙三・仙花)で活動しているが、
今日は黒門亭で…場所がなく…仙三郎師匠おひとりで登場。
以前に仙志郎さんがやはりおひとりで黒門亭登場のときに見ているのだが、
黒門亭のあの広さでの太神楽って、本当に感動してしまう。
ひとつひとつが名人芸なわけだが、それを目の前で体感できる喜び!
今日も見ていて、惚れ惚れして、あまりの妙技に釘付け…
仙三郎師匠のファンになることは間違いなしなのである。
第1部のトリは志ん丸さんの「火焔太鼓」。面白かった。高座が明るい!
志ん丸さんの喋りは、結構クセのある方だと思うのだけど
これが心地よくって、すべてがプラスに働くのだから…私は好きである。
第1部だけでも…かなりの満足な印象で、やっぱり今日は大正解!

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第2部
金原亭駒松:狸札
柳亭市也:一目上がり
古今亭駒次:反対俥
柳家小ゑん:アクアの男
古今亭菊之丞:抜け雀

第2部の開口一番は駒松さん!今日で聞くのは二回目になる気がする。
噺はお馴染みの「狸札」で…駒松さんも表情豊かでいい。
調べてみたら…以前に聞いたときは「道灌」だった。
そして続いて再び…市也さんは今日二度目の高座だが…
ご隠居と八五郎で「道灌」かと思ったら「一目上がり」だった。珍しい。
駒次さんが鉄道ネタのマクラから同じく乗り物ということで「反対俥」。
それが…後半の速い方の車夫だけど、激しい!飛んだり、跳ねたり。
これまでに見てきた「反対俥」の中でも…その速いという感覚が、
ここまで直接に伝わってくるのでは、今日の駒次さんがピカイチかも。
とにかく高座の上での動きが激しくて、速くて見えない仕草もあり、
本当に風を切って、高速に走っているように見えるのである。
すごかった。スピード感というのでは、駒次さんに向くのかも。
続いて小ゑん師匠。面白かった。とにかく笑った。今日は絶好調!
マクラもたっぷりで「歌舞伎が嫌い!」から「現在のアキバ」を嘆き、
オタク系の噺へと向かっていったのだが、品川水族館のアナウンス!
来た!「アクアの男」。かなり怖い水族館オタクの内海さんが面白くって。
オタク噺の小ゑん師匠は何て素晴らしいのだろう。本当に面白い。
こんなに面白い噺があるのか!というぐらい笑って笑って、興奮。
会場も爆笑に包まれて、いくら落語が楽しいといっても
こんなに盛り上がるのって、そうはなく、今日も最高だった。
笑いの起爆剤となるマニアックな要素が、物語の流れに乗って
巧みに配置されていて、その緻密な設計は小ゑん師匠ならでは。
久しぶりに苦しくなるくらい笑ってしまった。幸せな時間。
今日のトリは菊之丞さんの「抜け雀」。実はかなり久しぶりで
でもテレビやラジオで接するチャンスは多いので
聞いている気はするのだけど…実演は二年ぶり?二年半?
それで「抜け雀」を聞いてみると…やっぱりなるほどな…って
菊之丞さんは姿がよくて、絵になって、人気があるわけである。
しかしそれにしても…今日の「抜け雀」は特によかったと思うし、
古今亭の大切な噺…いい噺だなって、改めて感じる一席であった。

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第2部番頭のちよりんさんがお見送り。
ありがとうございました。

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