« 横浜の風景から 201 | トップページ | 柳家小満ん 「羽団扇」 »

2011年11月24日 (木)

柳家小満ん 「ざこ八」

いよいよ2011年の柳家小満んの会の録音を聞きはじめた。
今日は1月13日のお江戸日本橋亭での三席。
演目は「千早ふる」「探偵うどん」「ざこ八」である。
正月の会でまずはお馴染みの「千早ふる」。
こうしたよく知られる噺を小満ん師匠で聞くというのが味わい。
そして明治の新作で「探偵うどん」だが、珍しい噺だけど、
こちらは志ん生師匠の録音を聞いたことがあって、
「探偵」とは…つまり刑事さんのことで…うどん屋に扮して、
300円入りの財布を掏った泥棒の捕物の噺である。
短いし、大した内容でもないのだけれど…時代背景や
電信も登場する文明開化の明治の情景を想像すると
これがやはり…非常に面白くて、深みのある噺である。
そして仲入り後は「ざこ八」だ。この噺はうれしい。
別名で「二度のごちそう」というのもあるそうで、
ここでの小満ん師匠はそちらの気分で語ると述べている。
雑穀商「ざこ八」の再興が叶って、店はたいへんに繁盛して、
魚屋が活きのいい鯛を売りに来るのだけれど、
おかみさんは先の旦那の仏の日(祥月命日)だから食べられない…
旦那の方は、自分は関係ないから食べる…と夫婦喧嘩になって、
ここまでを「先の仏」というそうである。その後の部分…
旦那は鯛で出入りの者に御祝いだと大盤振る舞い…
おかみさんも精進ものでご馳走だと…こちらが「二度のごちそう」。
私が前に聞いて、イメージしていた「ざこ八」というのは、
「先の仏」だったようだ。「二度のごちそう」ははじめての気がする。
「二度のごちそう」でサゲまでいくと「ざこ八」の通しって、
それは大袈裟か…でも「ざこ八」を聞けるというのも貴重なことで
小満ん師匠のこの録音の存在は、実にうれしいことである。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

|

« 横浜の風景から 201 | トップページ | 柳家小満ん 「羽団扇」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/53326178

この記事へのトラックバック一覧です: 柳家小満ん 「ざこ八」:

« 横浜の風景から 201 | トップページ | 柳家小満ん 「羽団扇」 »