« 柳家小満ん 「天災」 | トップページ | ジュゼッペ・シノーポリ 2 »

2011年11月 5日 (土)

柳家小満ん 「茶碗割」

続いて2009年5月の柳家小満んの会の録音で
今日は5月18日の関内ホールでの三席。
演目は「蜀山人」「磯の鮑」「茶碗割」。
非常に珍しい噺ばかりだが、これが素晴らしい。
まずは狂歌噺といっていいのか…「蜀山人」。
やはり狂歌名人を語る「紫檀楼古木」という噺もあるが、
こちらは落語では有名な蜀山人の一生であり、
狂歌を交えつつ地噺のような仕上がりである。
落語事典にもこの演目は載っていて、
古くから演じられていたようではあるのだが、
小満ん師匠ならではの演出が加えられていると思う。
そして「磯の鮑」では、与太郎がはじめて吉原へという…
まずは女郎買いの師匠で蔵前のご隠居のところへ
吉原の仕来たりなどを教わりに行く。女郎買いの指南。
いろいろ口上を習って行くが、全く違うことをいいだして
大失敗するというのは、「牛ほめ」にそっくりの展開だが、
花魁を口説く文句を教わるというところがアダルトな…
「鮑のし」でも聞けるフレーズで「磯の鮑の片想い」が
オチに関係するのだけど、与太郎は肝心なところでいい間違い。
最後は「茶碗割」で、これは尾崎紅葉の作だそうである。
面白い!かなりスリリングな展開で、その点では
落語の域を超えているような…ちょっとした芝居の一幕。
鮮やかに情景が広がるのである。魅力的な一席だ。
これは大切にしたい録音で、繰り返し聞いていきたい。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

|

« 柳家小満ん 「天災」 | トップページ | ジュゼッペ・シノーポリ 2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/53171935

この記事へのトラックバック一覧です: 柳家小満ん 「茶碗割」:

« 柳家小満ん 「天災」 | トップページ | ジュゼッペ・シノーポリ 2 »