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2012年1月31日 (火)

柳家小満ん 「後家安」

2011年9月の柳家小満んの会の録音で
今日は9月22日の関内ホールでの三席。
演目は「あちたりこちたり」「後家安」「品川心中」。
この日は会場で聞いているが、「後家安」はうれしい。
48分という長講だが、再び録音で聞いてみてもやはり感動的だ。
「あちたりこちたり」は小満ん師匠の代表作といってもいいのか…
湯屋の帰りに梯子酒であちたりこちたりである。大好きな噺だ。
他の録音も持っているし、NHK-BSで放送されたこともあるけれど
何度も繰り返し聞いていて、それでもこの録音が楽しいのだから
よほど好き!ということだけど、本当に魅力的な師匠である。
二席目が「後家安」だ。後家安こと小笠原安次郎と
その妹でお藤にまつわる噺だが、そのふたりを二元中継で伝え…
噺が進んでいくのに物語も変化に富んでいるし、夢中になってしまう。
芝居の情景のようだが、こういう噺って、私は大好きである。
この噺は圓朝全集の「鶴殺疾刃庖刀(つるころしねたばのほうちょう)」で
圓朝の作ではないとの記述もあるが、この続きがいろいろとあるそうなので
昨日聞いた「牡丹灯籠」と同様…ぜひ続編を期待してしまう一席である。
仲入り後はお馴染み「品川心中」だ。もうここまで来ると絶好調!ということで
しかしこちらもお染に仕返しをする続編が残っているのであり、
ぜひ(下)を聞かせてほしい!と…いずれに期待している。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2012年1月30日 (月)

柳家小満ん 「牡丹灯籠」

2011年9月の柳家小満んの会の録音で
今日は9月13日のお江戸日本橋亭での三席。
演目は「二十四孝」「お文様」「牡丹灯籠」である。
仲入り後の長講「牡丹灯籠」に注目してしまうが、
前半の「二十四孝」と「お文様」も素晴らしい。
この後に黒門亭で師匠の「二十四孝」を聞いたのだが、
こちらの録音では38分にも及ぶ…やはり長いので
より本寸法な細部まで充実の口演であると思われる。
「二十四孝」は有名な噺だが、最近はあまり聞けないので
こうしてきちんと聞けて、隅々まで頭に入ったし、貴重な録音。
そして珍しい「お文様」である。これが面白い!いい噺だ。
最初聞いたときには…どんなことになるのだろう!と思うけれど
なかなか驚きの展開で…最後はバカバカしく…楽しい噺である。
浄土真宗の「お文様」というのが、理解されなくなった…というので
オチがつかない…演じにくいということになってしまったのだろう。
その点、小満ん師匠はわかりやすく説明してくれているので
消えかかってしまった「お文様」がいきいきとよみがえっている。
後半は三遊亭圓朝作「牡丹灯籠」から「お札はがし」だが、
萩原新三郎とお露の出会いの場面からお露の幽霊が毎夜通ってきて、
その恐ろしさに家の四方に魔除けのお札を貼るというところまでである。
金に目がくらんだ伴蔵が仏像をすり替え、お札を剥がしてしまうという…
あの有名な場面はまたいずれ…ということか?これは聞きたい!
小満ん師匠のこうした怪談噺そして人情噺は実に感動的である。
「牡丹灯籠」のこの続き…ぜひとも聞かせてほしい。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2012年1月29日 (日)

今日の月は…月齢5.8

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夕方、きれいに晴れたのは久しぶりな気がして、
南の空高く、17時10分、月齢5.8の月。
火曜日が上弦の月で2月8日が満月(月齢15.8)。

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横浜の食風景から 8~菓匠栗山

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保土ヶ谷区境木本町の菓匠栗山という和菓子屋さん。
東海道を保土ヶ谷宿から難所の権太坂を上ってきて、
振り返ると江戸湾が広がる…景色の美しい休憩地として
境木地蔵尊は大そう賑わったそうだが、旅人の間で
名物として知られていたのがぼた餅だったそうである。
そんな歴史を踏まえてのこと…菓匠栗山のお菓子には、
東海道中にちなんだ名前がいろいろと付けられている。
「境木おじぞうさんもなか」「品濃一里塚」「保土ヶ谷宿芋侍」
「権太坂」「ごんた餅」といった具合に…おいしい。

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横浜の食風景から 7~遠藤牛肉店

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保土ヶ谷区境木本町の遠藤牛肉店。
境木名物のジャンボコロッケとジャンボメンチである。
地域版の新聞で…お肉屋さんのコロッケの…
コンクールだったか?人気投票だったか?
その記事で知ったのだけど、有名なのである。
ジャンボというのは、通常の倍の大きさはあるおいしさ。

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2012年1月28日 (土)

横浜の風景から 215

二俣川駅から東戸塚駅西口行のバスが出ているのだが、
私は途中から乗って、まずは東戸塚へ。
東戸塚の駅から境木地蔵尊までは25分ぐらいであろうか。

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境木地蔵尊である。東海道の保土ヶ谷宿と戸塚宿の中間で
江戸時代には旅人たちの休憩地としてにぎわった場所。
であるのだが、今日はちょっと別なところにお目当てがあって…

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保土ヶ谷区境木本町にある遠藤牛肉店。
境木名物ジャンボコロッケとジャンボメンチを買ってきた。

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そして同じく境木本町にある菓匠栗山。
お土産に「ごんた餅」と「芋侍」を買ってきた。
「ごんた餅」とは「権太坂」にちなんだ大福餅で
このお店のお菓子は「境木おじぞうさんもなか」とか
「品濃一里塚」、「権太坂」など…東海道にまつわる…
いろいろな名前が付けられている。大福がおしいい。

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境木から保土ヶ谷へ向かって、権太坂を下りていく。

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権太坂の入口である。この先、保土ヶ谷宿。

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権太坂の入口にある庚申塔と堅牢地神塔。

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今井川を渡る元町橋である。元町というのは…
江戸時代に保土ヶ谷宿が整備される前は、
この元町周辺が宿場の中心地であったらしい。

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元町ガードから二俣川方面へ向かう。
東海道線から離れて、今井川沿いに歩く。

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旭区にまで戻ってきたが、南本宿町のラーメン三國家。
いつもの家系豚骨塩ラーメンを食べて、帰宅。
おいしかった。三國家の塩ラーメンは幸福の味。

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2012年1月27日 (金)

セミヨン・ビシュコフ 1

昨日は1981年でバレンボイム時代のパリ管弦楽団を聞いたが、
今日はそれから10年が過ぎたビシュコフ指揮による演奏である。
1990年5月の録音でラフマニノフの交響曲第2番。
ビシュコフがパリ管弦楽団の首席指揮者を務めたのは
1989年から1998年だそうで…つまり最初のシーズンということか。
ちなみにビシュコフの後任はクリストフ・エッシェンバッハで
その後…現在がパーヴォ・ヤルヴィであるから…
こうして並べてみると…私の好きな指揮者ばかりである。
ここでのラフマニノフも素晴らしい!いうことなしに感動である。
ビシュコフの指揮というのは、いつもメリハリがきいている。
非常に丁寧に扱われる繊細な表現から…情熱的に歌い…
すべてを開放するかのような迫力の大音響にまで
変化に富み、音楽の広がりは大きく、何とも豊かである。
濃厚に響かせたかと思うと…爽快に駆け抜ける鮮やかさもあり、
実は緻密に全体の構成が設計されていると思うのだが、
ビシュコフは聞かせ上手で…もう興奮せずにはいられない。
特にここでのラフマニノフのような作品では効果的である。
音楽が心の奥深くにまで浸みこんできて、何とも充実の時間だ。

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2012年1月26日 (木)

ダニエル・バレンボイム 13

ダニエル・バレンボイム指揮パリ管弦楽団で
1981年に収録されたラヴェルの管弦楽作品を聞いている。
ダフニスとクロエ第2組曲とラ・ヴァルスが1981年3月27日、
亡き王女のためのパヴァーヌとボレロが1981年4月30日の演奏。
いかにもバレンボイムらしい重心の低いシンフォニックな構えだが、
繊細な表情と透明感あふれる響きはパリ管弦楽団ならではのものか。
実に華やかで…色彩豊かな音色も魅力である。何より選曲がいい。
バレンボイムはシカゴ交響楽団ともラヴェルの作品を録音しているし
ウィーンフィルやベルリンフィルでのライブ録音も持っているが、
それだけ繰り返し取り上げたくなる…ラヴェルの素晴らしい作品である。

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2012年1月25日 (水)

相棒ten 13

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水曜日の夜は「相棒ten」である。
今回は第13話「藍よりも青し」で…
暴力団がらみの拳銃密輸事件から
産廃処理工場社長の自殺の捜査に発展して
すると…自殺が他殺となり、この展開が面白く、
なんと工場には、不法滞在のカンボジア人労働者もいて、
今回もいろいろな要素が複雑に絡み合うという作りだが、
後半には、罪をかぶっても守らなくてはいけないものがある…
という…草木染の受け継がれてきた伝統の手法であり、
結果的には真犯人も別にいたし、後味のいいストーリーであった。

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2012年1月24日 (火)

クラウディオ・アラウ 8

クラウディオ・アラウによるベートーヴェンで
昨日に続いて…1964年4月に収録された
ピアノ・ソナタの第3番と第4番を聞いている。
素晴らしい演奏だ。深みのある響き。重厚な音楽。
これほど味わいに満ちたベートーヴェンが他にあろうか。
と書きつつ…思い出したのだが、アラウと同じ世代で
ちょうど同時期にベートーヴェンのソナタ全集を
録音していたウィルヘルム・ケンプもいた。
そしてルドルフ・ゼルキンというふうに…
この時代のピアニストって、独特の色合いがあると。
アラウのここでの演奏は本当に魅力的だ。
人懐こいというか…聞いていて思わず近寄りたくなる存在。
今日のような…スピード感や切れ味で勢いを表すのではなく…
骨太な音色と表情豊かな表現が迫力を生み出して、
時代的には古い感覚はあるものの…その感動は色褪せない。
アラウはこの1964年には、アムステルダム・コンセルトヘボウで
ピアノ協奏曲も録音しているので、そちらも聞きたいと思う。

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2012年1月23日 (月)

クラウディオ・アラウ 7

少し時間が空いてしまったが、引き続き…
アラウによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集より
1964年4月に収録されたソナタ第1番と第2番。
作品2のソナタで第1番から第3番の3曲で
一枚のCDに仕上がることが多いのだが、
ここでのアラウの演奏では、80分を超えてしまうという…
雄大なベートーヴェンである。独特の重量感に感動。
素晴らしい演奏だ。1960年代前半の録音で
修正や編集はあまり行っていないのか…
少々アバウトな印象もあるけれど
即興的な部分を大切にして躍動感あふれる演奏である。
明日は同時に収録された第3番と第4番を聞きたいと思う。

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2012年1月22日 (日)

ウラディーミル・アシュケナージ 6

アシュケナージ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団で
ベルクの歌曲と管弦楽曲の作品集を聞いている。
7つの初期の歌曲(1992.2)
弦楽合奏のための抒情組曲からの三楽章(1991.11)
アルテンベルク歌曲集 作品4(1992.2)
3つの管弦楽曲 作品6(1990.5)
歌曲でのソプラノはブリギッテ・バレイズ。
1993年に発売されたディスクだが、一枚のすべてが
ベルクの作品ばかりというCDを買うのは当時はじめてで
マーラーやブルックナーをひたすら聞いて、
しだいに関心が新ウィーン楽派に及んだ時期であり、
ベルクをたっぷり聞けると飛びついた演奏であった。
買ってきた頃に繰り返し聞いたのだが、今日は久しぶり。
アシュケナージの音作りはかなりマーラー寄りというか
ワーグナー風の演奏といえるだろう。親しみやすい。
だとすると膨張傾向の響きという印象を与えるかもしれないけれど
それほどでもなく、細部にまで緻密に音を扱っているので
そういうところがアシュケナージらしい…というか
ピアニスト出身の指揮者ならではの仕上がりである。
でも現在の私の耳からすると…少々ロマンティックなベルクで
ブーレーズのように…もっと前衛傾向であっても大丈夫だ。
今日のアシュケナージだったら…さらに整理された音楽で
響きもすっきりと透明感のある音色を聞かせると思う。

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2012年1月21日 (土)

柳家小満ん 「青菜」

2011年7月の柳家小満んの会の録音で
今日は7月20日の関内ホールでの三席。
演目は「蚊いくさ」「臆病源兵衛」「青菜」。
こちらは会場で聞いているが、すごくよかったし、
録音で聞き直してみても…あの喜びがよみがえる!
本当に魅力的な三席で…楽しくて仕方ない。
夏の噺が並んでいて、少しは暑くなってほしいぐらいだけど
今日は大寒で雨が雪に変わりそうな…それにしても寒い。
蚊と一戦を交える「蚊いくさ」だが、まあバカバカしい噺なのだけど
こういう噺こそが、小満ん師匠の味わいの一席であり、
実に素晴らしくて、私は好きである。はっきりいって、
「蚊いくさ」のような噺は、誰でもいいかというとそうはいかないだろう。
地味で淡白な笑いゆえに…小満ん師匠の魅力が表れてくるのである。
そしてさらに地味な情景ともいえる「臆病源兵衛」がますます快調。
すごく面白い。にぎやかだ。でもここでこの輝きを引き出せるのって
やはり同じく…誰でもこうなるわけではないのである。
「臆病源兵衛」は、比較的最近は演じ手も多いと思うのだけど、
この噺は聞けば聞くほど、その面白さに深みが加わってくるのを感じる。
仲入り後はお馴染みの「青菜」で…これはもう…あれこれいうまでもなく
とにかく最高だ。このように三席とも至福の時間なのである。

CDは下記のサイトから購入できます。
みなさんもぜひお聞きになってください。
http://www.comann.info/

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2012年1月20日 (金)

柳家小満ん 「百川」

2011年7月の柳家小満んの会の録音で
今日は7月13日のお江戸日本橋亭での三席。
演目は「たらちね」「稲荷堀」「百川」である。
この会は…「たらちね」は別にしても
「稲荷堀」と「百川」という日本橋にまつわる二席…
特に「百川」の舞台で料亭百川楼は、
会場のお江戸日本橋亭のすぐ近くである。
その前にまずは「たらちね」だが、マクラでも語られる…
前座時代に演じていた「たらちね」で…それ以来なそうな。
こういう前座噺を小満ん師匠で聞けるというのも味わい。
いまも前座さんで…この噺はしょっちゅう聞いているが、
ディテールのことになるけれど、小満ん流という
細やかな演出も多々あって、新鮮だし、魅力的だ。
そして「稲荷堀(とうかんぼり)」で…この噺は
もちろん「お富与三郎」における一場面である。
というところでふと気付いたが、お富と与三郎の
切っても切れない「縁」ということで…ここで
「たらちね」とつながっているわけだ。そういうこと!
「発端」から「木更津」、「源冶店」もあらすじで語られ…
日本橋小網町の稲荷堀で富八坊主を殺害する与三郎…
ここが「稲荷堀」の場面であり、そしていつものサゲだけど
富八坊主の懐から取り上げた小粒で三両の金を
舟の中に隠れていた蝙蝠安がさらに横取りする。
今回の小満ん師匠の「木更津」の場に関する説明で
はじめて気付いたのだが、頬に蝙蝠の刺青のある男で
その蝙蝠を彫り込んだのは、木更津の赤間源左衛門だという。
そういうことだったのだ。何度も聞いているのに今さら気付くという…
そして仲入り後の「百川」だ。大すきな噺。面白い。
小満ん師匠の「うっひ!」が聞けるなんて…
百兵衛さんの権助キャラ…こういう田舎弁だけど、
小満ん師匠の田舎者って、毎回魅力的で…ここでも絶品だ。
「百川」は5月の小満んの会(横浜)でネタが出ているので楽しみである。

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2012年1月19日 (木)

相棒ten 12

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水曜日の夜は「相棒ten」である。
といいながら…昨日は出掛けていたので
木曜日の夜に録画で鑑賞!
今回は第12話「つきすぎている女」で…
「ついてない女」の月本幸子が再登場。
面白かった。愉快愉快!こういうのが好き。
終わってみれば、事件でもなんでもない。
新興宗教や暴力団や…失踪に脱税と
いろいろな要素が絡んでくるけれど
それらは一切つながらず…ただ騒いでいただけだ。
しかしものすごくついていて、幸福を手に入れているのに
それをわざわざ自分の手で潰していくあたりは、
やはり「ついてない女」でいいのではないかと。
そして何と杉下さんの紹介で「花の里」の女将になるという…
これから鈴木杏樹がレギュラー出演だなんて、うれしいかも。
つまりはそこにもっていくための一話だったのだ。

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2012年1月18日 (水)

第108回 柳家小満んの会

今年最初の横浜での「柳家小満んの会」である。
横浜の西口で用事を済ませて、急いで関内へ
お気に入りの「おはな商店」で豚骨ラーメンを食べて、
いつもより少し遅く…18時ちょっと前に関内ホールに到着。
今日のテーマは「金」にまつわる…ということだろう。
夢の中でひと稼ぎ…というのは、新年におめでたい!
お馴染みの噺が並んでいるが、楽しかった。

柳亭市也:金明竹
柳家小満ん:六尺棒
柳家小満ん:位牌屋
柳家小満ん:夢金

開口一番は市也さん。与太郎のマクラから「金明竹」である。
市也さんの「金明竹」は聞いたことあったか?どうだったか…
上方弁の言い立て(4回)も鮮やかに決まって…上手い。
まもなく二ツ目というところで…やはり安心して聞ける。
小満ん師匠の新年の挨拶と最近の話題に軽くふれて…
一席目は「六尺棒」であり、この噺はよく知っていると思うが、
それは寄席バージョンの短縮版なのか…今日は本寸法?
若旦那が吉原で居続けをして、帰りにくいからと酒をひっかけて、
人力車に乗って、町内のすぐ近くまで帰ってくるのだが…
しかしながら店の前に車を止めるのは憚られると
その辺を車夫とのやり取り、会話で様子が伝わって、
そこからは歌いながら粋な若旦那で歩いてくるのだが、
店の前まで来ると「閉まっている」というので…ここからは
いつもの「六尺棒」である。面白いし、明るくて、盛り上がる。
そして二席目は「位牌屋」だ。大好きな噺。こちらも面白い。
ケチな旦那だが、小満ん師匠の様子がおかしくて…
ずる賢くて、芋屋さんの煙草入れを取り上げて、
葉をみんな袂に入れてしまう…薩摩芋を床の間の置物にすると
その仕草を見ていると…思わず笑いがもれるという…最高!
でもこの噺…以前にも書いているが、オチがブラックで
定吉が仏師屋(位牌屋)で子供用のお位牌をもらってくるのだけど
昨日、生まれたばかりの若さんのになさい…という、ピリ辛である。
この噺はオチで引き締まると思うのだが、落語ならではの展開だ。
仲入り後に三席目は「夢金」で…後で気付くことだけど
今日は噺の登場人物で女性の台詞がひとつもなかったという。
「夢金」で家出をしてきたお嬢様が出てくるのだけど、
なぜか一言も喋らないのである。ここが不思議だな…と思うのだが、
「夢金」という噺は、雪の情景であり、大川を屋根舟で下って、
何とも絵になる…冷たく透明な空気がこちらにも伝わってくるが…
その描写の美しさとは裏腹に…金をめぐって、欲が渦巻いている。
それも百両、二百両という巨大なスケールであり、この噺は傑作だ。
でも船頭の熊さんは、欲に目がくらんで…お武家に加担すると
見せかけて、見事に欺き、お嬢様を救い出して、その辺も痛快。
お礼にと…大金が舞い込むのだけど…すべては夢だった…
という、夢で解決すれば、何事も差し障りがないのであり、
真剣に夢中になって引き込まれるけれど…後味さわやか。
素晴らしい「夢金」だった。聞き終えて…心は暖かい。
雪の冷たい冬の噺で…暖かくなるのだから…そこが不思議で
いや、それこそが落語の素晴らしさ、小満ん師匠の魅力だろう。
ということで…次回は3月21日(水)第109回 横浜 柳家小満んの会
演目は「館林」「木乃伊取り」「花見の仇討」の三席です。
「花見の仇討」だ!その頃にはすっかり春となっていることだろう。

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2012年1月17日 (火)

スティーヴン・コヴァセヴィチ 1

1970年から1971年のコヴァセヴィチを聞いている。
シューマンのピアノ協奏曲が1970年9月20,21日、
グリーグのピアノ協奏曲が1971年1月20,21日の収録。
サー・コリン・デイヴィス指揮BBC交響楽団と共演。
広く知られる名盤といっていいと思うのだが、
それにしても素晴らしく…深い感動で満たされる。
非常に繊細な音色から迫力の響きまで表現は幅広く、
特に弱音の扱いが印象的で…この美しさは虜になる。
ピアノが出るところと一方の抑制するところを実に心得ていて、
その分だけオーケストラの豊かな表情が際立ち、
こんなに歌心に満ちていたのかと…今さらながら
発見する喜びも…その辺はコリン・デイヴィスの存在である。
ピアノとオーケストラの掛け合いでその一体感…
音楽のあらゆる要素がひとつに融合していくところ、
こういう演奏こそが音楽の真価を伝えていると…
数ある名演の中でも最上級であると私は思う。

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2012年1月16日 (月)

アリシア・デ・ラローチャ 1

今日はラローチャによるグラナドスを聞いている。
スペイン舞曲集と詩的なワルツ集
1994年3月25-28日にニューヨークで収録。
DECCAからRCAに移籍後の再録音である。
明るく色彩豊かな音色で独特の躍動感は魅力的だ。
ラローチャのグラナドスといえば…お国ものというので
格別な存在であり、といってもスペイン舞曲集を全曲なんて
ラローチャ以外で聞いたことがないので…比較できないけれど
とにかく素晴らしいし、この演奏を基本に考えていれば
間違いはないのだろう。楽しいし、心地よく…気分は高調。

RCA 09026 68184 2

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2012年1月15日 (日)

リッカルド・シャイー 1

シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で
ブルックナーの交響曲 第9番 ニ短調と
ウェーベルン編曲によるバッハのリチェルカーレ
交響曲が1996年6月、バッハが1996年12月の録音。
このCDも発売と同時に買って、しかし当時何度聞いても…
なぜか気に入らなくて、今日は久しぶりに聞き直してみている。
ウェーベルン編曲のリチェルカーレは素晴らしい。
肝心のブルックナーがどうもダメなのである。
改めて聞いてみて…そこまで悪くはないが、感動が薄い。
シャイーの方向性は、歌謡性に満ちて、表情も豊かだが、
響きが美しくなくて、音楽がいきいきと歌わない。
作品がブルックナーであるのだから…表面的な輝きよりも
内面的な深まりでひたすら渋く仕上げてもいいのである。
でもシャイーの指揮だから基本的にそちらには向かわない。
やはりどっちつかずの…単調な演奏といわざるを得ないか…

DECCA 455 506-2

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2012年1月14日 (土)

新しいパソコンの準備中

最初から入っていたウイルスバスターの2011年版を
新しい2012年版に入れ換えるところにはじまって
今日はいろいろとソフトをインストールして
試してみているうちに一日が過ぎてしまった。
パソコンを新しくしたら…これまで使えていたソフトが
動かなくなってしまった…というのが恐いのである。
今回は何とか無事に済みそうで…一安心だ。
インターネットは昨日からつながっているので
ブログの更新は新しいパソコンからである。

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2012年1月13日 (金)

Windows7のパソコン導入!

まもなく4年になるWindows Vistaのパソコンが
昨年秋から「a」のキーが具合悪くなったのと
どうもメモリーがうまくないようで重くて…固まる…
という現象が繰り返され、騙し騙し使っていたのだが、
今日ついにWindows7の新しい機種を買ってきた。
実は買ったのは、2011年秋冬モデルで
2012年春モデルがまもなく発売というタイミングであり、
かなり品薄の状況の中、値段も安く手に入れることができた。
当初考えていた機種よりも二段階上のモデルで
さらに予算よりも2万円ほど安く!買い物上手で大成功。
色を「ホワイト」にしたかったのだが、これで最後の1台。
ということもあり、ポイント還元でなく、その場で値引きしてくれた。
ありがたい。車で10分ほどのYAMADA電機の横浜泉店。
とりあえず…インターネットとメールを使えるようにして
少しずつデータの引越中。また明日ゆっくりやろう。
これで三代目となるTOSHIBA dynabookであるが、
今回はQosmioだ。BSも映るのだけど…そのうちに。

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2012年1月12日 (木)

アレクシス・ワイセンベルク 2

1月8日に82歳で亡くなったワイセンベルク。
1970年代にはカラヤンとの共演で一世を風靡して…
といってもその時期は、私はまだ子供だったので
後に知ったことではあるけれど、1980年代半ばからの
DGの録音に関しては、発売時期にすでに買っていたので、
それらの演奏については、リアリティある記憶なのである。
その中から今日は1985年収録のドビュッシー作品集。
版画、練習曲「アルペジオのための」、ベルガマスク組曲、
子供の領分、亜麻色の髪の乙女、喜びの島、レントよりも遅く
透明な音色が美しい…響きの立体感は圧倒的である。
ワイセンベルクという人は、テクニックまかせに
超快速に突っ走るところがあって、しかしそこに
迷いというものは微塵も感じられず、結果的には
これはこれで説得力を感じるのである。
ドビュッシーの響きを追及するという点では、
これが理想なのか…それは少し違うような気もする。
しかしそれ以上にこれこそがワイセンベルクなのであり、
私は好きだ。1990年代半ばあたりか…姿を消してしまって、
今になって「30年前からパーキンソン病で闘病生活を続けていた」
なんて記事も出てきたが、するとDGに残したこれらの録音は、
まさに最後の輝きであり、ぜひとも大切にしたい愛聴盤である。

DG 415 510-2

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2012年1月11日 (水)

相棒ten 11

20120111

水曜日の夜は「相棒ten」である。
今日は第11話「名探偵再登場」で…
最初の方でバタバタしながら見ていたら…
何で遺産相続の問題につながったのか?
よくわからず…まあ、最後にはすべてが解決して、
犯人らしき…怪しいところには真犯人は存在せず、
名探偵マーロウ矢木がこの事件に登場してきたところに
実は本当の意味があったのだという…
そこが今回の面白さであろう。

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2012年1月10日 (火)

深夜便 落語100選から

「ラジオ深夜便 落語100選」
毎月最終週の火曜、水曜の深夜に放送されているが、
録りためた四席をCD化して聞いている。

柳家小せん:黄金の大黒
古今亭駿菊:鶴亀
三遊亭歌之介:竹の水仙
春風亭一朝:二番煎じ

正月ネタではないが、何となくおめでたい噺を前半に。
お祝いでおめでたいのもあれば、人間のおめでたい…
つまりはバカの出てくる噺というのもある。
後半は一朝師匠による長講企画で「二番煎じ」の30分。
冬の噺である。これから二月終わりまで季節にぴったりだ。

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2012年1月 9日 (月)

落語につぶやき 146~またかのお関

昨日、黒門亭で聞いてきた正雀師匠による
「新助市五郎」からの「またかのお関」だが、
なかなか聞けない噺なので、あらすじを記録しておく。
三遊亭圓朝作「緑林門松竹」における一幕である。

品川で女郎をしていたお関は、器量がよく、客もつくが、
手癖が悪く、盗みを繰り返し、それで「またか…またか…」と
「またかのお関」と呼ばれるようになった。
いまは盗賊の小僧平吉を亭主にして、女占い師をしている。
道場を開き剣術を教える天城豪右衛門は吉原へ通い、
常盤木を口説くが振られっぱなしで、ついには身請けを企てる。
ならばいっそのこと…常盤木は惣次郎と心中の相談。
惣次郎は平吉に常盤木を身請けするための
百両の金が何とかならないかと相談し、
平吉は女房のお関に事の次第を説明して、苦心する。
そこへ按摩が通ったので、お関は肩がこると呼び入れるが、
品川時代の馴染みで新助であった。新助は医者を殺して、
毒薬を持ち出し、按摩に姿を変えて、逃げていた。
お関は言葉巧みにその毒薬を取り上げ、酒に混ぜ、
新助に飲ませて毒殺。盗み出した百両の金を手に入れる。
惣次郎はその金で常盤木を身請けする相談をし、
平吉は天城豪右衛門のところへその件で挨拶に行くのだが、
道場で門弟たちに滅多打ちにされ、死にかける。
お関は平吉を介抱し、回復したところで仕返しに行く。
武家の後家を装い、若様の弟子入り挨拶にと
天城豪右衛門の道場へ乗り込む。色仕掛けにして、再び毒殺。
常盤木は身請けされ、惣次郎と一緒になるのだが、
その先はまた次回に…ということであった。

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2012年1月 8日 (日)

黒門亭で彦いち・小団治・正雀

新年最初の寄席であり、正雀師匠をお目当てに黒門亭へ。
結果から書いてしまうけど、今日の正雀師匠は聞けてよかった。
「新助市五郎」とは、三遊亭圓朝作「緑林門松竹」のことで
今回が「その三」だが、実は「その一」「その二」は聞いていない。
圓生師匠の「またかのお関」を聞いたことがあって、
これが実に面白くて、ぜひ聞いてみたいと思っていたのだが、
今回がまさにその場面だったのだ。夢中になって引き込まれ、
とにかく楽しかった。いい噺を聞けた。詳しくは後ほど。

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黒門亭のお正月風景ということなのだが、
実はいつもの場所(座布団)が取られてしまい、
左右…上下が逆なのである。ちょっとショック。
というか、いつもと違うと聞きにくい。微妙なものだ…

第1部
古今亭きょう介:たらちね
三遊亭歌扇:紙入れ
林家彦いち:二月下旬
柳家小団治:がまの油
柳家喬之助:按摩の炬燵

今日の前座さんはきょう介さん。ちょっと久しぶり。
大好きな志ん橋師匠のお弟子さんで応援している。
丁寧にじっくりと進めていくあたり、師匠にそっくり。
今年最初に聞いた噺は「たらちね」であった。
器用に軽々しくならずに…このままで行ってほしい。
続いて歌扇さん。去年ぐらいからすごくよくなったと思う。
歌五で前座さんだったときに…最初に聞いて
落ち着いているし、上手いな…って感じたのだが、
二ツ目に昇進して、名前も歌扇に変わって、
上手いから面白いかというと…それは少し違うのであり、
しかし去年ぐらいから…歌扇さんの体から
魅力があふれだして、こちらに届いてくるのを強く感じて、
何か殻を破っちゃったのかなという…素晴らしい。
兄弟子の歌橘さんの「紙入れ」も聞いたことがあって、
たぶん出所は一緒だろうな…なんて思っていたのだが、
新さんを脅すおかみさんが実に恐ろしい。華やかだった。
彦いちさんが楽しいマクラの後、この噺は…
喬太郎師匠の「八月下旬」に似ている!って、
でも完全に彦いちワールドになっていて、
これからの季節で「卒業文集」というあたりは違うのだが、
するとやはり「二月下旬」という噺であった。
噺の骨格は「八月下旬」なのだけど、でも実際は
完全に彦いちさんが創りなおしていて、別の噺といえる新鮮さ。
中学生の息子が出掛ける父親に「連れてって~」という
前半には「初天神」にリンクした季節のクスグリも取り入れて…
爆笑の連続で、実に楽しかった。彦いちさんはいい!
仲入り後は小団治師匠。大道商人のマクラで、
以前は易者さんにも口上があった…というのでそれを聞かせてくれて、
続いて…弘法大師が芋を石に変えて、それを粉末にした薬売り…
ちょっと曖昧になってしまったが、要はサクラが出てくる商法の説明で
こうきたから噺の方は「がまの油」である。これが素晴らしかった。
正直なところ「がまの油」という噺は面白くもないと思うのだけど、
これが実演で見事に決まると…感動してしまうのである。
今日の小団治師匠がまさにそれ!情景が目の前に広がり、
すっかり引き込まれてしまった。今日の第1部のベストである。
そして喬之助さんが「按摩の炬燵」。大好きな噺だ。
実は喬之助さんは今日がはじめて。なぜかこれまで縁がなかったのだ。
インターネット落語会や圓朝まつりでは会っているので、
すっかり身近な存在ではあるけれど、やはり高座を見ると印象は変わる。
まだ幼い小僧さんの描写がかわいらしくて、店の番頭さんとのやり取りは
いきいきと実に絵になっている…明るい「按摩の炬燵」であった。
奉公人たちが足を按摩の炬燵に入れて、寝てからの描写…
疲れてすぐに眠ってしまい、それぞれが夢を見ているという…
ここも小僧さんがかわいくて、喬之助さんはそういう噺が魅力的かも。

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今日も湯島天神にお参りしてきたが、
正月だからか…合格祈願なのか…ものすごい人出。
千代田線の湯島駅付近から…受験生とご両親といった
そうした家族連れであふれていた。

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湯島天神の鳥居もお正月である。


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第2部はいつもの座布団を確保!
黒門亭の正月飾りである。

第2部 正雀独演
古今亭きょう介:からぬけ
古今亭志ん公:湯屋番
「新助市五郎 その三」
林家正雀:やんま久次
林家正雀:またかのお関

開口一番のきょう介さんが「からぬけ」で
続いて志ん公さんが登場だが、志ん五師匠が亡くなられて、
昨年、志ん橋一門に移籍したことに関連しての…
「からぬけ」に出てくる与太郎にまつわる…
志ん五一門の与太郎と志ん橋一門の与太郎の違いを披露。
これがおかしくて…というのは、お馴染み志ん五師匠の与太郎が復活!
面白すぎるのだが、志ん五師匠が今もお弟子さんの芸の中に生きていて、
というのを感じたら、何とも喜びなのであり、実に感慨深いものがあった。
志ん五師匠に再会できたみたいな…これからも守っていってほしいなと。
噺の方はお馴染みの「湯屋番」だが、志ん公さんは安心して聞ける…
私的には大好きな二ツ目さんで、今日もよかった。実に魅力的。
そして本日の長講…正雀師匠の「新助市五郎」である。
その前半に…圓朝全集には載っていないのだが、
忍岡義賊の一人に含まれるということで「やんま久次」の一席。
雲助師匠の「やんま久次」を落語研究会で見たことがあるけれど、
聞きはじめたらすぐにストーリーがよみがえってきて、面白い。
そして後半はいよいよ「またかのお関」である。
とにかく夢中になる面白さ。面白いといっても…
実はとんでもない噺で、登場人物はすべてが極悪党。
騙し、脅し、毒殺!殺しては金を巻き上げ、
びっくりの展開が聞きものの痛快噺である。鮮やかだ。
殺されるのがひどい悪党なので、そこに同情などは存在せず、
むしろ「ざまあみろ!」とでもいいたくなるような…快感なのである。
お見送りの正雀師匠に思わずこの感動を伝えてしまった。
いえいえ…という表情をされていたけれど、
今日は本当にいい噺を聞かせて下さった。
この興奮はしばらく冷めそうにない…大切にしたい一席である。
「新助市五郎」はさらに続編があるそうで、ぜひ聞いてみたい。

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2012年1月 7日 (土)

柳家小満ん 「厄払い」

今日は「落語の蔵」からダウンロードした
第32回「人形町らくだ亭」からの二席。
正月の風景…というか、年越しだけど「厄払い」。
前半には小はん師匠の「へっつい幽霊」
そして仲入り後の小満ん師匠の「厄払い」である。
2011年1月20日に日本橋劇場で収録。
小はん師匠ははじめて。なかなか聞けない。
小さん門下だけど、元々は三木助師匠のお弟子さんで
ここでの「へっつい幽霊」も柳家の型ではなく…
三木助師匠の型である。銀ちゃんの若旦那が登場。
何ともおじいちゃん的な語りで…独特の雰囲気だが、
聞き慣れてくると…いかにも落語だなという。
昭和の古き良き時代の空気が漂う…これは味わい。
ここで仲入り。続いて小満ん師匠の「厄払い」。
小満ん師匠の初夢のマクラで
「初夢の 文楽志ん生 他五名」という
文楽・志ん生時代の寄席楽屋の風景は絶品!
「厄払い」は大好きな噺で、この噺は「年越し」なんだけど
おめでたい言葉がたくさん並んでいるので、正月なのである。
以前にも「かぼちゃ屋」の正月版だ…と書いたけど、
与太郎というキャラは、本当にいいなあって。素晴らしい。
そしてこのバカで…箸にも棒にも引っかからない与太郎を
説教しながらもきちんと面倒みている叔父さん…いい人だ。
落語に出てくる人は、みんないい人で、理想郷である。
与太郎の厄払いの口上は、何度聞いても面白い。

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今日の月は…月齢13.4

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夕方の東の空、上がってきたばかりの月。
16時16分、月齢13.4の月。まもなく満月。
月曜日の成人の日が満月だ。

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横浜の風景から 214

午後、コンビニに振込手続きに行って、
天気もいいので、ちょっとだけ散歩をしてきた。

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阿久和南1丁目の風景である。
左の方にはお馴染みのお墓山。

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そして中村の方からお墓山へ登って、
ひっそりとして、ちょっと寒々とした…
日は西に傾いた夕方の景色である。

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小噺 「年越し風景」

甚兵衛さん:おぉ…寒い。戻ったよ。
おかみさん:お前さん、少しは貰えたのかい?
甚兵衛さん:それがさぁ…ちっとも駄目だ。
おかみさん:どうするんだい!年が明けちまうよ。
甚兵衛さん:普段は、甚兵衛さんは親切だね…
いい人だね…っていってくれるのに、大晦日に掛取りに行くと
払う銭はないよ!って、恐い顔で睨まれちまってさ。
そうすると俺はどうしようもできなくて…
来年もよろしくお願いしますって、挨拶して帰ってきた。
おかみさん:嫌だね。お前さんがそんなだから、うちは貧乏で貧乏で。
人がいいから…バカにされてるんだよ。ああ、情けない。
甚兵衛さん:今日は大晦日だから、明日は元日だよ。
おかみさん:そんなの当たり前じゃないか。
甚兵衛さん:どこの家も正月の仕度があるから払う御足はないんだよ。
おかみさん:どうするんだい。うちにだって正月は来るんだよ。
甚兵衛さん:だから…ねえもんは仕方ねえじゃねえか。
おかみさん:ああ…もう愛想が尽きたよ。離縁しておくれ。
甚兵衛さん:おお…聞いてみねえ。除夜の鐘が聞こえるよ。
おかみさん:もうどうするんだい。貧乏暮らしはまっぴらだ。泣。
甚兵衛さん:おお、びっくりした。あんた、誰だ。
爺さん:ようやく見えたのかい?
わしはこの家に住みついとる貧乏神じゃよ。
甚兵衛さん:へえ?なんですね?貧乏神?
爺さん:夫婦喧嘩も…まあ…その辺にしておきな。
甚兵衛さん:嫌だな。あんた、貧乏神がいるから
掛取りに行ってもちっとも払ってもらえないわけだ。
爺さん:それは違う。お前さんの性格じゃよ。
金が入ってこないのと貯まらないのとは別じゃ。
まあ…そんなことはいい。わしも年をとってな…
今年をもって、この家を出ていくことになった。
代わりに福の神が来るから。そろそろ来る頃じゃ。
来年からはお前のところもよくなるぞ。
甚兵衛さん:あなたずっとこの家にいたんですか?
ちっとも知らなかったなあ。
爺さん:お前さんの生まれるずっと昔からじゃよ。
わしもな…若い頃は福の神だったんじゃ。
今度、江戸という町ができるから
福をたくさん持って行って来いと…ここに来たんじゃ。
でもそれから二百年以上がたって、
今度、新しい神がやってくる。わしも仕事納めじゃ。
甚兵衛さん:わあ!子供が来た!何だお前。
子供:新しくこの家に参りました福の神と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
(ドンドンドン)
お得意先:ああ、甚兵衛さん、悪かったね。
遅くなっちゃったけど、お金持ってきたから。
許しておくれ。また来年もよろしく。
次々に借金の返済の方々が訪れまして…
おかみさん:ああ…驚いたね。残らずみんな払ってくれたよ。
多く払っていった人までいるよ。これで正月が迎えられるね。
甚兵衛さん:まだ間に合うな。大家さんのとこに行ってくる。
おかみさん:何だい?
甚兵衛さん:溜まってた家賃を払ってくるよ。
おかみさん:それがいいよ。行っておいで。
きちんと挨拶してくるんだよ。
(ドンドンドン)
甚兵衛さん:大家さん、大家さん。
大家さん:何だい、こんな時分に…甚兵衛さんじゃないか。
何かあったのかい?
甚兵衛さん:店賃払おうと思って、遅くなってすみません。
大家さん:お前のところも…昼間行ったんだけどさ。
爺さんにないって言われたから。いいよ。無理しなくて。
甚兵衛さん:へっ?大家さんも見えるんですか?
大家さん:何がだよ。
甚兵衛さん:貧乏神。
大家さん:はあ?貧乏神?
甚兵衛さん:いやいや…いいんです。
大家さん:お前のところは、行くといつも爺さんが
ないないって、にっこり笑ってさ…
まあ、あの笑顔を見てると…ここ一軒ぐらい
大したことないか…って、思っちまってさ。
甚兵衛さん:知らねえとこで借金の言い訳してくれてたんだね。
そういや…おれんとこは、掛取りに行って苦労はしてたけど、
掛取りに来られて苦労したことはねえな…
不思議だなとは思ってたんだけどさ。
大家さん:お前、何ぶつぶつ言ってんだ?
年寄りは大切にしなよ。
甚兵衛さん:いや、大家さん、もういいんです。
大家さん:何がもういいんだ?
甚兵衛さん:新年からは福の神の子供が参りました。

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2012年1月 6日 (金)

柳家権太楼 「御慶」

今日は新年の風景を二席。
以前に落語研究会で放送されたもので
権太楼師匠「御慶」とさん喬師匠「初天神」。
「御慶」は正月限定ということで
実演ではまだ聞いたことがないのである。
先代の小さん師匠の録音も聞いたことあるが、
ここでの権太楼師匠は本当に魅力的だ。
「御慶」という新年の挨拶に…仲間は意味がわからず、
「何て言ってんだよ」「御慶(ぎょけえ)ってんだよ」
それを「どこへ行ってたの?」と聞き違えて
「そばの神社の初詣」というオチだけど
「どけ!ってんだよ」と間違えたら
正月から往来の真中で喧嘩になってしまう…
なんてことをちょっと思ってしまった。
それは別にいいのだけど…続いて「初天神」で…
いまこの噺といえば、まさにさん喬師匠が有名だが、
もうとにかく素晴らしい。完璧である。
「初天神」というのは、今年最初の天神様の縁日で
1月25日である。というので一月の噺ということだ。

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2012年1月 5日 (木)

今日の月は…月齢11.4

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外出先の泉区和泉町にて
東の空に月齢11.4の月。
快晴だが、昨日に続いて寒い。

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横浜の風景から 213

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今日は午後、用事があって外出して
快晴の天気で…そのまま二時間ほど
散歩してきてしまった。
泉区和泉町の日枝神社である。

20120105a2

午後も遅くなって、だいぶ日が傾いているが、
それにしても素晴らしい天気である。

20120105a3

地図の上では「日枝神社」とあるが、
もしかしたら昔は「日枝社」だったのかも…

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2012年1月 4日 (水)

今日の月は…月齢10.4

20120104

今日は午後から急に雲が出てきて、
天気予報によると夜は荒れるそうだけど…
そうなる前にまだ晴れていた15時45分。
東の空高く、月齢10.4の月。
結果的には夕方も快晴だった。
しかし北西からの強風で…恐ろしく寒い。

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2012年1月 3日 (火)

横浜の風景から 212~正月三日

午後になるとやっと晴れてきて、
正月の風景を探しに出掛けてみた。

20120103a

元日に続いて、泉区新橋町の中丸長屋門。
新橋・岡津方面に出掛けてみようと…

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泉区岡津町に入り、富士塚である。
富士塚への入口に不動堂があり、
正月ということで不動明王が拝観できた。
普段は締まっているので、これは喜びである。

20120103c

近くにある…同じく岡津町の三嶋神社へお参り。
ここは規模の大きい神社だが、三日というのに
参拝者が多くて驚きだ。元日はさぞ賑わったであろう。

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泉区岡津町の「学校入口」バス亭のそばにある神社。
夕方近くになって、快晴に恵まれ、実に気持ちがいい。

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2012年1月 2日 (月)

相棒ten 10

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水曜日の夜…ではないけれど
元日SPを録画しておいた「相棒ten」である。
第10話 元日スペシャル「ピエロ」で…
時間が長いので、とにかくすべてが充実であり、
といって、一瞬の無駄もない展開…面白かったが、
でもこういう凶悪事件はちょっと厳しくて、
普段ののんびりした空気の方が心地よいのである。
しかし犯罪に至るまでの経緯が明らかにされていくところでは
今回も事件の背景に…格差社会における疎外感というのがあり、
身につまされる…考えさせられる部分ではあった。
画像は事件に巻き込まれた神戸くんの活躍ということで。

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今日の月は…月齢8.4

20120102e

元日も月(上弦の月)は見えたのだが、
雲で霞んでいたので、きれいに晴れわたって
くっきり見えたのでは、今年最初の月ということで…
16時33分、南の空高く、月齢8.4の月。

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横浜の風景から 211~恵方参り

今日は恵方参りに行ってきた。
本当は元日に行くべきもののようだが
昨日は地元の神社にお参りしたので、
続いて翌日に…ということでお許しいただいて。

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2012年の恵方は「壬」だそうである。
つまり「北北西」の方角にあたる。
地図で調べるとその方角にひとつだけ神社があった。
瀬谷区三ツ境の白姫神社である。
三ツ境の駅のそばで商店街の中にある神社。
今日は真っ直ぐに北北西に向かって歩き、
白姫神社に恵方参り。午前中は曇り空。

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そのまま足を延ばして、三ツ境から二ツ橋まで歩き、
和泉川を宮沢まで下っていくことにした。
正面に小さく見えるのが二ツ橋である。

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瀬谷区宮沢1丁目の東山橋にて、
和泉川の上流を見ている。

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瀬谷区宮沢3丁目の中橋付近にて、
和泉川の上流を見ている。

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瀬谷区宮沢3丁目の宮沢神明社にお参り。

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宮沢神明社には、実は三年連続で正月にお参りしている。
地域の方が白菜や大根といった農作物、酒などを奉納している。
今年は獅子舞の獅子も飾られていた。

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瀬谷区阿久和東4丁目の熊野神社にお参り。

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神社の正月の飾り付けって、本当に素晴らしい。
明日まで…というのが残念でならない。

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2012年1月 1日 (日)

横浜の風景から 210~2012年元旦

2012年がよい年となりますように!
本年もよろしくお願いいたします。

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今年も地元の善部神明社にお参り。
お正月元旦の風景である。

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お正月は祭壇が公開されており、
参拝者も多く、賑やかさは地域の元気である。
清々しい一年のはじまりに感謝。

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善部神明社からすぐ近所の「ねこ塚」へ。
毎年のお決まりのコースである。
晴れてはいるが、今年の元日はちょっと曇りがち。

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瀬谷区阿久和南に入り、お墓山の竹林。

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こちらもいつもの風景だが、瀬谷区阿久和南にて
中村集落の向こうに見えるお墓山。

20120101d

少し足を延ばして、阿久和川沿いに下って行き
泉区新橋町の中丸長屋門である。
元日のお昼に二時間ほど散歩をしてきた。

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