ニューイヤーコンサート2012
元日に行われたウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
今年の指揮はマリス・ヤンソンス。2006年以来、二度目の登場。
毎年のことながらウィーンフィル独特のシュトラウスであり、
指揮者の存在を忘れて…とにかくその音楽が楽しいのである。
でもこのしっかりとした造形で…引き締まった響き、
シンフォニックな躍動感は、やはりヤンソンスならではだ。
私はヤンソンスが大好きなので、何ともいえない幸福感なのだけど、
選曲も魅力的だし、実にいいコンサートであった。
今年は引用のある作品が集められているようで
ラデツキー行進曲のフレーズがいきなり流れる祖国行進曲にはじまり、
「美しく青きドナウ」のメロディによるワルツ「市庁舎舞踏会でのダンス」、
ロッシーニの「ウィリアム・テル」によるシュペール・ギャロップ、
「カルメン」カドリーユというふうに…面白い曲が並んでいる。
そしてこの十年、大人気のヘルメスベルガーは「悪魔の踊り」。
私が特に気に入ったのは、北国のヨハン・シュトラウスこと
デンマークの作曲家でハンス・クリスチャン・ルンビーによる
「コペンハーゲンの蒸気機関車のギャロップ」である。
そしてヤンソンスにちなんでだと思うが、ニューイヤー初登場の
チャイコフスキーは「眠りの森の美女」からのパノラマとワルツ。
後半は、思わずカラヤンを思い出してしまうワルツ「うわごと」、
続いてポルカ「雷鳴と電光」という流れは、もうとにかく最高だ!
臨場感ある録音も素晴らしいし、作品も変化に富んでいて、
近年でも特に夢中になったニューイヤーコンサートであった。
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