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2012年3月21日 (水)

第109回 柳家小満んの会

今日は神奈川県庁に書類を出しに行って、
少し余裕をみて、用事が済んだのは16時前。
するとまだ一時間以上もあるのだが、
伊勢佐木町の有隣堂へ本を見に行き、
17時もまわったので関内駅近くの「おはな商店」で
豚骨ラーメンの早めの夕食。いつもながらおいしい。
そして関内ホールへ…「柳家小満んの会」である。
今日のテーマは…はっきりはわからないのだが…
「館林」はオウム返しで先生の真似をして大失敗…
「木乃伊取り」では、ミイラ取りがミイラになり…
「花見の仇討」では仇討騒動が花見の趣向だったという…
それぞれ大失敗に終わるのだが、共通点は…
「一見は○○だけど実は○○だった」というところ?

入船亭辰じん:一目上がり
柳家小満ん:館林
柳家小満ん:木乃伊取り
柳家小満ん:花見の仇討

今日の前座さんは辰じんさん。てっきり「道灌」だと思っていたら
「ただの酒を飲ませろ」がなかったり、ご隠居の家が建て増しをして、
八つぁんの関心は凹の間(床の間)の掛物に行くのだけど…
でも小野小町も太田道灌公も登場せず…「一目上がり」だった。
辰じんさんの「一目上がり」を聞くのははじめてだと思う。
相変わらず本当に上手い。お見事!まもなく二ツ目だ。
小満ん師匠の今回の噺は、三題とも知っているので
あえて予習せず…このところ聞かないようにしていたのだけど
「館林」はどんなサゲだったっけ?正直すっかり忘れていたのだが、
噺に入った瞬間、その中身からオチまで鮮やかによみがえってきた。
これ!首が落ちるぞ…ということである。でも今日はちょっと違っていて、
半さんの首は落ちずに…ねじ伏せられて「先生、話が違うよ」という
これなぜかというと…お彼岸だからだそうである。なるほど!
この辺の細やかな心遣いが小満ん流で…噺をマンネリ化させないところ
聞き終えた印象はすっかり新鮮な気分という…これが素晴らしいのだ。
続いて「木乃伊取り」である。大好きな噺。ご飯炊きの清蔵さんが大活躍。
2009年夏の日本橋亭での小満んの会でも師匠はこの噺を演じていて、
録音で何度も楽しんでいるのだが、何となく今回の方がもっといいぞ!
という…本当に楽しい一席だった。番頭さん、火消の頭、飯炊きの清蔵と
三人がそれぞれの役柄を演じて、ミイラ取りがミイラになってしまうのだけど
その三様が実にいきいきと描かれており、これは私の中では宝である。
仲入り後は「花見の仇討」だ。こちらも私の大好きな噺で
でもなかなか実演では縁がないのであり、聞けるのはうれしい。
今年は春の訪れが遅くて、まだ寒くて…3月も下旬だというのに
桜は間に合わないどころか…当分先になりそうな印象だが、
今日の「花見の仇討」…噺の方はすっかり春である。実にいい!
上野の山の桜が目に浮かぶ。満開だ!その賑わいが伝わってくる。
仇討芝居は花見の趣向だけど…こういう情景にふれると
江戸の人々は、なんて豊かな楽しみをもっていたのか…
いろいろなモノを手に入れている現代人もとても敵わない…って、
江戸の人々の季節感、暮らしぶりを伝える素晴らしい噺である。
ということで…次回は5月22日(火)第110回 横浜 柳家小満んの会
演目は「五月幟」「突落し」「百川」の三席です。初夏ですね!

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