落語につぶやき 154~干物箱
お馴染みの「干物箱」という噺だが、
相変わらずの道楽の若旦那が登場で
よく勘当の若旦那というと徳さん…徳三郎だが、
小満ん師匠の「干物箱」を聞いていると
ここでの若旦那は銀ちゃん…銀之助さんであり、
「へっつい幽霊」の銀ちゃんと同じなのである。
それはいいとして、小満ん師匠の「干物箱」は
黒門町の文楽師匠の型だと思うのだが、
善さんが留守番と聞いて「実に意外なるべけんや!」
まさにこの辺は文楽師匠が高座に現れる場面で…
そこで今日は、十代目の馬生師匠の録音を聞いてみて
すると…古今亭だと違っていたのだ。幸太郎の若旦那。
そういえば…頑固親父が「幸太郎!」って。
「干物箱」における若旦那の比較ということで。
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