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2012年5月14日 (月)

落語につぶやき 156~おもと違い

昨日の柳家小満んの会で聞いてきた「おもと違い」という噺。
忘れないうちに…あらすじやオチなど、復習しておきたいと思う。
現在では演り手のない…たいへんに珍しい噺である。
小満ん師匠も初代三遊亭圓左の速記本から起こして、
わかりやすく…面白く…というので独自に手を加えたそうである。
質に入れることを「放り込む」「ぶち殺す」などといったそうだ。
棟梁は兄から…万年青(おもと)の盆栽を預かっていたが、
半年ほど前にバカをして、大きな穴(借金?)を作ってしまい、
質屋の旦那が万年青道楽なのを思い出して、
万年青を質に入れ、金を工面したのだが、そのことを口にして、
「おもとをぶち殺して、穴を埋めました。兄貴にごく内(緒)で願いますよ」って、
それを聞いてしまったのが、お店の清蔵(権助キャラの田舎者)で
「おもとをぶち殺して、穴に埋めた」と店の旦那に急いで報告。
というのは、親戚筋のおもとさんを棟梁は人間が堅いからと
預けていたのだ。棟梁は金に目がくらんで殺したと清蔵は勘違い。
旦那も大慌てに…棟梁の兄のところに清蔵を確認に行かせる。
兄は棟梁をすぐに呼び出して、ことの次第を聞きだすのだが、
おもとさんを殺したのではなく…万年青の盆栽を質に入れたということが
明らかになり、川上の質屋に入れてあると…しかし清蔵はまた勘違いで
「川上でぶち殺したって、いつのことだ!」「半年前のことですよ」
「それではもう流されてしまった」「いいえ、利上げはしてあります」というオチ。
川上という質屋と川の上流を勘違いで…すると「質に流れる」と「川に流される」
という誤解が生じるのであり、利上げをして質流れにはなっていないとオチがつく。
この噺はかなり面白いと思う。質屋の仕組みについては、落語ファンならば
大体のことは理解していると思うけれど、人間関係が少々複雑か?

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