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2012年6月12日 (火)

落語につぶやき 161~碁どろ

寄席で毎日、必ず一度はかかるという泥棒の噺。
「どろ」がつく噺はいろいろあるが、思い出してみると…
「置き泥(夏どろ)」「釜どろ」「もぐら泥」「穴どろ」…
そして「碁どろ」という噺もある。「碁どろ」はちょっと珍しい。
ちなみに泥棒は、他にも「転宅」「出来心」「締め込み」
「だくだく」「芋俵」「鈴ヶ森」…にも登場するけれど、
今日は十代目馬生師匠の「碁どろ」を聞いている。
この噺は「碁将棋に凝ると親の死に目にも会えない」
というのにちなんでいるわけだが、裕福そうな旦那ふたりが
夢中になって碁を打っている様子は「笠碁」に似ていて、
その家に泥棒が入るのだけど、その泥棒がまた碁が大好きで
碁に夢中になっているので泥棒が入ったことにも気づかない…
碁石の音に誘われて、泥棒が碁盤を覗き込むようになった
という状況も気にならない…そこにいるのが泥棒だとわかっても
碁に気を取られて、わかっているのか…わかってないのか…
泥棒も早いこと逃げればいいのに…碁が気になって、
結局は三人そろって、碁を囲んで楽しく…という間抜けな噺。
噺の発端は、碁を打っていると煙草の火が落ちて、
絨毯が黒焦げになった…畳が焼けた…とそこにはじまり
とにかく碁に夢中で他のことは何にも見えないという噺である。

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